なぜジェームズ ダイソンは 今もデザインエンジニアと 名乗り続けるのか?

ジェームズ ダイソン。御年69歳。経営のトップこそは後身に譲ったものの、チーフデザインエンジニアの肩書きだけは譲らない。その理由は製品を生み出し続けるだけでなく、“人を生み出すエンジニア”としてもますます現役だから。

課題を見つけて技術で解決。これがダイソンの企業哲学

サイクロン式掃除機の歴史を紐解くと、1986年に5127台ものプロトタイプを製作した後、ようやく製品化された「G-force」に辿り着く。ジェームズ ダイソンが当時使用していた高級な紙パック式掃除機がすぐに目詰りをして、吸引力が落ちてしまうことに疑問を感じ、それまでとはまったく違うやり方でサイクロン式掃除機を発明したことは、よく知られている逸話だ。