ギズモード・ジャパン編集長 松葉信彦、アップルを語る「ぼくらはアップルの人気拡大と共に育ったメディア」

全10回シリーズ「アップルは本当に『終わった』のか?」 (第8回)

「アップルはもうイノベーションは巻きこせない!」 「ジョブズが亡くなり、アップルは終わってしまった…」 そんな評論記事や声高に叫ぶ人たちをネット上で数多く見かける。はたして、本当にアップルは『終わった』のか? その答えを、日本を代表する10人の賢者に訊く。第8回は、ギズモード・ジャパンの編集長に「アップルがもたらした影響」について語ってもらった。

伝説のiPhone 4スクープで多くの人がギズモードを知った

最新テクノロジー情報を中心に、それがもたらす社会変化やガジェット情報などを取り扱うニュースメディア「ギズモード(Gizmodo)」。2006年にその日本版が開設されてから、今年でちょうど10年。その知的好奇心を刺激される記事はギーク層に留まらず幅広い層に支持されており、今では約6900万PV/月を叩き出すモンスターメディアに成長している。本誌読者にも愛読している方が多いのではないだろうか?

さて、ギズモードと言えば、アップルファンにとって忘れられないのが、2010年4月にネットを震撼させた『iPhone 4』のスクープ記事だろう。ある男性がバーで拾ったと言う試作機を5000ドルで買い取り、当時まだ誰も知らなかった次世代iPhoneの姿を大々的に暴き出したのだ。