まるでジェット機!? ロー&ロングのハンドメイド電動バイク『zecOO』見参

超個性的な電動バイク『zecOO』!
それは市販モデルでもっとも“金田のバイク”に近いマシン

電動モーターで走り、なおかつ近未来的デザインでカッコいい。大友克洋作品「AKIRA」に登場する“金田のバイク”を地で行くようなバイクが、ここで紹介する『zecOO(ゼクー)』だ。AKIRAの時代に間に合った! と思わせるデザインとメカニズムに迫る!

スタイルだけじゃない! 高い走行性能も要注目

「どこにある? 金田のバイク〜?」

鉄雄ならずとも「金田のバイクのような電動マシンには、いつ乗れるんだろう?」と待ちわびている諸氏にぜひ注目してもらいたいのが、この『zecOO』。電動バイク、そしてロー&ロングなスタイリングと“金田のバイク”的な要素を持ち合わせ、なおかつカッコいいのが何よりのポイントだ。しかも、このマシン、デザインだけのコンセプトバイクではなく、実際に公道走行が可能で、しかも、少々高額ではあるものの、お金を出せば誰でも買える市販車なのだ。

気になる性能だが、モーターの最高出力は50kW(約68馬力)だが、最大トルクは144Nmと1000ccクラスの大型バイク並み。回転数ゼロから最大トルクを発揮するモーターの特性を活かして、腕さえあれば劇中の金田のような走りを体現できる。航続距離は約160kmと長距離ツーリングには不安が残るが、ちょっと高速を飛ばして帰ってくるような使い方には十分。何より、斬新なスタイルは走っていても停まっていても注目度は抜群だ。

AKIRAファンならずとも乗ってみたくなること間違いなしの、まさに夢のマシンといえよう。

ロー&ロングでカッコいい! これぞオレたちが待っていた電動バイク!

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zecOO motorcycle
zecOO
価格:888万円(受注生産)
モーターと重量のあるバッテリーを車体の中央に配置し、姿勢変化の少ないハブステアリングを採用。長いホイールベースは、電動バイクならではの意味のある形なのだ。1台ずつ職人によって手作りされるため受注生産となる。

最高出力:50kW
重量:280㎏
最高速度:160㎞ /h
航続距離:160㎞

ハンドルは左右別体で別々に動かす!
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『zecOO』の操作で一番特徴的なのがハンドル。一般的な1本のバーではなく、左右それぞれを前後に動かすレバーのような構造。操作には慣れが必要だが、未来感があって面白い!

板状のフレームでバッテリを挟み込む構造
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骨格となるフレームは2枚の板状で、重量のあるバッテリーを両側から挟むような構造だ。

前輪は片持ちのハブステア
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一般的なフロントフォークではなく、リアタイヤのようにスイングアームで支える方式を採用する。

モーターは後輪の前に搭載
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空冷式のモーターを車体の中央、バッテリーの後ろに搭載。高速ではジェット機のような音を発する。

ライトはHIDの1灯
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個性的なルックスの一部を担っている前方に突き出したライト。HIDを採用し明るさは十分。

後輪も片持ち式でベルトドライブ
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リアタイヤも片側しかスイングアームのない構造。特徴的な18インチの大径ホイールをさらに印象付けるデザインだ。駆動にはベルトを使い、こちらもインパクトのある見た目。

ハイパワーだがスムーズ! 予想以上に乗りやすい

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短い距離だが試乗も体験。走り出しは静かでとてもスムーズ。速度が上がってくると、モーターの「キュイーン!」という音が大きくなり、否が応にも気持ちが高まる! ユニークなハンドル操作は慣れるまで少し戸惑うが、上半身の力を抜いて、バイクの基本的な乗り方をすれば大丈夫。車体の長さの割に小回りは効き、バックもできるので車庫入れなどの際にも困らない。イメージに反して予想以上に乗りやすいマシンだ。

文/増谷茂樹 撮影/松川忍

※『デジモノステーション』2016年12月号より抜粋

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