これがハイパーループの動力部! ホバーボードと音速鉄道の意外な関係【動画あり】
こいつが時速1200kmで走ることになるのか……(ゴクリ)
ロケットのSpaceX社でおなじみの実業家、イーロン・マスク氏のもうひとつのプロジェクトが、全長610kmの距離をわずか30分で結ぶ超高速交通システム計画『ハイパーループ (Hyperloop)』。
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早くも屋外テスト走行が今月予定されている注目の事業ですが、ここでハイパーループのプロトタイプ・ホバーエンジンが動作する様子を2015年10月に公開された動画で見てみましょう。ちゃんとチューブ内で浮上しているのがわかりますね。
ちなみに、このホバーエンジンを手がけているのは、磁場アーキテクチャ(MFA)ホバーボードを制作する企業Arx Pax社。同社の『Hendo Hoverboard』は有名プロスケーターのトニー・ホーク氏もデモンストレーションしているほどで、こちらの分野でも有力株と目されている期待のスタートアップです。
ホバーボードといえば、2015年は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で近未来世界の舞台となったこともあり、劇中に登場するホバーボードや自動シューレース靴などが多数制作されたのも記憶に新しいところですよね。
そうした未来的なガジェットが実際には発売に至っていなかったことを残念がる声も一部では聞かれましたが、いよいよハイパーループで音速鉄道の実現が見えてきたことで、一気に現実がSF映画の世界を超えていくのかもしれません。テクノロジーの進化スピードって本当に早すぎて、目が回るような気持ちになります。
文/ワタナベダイスケ(編集部)