【レビュー】スマホで操作できる1台3役のファンヒーター『Dyson Pure Hot+Cool Link』

「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深堀りレビュー。今回は空気清浄機、扇風機、ヒーターの1台3役『Dyson Pure Hot+Cool Link』を深堀りする。

ダイソン
Dyson Pure Hot+Cool Link
実勢価格:7万8624円

【基本スペック】
暖房性能8/4.5畳、8畳を30分で空気清浄、ナイトモード、スマホ対応

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Dyson Pure Hot+Cool Linkってどんな家電?

空気清浄+Wi-Fi+温風+扇風機の全部入りモデル

羽根のない扇風機として多くの話題を集めた、ダイソンの空調家電シリーズに新作となる『Dyson Pure Hot+Cool Link』が登場した。空気清浄機能とWi-Fi接続機能が搭載され、さらに、送風だけでなく、温風機能も備えるモデルだ。

それぞれの機能を個別に搭載する製品はすでに発売されており、同モデルは羽根のないシリーズに置ける、全部入りモデルだといえる。

空気清浄機は微細なPM0.1レベルの超微小粒子物質まで99.95%の精度で除去できる360°グラスHEPAフィルターを搭載。清浄された空気をファンヒーター部に送るため、室内にはキレイになった空気を送れる。

さらに今回、Wi-Fi機能を搭載したことで、室内や住んでいる地域の空気の情報を得ることが可能だ。オートモードでは、自動で空気の状態をモニターし、必要に応じて、自動的に作動して、室内の空気をキレイな状態にしてくれる。

涼風だけでなく温風にも対応し、冬場にも活用できる。

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吸い込んだ空気を2カ所の開口部から放出することで送風する仕組み。このときに周辺の空気を取り込んで増幅させて送風するAir Multiplierテクノロジーを採用している。扇風機のように羽根がないため、子どものいる家庭でも安心だ。

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プリーツ状に折った高密度の360°グラスHPEAフィルターで吸い込んだ空気に含まれている微細な有害物質などを漉し取る仕組み。
 

Dyson Pure Hot+Cool Linkの基本操作をチェック

【本体は電源のみで細かな設定はリモコンで】
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▲操作の多くは本体上部に磁石で固定できる付属のリモコンで行う仕組み。各ボタンの機能もわかりやすい。

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▲本体正面下部に電源ボタンとLEDを配置。涼風の場合は風量を、温風の場合は温度設定を表示する。

【ジェットフォーカステクノロジー】
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▲奥と手前の2カ所に開口部を搭載。より遠くまで届くフォーカスモードは奥からの気流が生み出す。

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▲奥と手前の両方の開口部から出た気流を合わせることで、広範囲に風を送れるワイドモードが利用できる。

【スマートフォンから操作できる】
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▲Wi-Fi接続することでスマートフォンから操作が可能。これは側にいるときだけでなく屋外からも操作可能だ。

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▲専用アプリ「Dyson Link」からスケジュール設定が可能。朝起きる時間に部屋を暖めるなどの使い方ができる。

Dyson Pure Hot+Cool Linkの使い勝手をチェック

【空気の状態がスマホでわかる】
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▲専用アプリ「Dyson Link」のホーム画面。居住エリアの空気の状態と室内の状態を同時に表示できる。

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▲空気の汚れの状態と変化をグラフで表示可能。オートモードの場合、空気が汚れたら自動的に空気清浄できる。

【オートモードとナイトモードも使い分け】
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▲空気の汚れを検知すると自動的に動作するオートモードを搭載。室内の空気を常にキレイに保てる。

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▲ナイトモードを選択すると、ほとんど風切り音のない風量4以下に自動調整。またLEDも非表示にできる。

【重心が低く倒れにくい】
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▲細長いフォルムなので、一見すると不安定にも見えるが、モーターなどを本体下部に搭載しているため、重心が低く、安定している。本体上部を押してもなかなか倒れなかった。

使い倒しインプレッション

1年を通して使える多機能をしっかり搭載

ダイソンが展開する羽根のない扇風機シリーズは安全性とデザイン性の高さで注目されていたモデルだ。 今年3月に、Wi-Fi機能を搭載した『Dyson Pure Cool Link』が登場。そして、この秋、ファンヒーター機能も備えた、『Dyson Pure Hot+Cool Link(以下Hot Link)』が登場した。

Hot Linkを使って感じたのが、同シリーズの安全性に加えて、実用性がプラスされたことだ。

そのひとつが、オートモードによる空気清浄機能。Wi-Fi機能を搭載していなかったときは、あくまで空気清浄機能のある扇風機という使い方に限定されていた。送風が不要なときは空気をキレイにできなかったのだ。しかし、Hot Linkにはセンサーとオートモードを搭載。室内の空気の汚れを検出して、不在時でも自動的に動作、空気をキレイにできるのだ。この機能は子ども部屋や寝室など、人の出入が少ない部屋に特に有効だ。また、空気がキレイな間は動作しないため、省エネ性も高い。

そして、もうひとつがスケジュール機能の搭載だ。スマートフォン上で曜日ごとに動作スケジュールを設定できる。毎朝起きる時間に暖房を付けることができる。

送風機能では、まっすぐ遠くまで届く、フォーカスモードと広いエリアに風を送るワイドモードができる。ワイドモードは正面への風が強くないため、暖房時でも直接的な熱風を感じさせないのが使いやすかった。スイング機能と組み合わせて使うとより快適だ。

残念ながらテスト期間はそれほど気温が下がらなかったので室内をどれぐらい暖められるかは検証できなかったが、本体から2メートルほどの距離でも暖かさが感じられた。8畳ほどの部屋で本体が自分を向いていれば、十分に暖まれそうだ。また、テスト期間はオートモードに設定していたところ、部屋の空気が大きく汚れなかった。汚れを検出すると素早く清浄している印象だ。

Hot Linkは8畳ぐらいまでの空間で〝1台3役〞として活躍できる空調家電だと感じた。なによりも多機能性と省スペース性を両立した製品は他にはない。1年通して活躍できる一台だ。

結論

【ここが○】
・コンパクトサイズに送風、温風、空気清浄機機能をすべて搭載
・オートモードで自動的に室内の空気をキレイにしてくれる
・羽根がないうえ、送風部もやけどするほどには熱くならない

【ここが×】
・リビングのメインの暖房機器として使うには非力

プライベートスペースの多機能空調機器として大活躍

安全性の高い羽根のない扇風機、ファンヒーターとしての機能に、高精度の空気清浄機機能と、Wi-Fi機能をプラスしたことで製品としての使い勝手は非常に高いものに。特にオートモードを設定することで常にキレイな空気を保つことができる。寝室や子ども部屋などに最適だ。

サイズ:H632×W222×D222mm 質量:3.91kg コードの長さ:1.8m 最小/最大消費電力:涼風モード 5.1/40W、温風モード 1,200W 暖房能力:コンクリート住宅8/4.5畳、木造住宅6/3畳 空気清浄能力:8畳/23畳(8畳を清浄する目安 30分)

 

文/コヤマタカヒロ 撮影/大久保惠造

※『デジモノステーション』2016年12月号より抜粋

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