ドバイ〜アブダビ間たったの12分! 音速列車「ハイパーループ」がUAE進出か

いつのまにか米国を飛び出すプロジェクトに?

電気自動車の「テスラ」や宇宙ビジネスの「スペースX」で知られる実業家のイーロン・マスク氏の構想による、時速1200kmの超高速交通システム計画が「ハイパーループ(Hyperloop)」。ロサンゼルス〜サンフランシスコ間(全長610km)を30分で結ぶべく、現在ネバダ州でテストおよび開発が進められている本プロジェクトが、どうやらアラブ首長国連邦(UAE)にも進出することになる模様。

同プロジェクトを推進するHyperloop One社は、「Dubai to Abu Dhabi 12min(ドバイ〜アブダビ間12分)」などのフレーズを掲げたティザー映像を公開しています。およそ160km以上の距離があるドバイとアブダビ、バスで移動するとだいたい2時間ほどかかると言われていますね。さすが音速鉄道とまで呼ばれることのあるハイパーループ。やっぱり速いです。なお、ドバイから国境をまたいだサウジアラビアの首都リヤドまでは48分、カタールの首都ドーハまでなら23分、マスカット(オマーン)へは27分で到達できるとのこと。

Hyperloop One社のサイトでは、11月8日に建築家のビャルケ・インゲリス氏(Bjarke Ingels)とともに「交通手段の次のモードを示す新たなビジョン」を明かすと告知しており、UAEへの進出もこのタイミングで正式発表されると思われます。

ちなみに同社のTwitterはこの発表を「アメリカ大統領選挙をしのぐ重大な瞬間だ」と熱っぽくツイートしていますが、はたしてどんな発表が行われるのか、注目していきたいところ。

hyperloopuae02 hyperloopuae03

2018年の旅客輸送スタートを目指して開発を進めているこのハイパーループ。プロジェクトが進むにつれ、技術的な課題が浮き彫りになってきているとの話もチラホラと聞こえてはくるものの、UAEと組むと聞くと、なぜか豊富な資金力でどうにか解決してしまいそうな気がしてくるのが不思議。

世界でもっとも大きな人工島群パーム・アイランド、世界一高いホテルのブルジュ・アル・アラブ、そして世界一高いビルであるブルジュ・ハリファなど、とにかく「世界一」が大好きなイメージのあるUAE。次は「世界一速い列車」としてのハイパーループに目をつけた、ということなのかもしれません。

ハイパーループのこれまでの経緯はコチラ

 

文/ワタナベダイスケ(編集部)

関連サイト

ハイパーループUAEの予告ページ