ノズル自由自在。コードレススティック掃除機『iT MC-BU500J』を使い倒す

「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深堀りレビュー。今回は、パナソニックのコードレススティック掃除機『iT(イット)MC-BU500J』を使い倒します!

 
パナソニック
コードレス スティック掃除機 iT MC-BU500J
実勢価格:7万5060円

【基本スペック】
サイクロン式
集塵容積:0.2L
使用時間:(強)約 10分 (自動)約 15〜約30分
ハウスダスト発見センサー

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コードレススティック掃除機 iTってどんな掃除機?

ノズルの進化で掃除効率を極限まで高めた掃除機

本体を半回転させることで、ノズルを“I字型”にも“T字型”にも自由に切り替えられ、広い床面から家具と壁の隙間まで掃除ができるコードレススティック掃除機“iT”。

ゴミの溜まりやすい壁際にノズルをピタッとくっつけることで、前面が上に開く独自の「ガバとり」構造がもうひとつの大きな特長。これにより、壁際に沿ってスムーズに動かすこともできるので、隅々まで効率的にきれいにできる。同社ならではの「ハウスダスト発見センサー」は、目に見えない約20μmの微細なゴミまで検知。ゴミの有無を視覚的にランプで確認できる。また、自動モードで、ゴミを検知しないきれいになった床面などを掃除している時は、自然と吸引力を弱めることで省エネ運転できる。本体サイズは業界で最も細みの幅7.2cm(ノズル“I字型”時)のスリムボディを実現。例えば、家具と壁のデッドスペースなどにも、さりげなく置くことができるほか、リビングなどに出したままでも、見た目もいいため、省スペースで快適に設置することが可能だ。

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本体はグリップ部分からノズルの付け根部分まで、正面から見ると、すべてヘアライン仕上げに。リビング家電にマッチする高級感のある雰囲を演出。

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床掃除するスタンダード時に握るグリップは凹凸があって握りやすく、ハンディタイプにしても、上部のバー部分に細かな溝が切ってあり、握りやすい。

コードレススティック掃除機iTのノズルをチェック

ノズルが狭い隙間にもスッと入る
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ノズル幅が5cmと細いため、家具と壁などの狭い隙間にもスッと入り込んで、奥にあるゴミやホコリなどもどんどん吸い込んでくれる。

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レギュラーポジションに置いてある状態から手首をくるっと一回転させると、ノズルが立体的に回転することで縦置きに早変わり。

壁際もガバッとゴミが取れる
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ゴミの溜まりやすい壁際などにピッタリと密着させることで、ノズル前面が開いてブラシが壁際まで届く。ゴミをしっかりとかきこむ。

家具の下にもしっかり入る
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AVラックなど脚のある家具の下の隙間などにもしっかりとノズルが潜り込み、ピッタリ床に密着するので、見えないゴミまで取る。

用途に応じた2種類のアタッチメント
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窓のサッシ部分などはすき間用ノズル、階段などに溜まったホコリをきれいに取るならペタすき間ノズルと2種類が用意されている。

コードレススティック掃除機iTの吸引性能をチェック

床面の種類による吸引性能差があり
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フローリングはほぼ1回滑らせるだけで、大半の目に見えるホコリやチリを取り去る。

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絨毯に絡まっているゴミは何度か往復させることで、ほとんどのホコリが取れる。

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ハウスダスト発見センサーは見えない微細なホコリやチリまでしっかりと視覚化する。

ゴミ捨てはダストカップを外してカンタン
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ダストカップは0.2Lと小さめながらも、掃除終了後に毎回ゴミを捨てれば問題なし。カップ下のボタンを押してカンタンに取れる。

収納や充電は家具と壁の間で場所を取らない
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細身の本体は10cmほどの隙間があれば、どこにでも置ける。充電台は壁にネジ止めして使用(T字型のみ)。グリップ裏に滑り止めのゴムもあり。

 
使い倒しインプレッション
 

本当にすごいコードレス掃除機を作ったものだと感心

今年は各社が発表するコードレススティック掃除機が軒並み“当たり”で、発表会などに参加するたびに、各メーカーの底力を思い知らされることが多い年だ。そのなかでもNo.1の“当たりモデル”といっても過言ではないのが、今回インプレしたパナソニックのコードレススティック掃除機iTだろう。

掃除機にとって最も大切なポイントは、ノズルの操作性と密着性であると筆者は考えている。本機はその両ポイントが高評価で、「これはコードレススティック掃除機の完成形かもしれない」と思ったほどだ。

まずは操作性から。グリップをくるくる動かすと、左右それぞれに直角に近いぐらい首を振ってくれるので、ダイニングテーブルのイスの脚が並ぶスペースなどでもとにかくストレスがない。さらに驚いたのが、床面にピッタリとくっつくことで、その細みの本体が、5cm程度の家具の下の隙間にもビックリするぐらい奥まで入り込んでいく点だ。これまでは確実に見て見ぬ振りをしていた場所も、思わず掃除をしたくなるほど。しかもその状態でもノズルが浮いてしまうことがなく、しっかりと密着しているのには恐れ入る。

当然、本機の特長であるノズルが立って、細い隙間にもどんどん入り込んでいくスタイルは、コードレス掃除機の歴史にとって語り継がれるエポックな進化だろう。床掃除に限って言えば、よほどのきれい好きでないかぎり、わざわざアタッチメントを代えてまで、そんな細かなところは掃除しない。だが、このノズルを使えば、「むしろ掃除したい!」と、わざわざ隙間を見つけようとするほど能動的な気持ちになった。

「ハウスダスト発見センサー」を搭載している点も注目。ゴミを視覚化してくれるのはもちろん、自動モードにしていれば、ゴミのあるところは吸引力を強め、きれいなところは吸引力を弱めてくれるという至れり尽くせり感。何も考えなくても、使っているだけで自動的に省エネしてくれるのはうれしい機能だ。

デザインも武器っぽく、男だったらついつい触れたくなるようなスタイルなのは好印象。実際、リビングなどの家具と壁の隙間などに置いてあったら、間違いなく掃除したくなるほど。パナソニックは本当にすごいコードレス掃除機を作ったものだ。
 
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ペタすき間ノズルはブラインドなどのホコリやチリを取るのにも便利。ここまでデザインが良い本体だからこそ、充電器やアタッチメントも、本体と統一感のあるカラーなどにこだわって欲しかった。
 

結論

予算が合うならこれは買いだと断言してもいい

広い場所も狭い場所もひとつのノズルで、同じようにきれいにできるのは本当に感動モノだ。本体も軽量で操作性も良く、ブラシを回転させることで、小回りと走りの良さを体感できる。死角がほとんど見当たらず、予算が合うならこれは買い! と断言してもいいだろう。

【ここが○】

・ノズルの操作性と密着感がハンパなくゴミをとにかく取っていってくれる。
・細くて軽くて家具の下にもどんどん攻め込んでいってくれる。
・狭い隙間掃除にも果敢にチャレンジしたくなるほど気持ちが上がる。

【ここが×】

・壁掛け用の充電器だけはもう少しデザインやカラーを統一して欲しい。
 

文/滝田勝紀 撮影/江藤義典

関連サイト

スティック掃除機「イット」 MC-BU500J 製品ページ

※『デジモノステーション』2016年9月号より抜粋