最新炊飯器から学ぶ味への美学。お米の美味さを引き出す技術は底知れない

炊飯器を作り続けて60年。
それでも進化を止めない炊飯器の美味しさは無限か!?

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炊飯器の善し悪しは高火力をいかにコントロールするかで決まる! 10万円以上が並ぶ高級炊飯器市場が大盛り上がりを見せるなか、その真打ちであるパナソニックのスチーム&可変圧力IHジャー炊飯器『SR-SPX6シリーズ』が発表された。正直、この価格帯となると、各メーカーが持つ渾身の技術を隅々にまで込めている。2006年、三菱電機の『本炭釜』初代モデルが発売して以来、高級炊飯器市場が生まれてから早10年。いくらお米の炊き上がりの美味しさを追求するとはいえ、もうそろそろ限界だろうと思うぐらい、各炊飯器はどれもこれもかなりハイレベルなところに到達しているのが現状だ。

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お米本来の持つ美味しさを引き出すとはいえ、もはや炊飯器側ではなく、お米の品種改良に頼るしかない? もしくは炊飯器はもはや美味しさのベクトルではなく、プラスαの高付加価値を他の高機能などでつけることでしか進化の道はないのでは? とさえ考えていた。

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だが、炊飯器はやっぱり炊飯器。その本質的価値はそのお米の炊き上がりの美味しさでこそ決まる。パナソニックは技術の進化を止めることなく、さらなる領域へと美味しさのレベルを引き上げた。その象徴である新機能が『圧力コントロール』。沸騰時に釜内の水が少なくなった際に、圧力弁をゆっくりと動かすことで、減圧スピードも落とし、粒表面を崩すことなくお米をおどらせることを可能にする。これによりおねばが米粒同士の間に空気の層を作り出し、独自の『220℃IHスチーム』を満遍なく行き渡らせることができるというわけ。もっちりとした炊き上がりのごはんの甘みが10%アップしたというが、実際に試食した際、思わず「甘い」という声が出るほど。昨年モデルでも十分すぎるほど美味しかったが、遥かにそれを超えたのが、口の中でごはんを噛み締めた瞬間に分かった。

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家に居ながらにして、毎日かまどを超える高火力をボタンひとつで実現できる。ガスで炊いている人、直火こそが一番美味しいと思っている人にこそ、食べて欲しい。干支一周、60年間炊飯器を作り続けているパナソニックにしか出せない、世界最高レベルの炊飯器の美味しさを。

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ただ、1点だけ気になる点も実はある。炊飯器自体のデザインについては、もう少しモダンな感じにシフトしてもいい時期ではないだろうか? キッチンがオープン化した多くのモダンな住環境において、赤黒のツートンという、パナソニックのアイコニックなデザインは、やや保守感が強まってきてしまった気がする。革新的な技術、それに伴う美味しさ、さらに高級感をバランス良く融合しつつもシンプルに……。Jコンセプトのような方向へとシフトすることを提案したい。

 

関連サイト

パナソニック公式サイト
パナソニック『http://panasonic.jp/suihan/spx6/』製品紹介ページ

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