会話がスムーズすぎて驚き! IoT仕様の新ヘルシオに惚れてしまいそう

IoT家電はここまできた!
献立を相談できる
ウォーターオーブン「ヘルシオ」AX-XW300

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今までインターネットに接続できるとうたったIoT(Internet of Things=モノのインターネット)家電は色々あったが、インターネットに接続することを目的とした使いづらい家電が多く、個人的には今ひとつ興味を持つことができなかった。

しかし、ついに「コレは使ってみたい!」と心から思えるIoT家電が登場して、ワクワクしている。 シャープから発表されたウォーターオーブン『ヘルシオ AX-XW300』には無線LANモジュールが搭載されており、直接インターネットに接続できるようになったのだ。本体には、対話ができるAI(人工知能)が搭載され、クラウドサービス「COCORO KITCHEN」と連携。季節や天気、調理履歴などを考慮して、クラウド上のレシピから最適なレシピを見つけ出すだけでなく、会話を重ねることで、ユーザーの嗜好を人工知能が学習して成長していくという。

「おはなし」ボタンを押して
「今晩、何作ろう?」と相談すると……

「おはなし」ボタンを押すだけで、会話ができる。ボタンを押すと、「こんにちは」「ハーイ」とフレンドリーに返事をしてくれる。こうした会話は、先日シャープが発表したモバイル型ロボット電話「ロボホン」とそっくりで、シャープがこれまで力を入れてきた精度の高いAIが活かされている。 「今晩、何作ろう?」と質問をすると、「今日は暑くなるみたい。スタミナのつく、スペアリブの黒酢風味焼きはどうですか?」と提案してくれる。

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本体前面にはマイクを備え、「おはなし」ボタンを押すとヘルシオから質問をされる

 

ここで驚いたのは、”暑くなるので”や”スタミナのつく”といった、料理の名前以外の言葉があり、自然な会話ができること。これまでは必要最低限の情報しかやりとりできず、会話できたとしても冷たい印象だったが、こちらがAIに合わせて言葉を選ぶことなく、人と会話するようにスムーズにやりとりができる印象だ。他にも、「300キロカロリー以下でお願い」というと、適したメニューを検索してくれる。また「みんなで食べられる料理」といった、ざっくりした質問にも答えてくれた。

「子供が嫌い」といえば、
そのメニューの提案は減っていく

会話を重ねることで、ユーザーの嗜好を人工知能が学習していくので、それぞれの家庭に合ったヘルシオに成長していく。たとえば提案されたメニューに対して「それは子供が嫌い」というと、そのメニューの出現が減る。どんどん進化していくオーブンレンジとなっているのだ。 作ったレシピは蓄積されるので、「肉料理が続いているから魚を使った料理はどうですか?」といった提案をすることもあるという。メニューの種類が増えていくことはもちろん、会話の精度も上がっていくということだ。

 

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「考え中」と表示される。ユーザーの嗜好を人工知能が学習していく

 

専用アプリをダウンロードすればスマホとも連携できるが、スマホをタッチしたり、近付けたりしなくても単体で操作できることが、新しいヘルシオの素晴らしい点だと感じた。

ゆで卵もドライフードも
手軽にできる

ウォーターオーブンだからこそできるメニューも豊富だ。冷凍、冷蔵、常温が混在した食材や、分量の多少に関係なく自動調理ができる「おまかせ調理」を搭載している。電子レンジでは調理できないゆで卵もできるなど、調理の幅が広い。

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ゆで卵が調理できるのは嬉しい! 低温でじっくり加熱し、食材の水分を飛ばすことで、甘みや旨味などを凝縮したドライフード作りができるようになった。油を使わないチップスやおつまみが簡単に作れる。実際に試食してみたが、甘みが増したパイナップルや、ビーフジャーキーは絶品だった。時間は2時間~5時間程度かかるが、お酒好きにはたまらない機能だ。

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買うと高いドライフードも、家で作れる。ビーフジャーキーが絶品

イメージしていた
”未来の家電”が現実に

そんなわけで、とても気になっている新しいヘルシオ。主婦にとって料理をする上での毎日悩むことといえば、献立を考えること。毎日の食事作りで「何にしようかな」と悩んでいるが、それを家電に相談できるようになった。しかも、学習して我が家に合った献立を提案してくれるようになる。イメージしていた未来のIoT家電が、ついに現実に近付いてきたと思うと感慨深い。 あとは、どこまで自分の声を認識するのか、会話はどれくらいタイムラグがあるのかが気になるところ。実機を早くチェックしたい。

文/家電プロレビューアー 石井和美

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