人体で発電! まさに「マトリックス」な充電不要スマートウォッチ

まるで永久機関で動いているようなスマートウォッチ

スマートウォッチを使っている人のなかには、バッテリ駆動時間に不満を持っている人は多いんじゃないでしょうか? なにしろ、現在のスマートウォッチは1日か2日しかバッテリが持たない製品が大半なので、普通の腕時計の感覚では使えないのが残念なところです。そんな常識を覆すのが『MATRIX PowerWatch(マトリックス・パワーウォッチ)』。これはなんと、充電不要で動き続けるという、これまでの常識を越えたスマートウォッチ。

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じゃあ、どうやって動いているのか?というと、なんと、

「自分で発電する」

というのです。驚くべきことに、人間の持つ熱から発電してしまうのだそう。だいたい人間の体温は36度程度ですが、通常は周囲の気温よりは高いもの。この体温で発電しちゃうというわけ。さらに、この温度を、運動レベル、睡眠、そしてどれだけカロリーを消費したのか? などといった活動量を計測するのにも利用しているといいます。

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時計としての機能もたいしたもので、スマホ経由で時間をアジャストし、常に正確な時刻を表示してくれます。さらに水深50メーターにまで耐える防水仕様なので、スポーツ時の汗も気にせず使えそう。また、スマートウォッチらしくウォッチフェースを自分好みに変えることもできますよ。

どうやって発電しているの?

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「パワーウォッチ」として最大の特徴となる発電機能は、温度差を電圧に変換する「ゼーベック効果」を利用したもの。NASAではこの技術を惑星探査機ボイジャーや火星探査車キュリオシティの発電に採用しているということですし、NASAの宇宙探査レベルの技術が身近な腕時計で使われていると思うと、なんだかロマンを感じますよね。ちなみに、この時計の開発には5年の年月がかかっているとのことです。

アプリはiOSとAndroid両対応

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アプリはiOSとAndroidに対応したものがそれぞれ提供され、いずれのOSでも消費カロリー、歩数計、睡眠の質などを知ることができます。そして、ユーザーの体温でどれだけ発電したのかも知ることが可能。また、アップルのヘルスケアアプリケーション「HealthKit」ならびに、Androidの「Google Fit」にも対応しているとのことです。独特な楽しみ方としては、友達とデータを共有し、誰がもっとも発電したか、もっともカロリーを消費したのは誰か、といった項目を競うこともでき、ゲーム的に遊ぶこともできちゃう。

クラウドファンディングのIndiegogoにて、あっという間に人気アイテムとなった『マトリックス・パワーウォッチ』。ゴールまで約2ヶ月を残して目標金額の3倍以上の資金調達を達成し、はやくも購入可能レベルになっています。ちなみに商品が届くのは2017年7月予定とのこと。価格は129ドルあるいは139ドル(およそ1万4000円から1万5000円程度)と意外にリーズナブルなので、興味のある人は購入してみてはいかがでしょう。
 

文/一条真人

関連サイト

MATRIX PowerWatch(Indiegogo)

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