家電アナ吉田尚記が感動!「radikoタイムフリーはラジオ界の革命だ」

リンゴとペンという“イマドキ”な組み合わせを意識したのか、『iPad』で『Apple Pencil』の書き味を楽しむ吉田尚記。

久しぶりにリンゴマーク製品を紹介するのかと思いきや「メモ魔として気に入ってるけど、それよりも今日はラジオ界の革命について話したい!」と、アッポーペンを脇に押しのけ息を巻く。家電を愛でる姿ばかり目にしているので忘れがちだが、そういえばこの兄ちゃん、ラジオ局・ニッポン放送のアナウンサーだった。

生粋のメモ魔として『Apple Pencil』を堪能中の吉田アナいわく、「『iPad』は音が大きくてradiko向き」とのことです。(編集部)
生粋のメモ魔として『Apple Pencil』を堪能中の吉田アナいわく、「『iPad』は音が大きくてradiko向き」とのことです。(編集部)

今月のZOOM! 観察ガジェット
 

radiko.jp
radiko「タイムフリー」
無料(プレミアム会員:月額350円)

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ネットでラジオが聴けるサービス&アプリが、10月より「タイムフリー」「シェアラジオ」を導入。1週間以内ならあらゆる番組を聴き直すことができるようになった。

 

「サイマルラジオサービス『radiko.jp』が始めた<タイムフリー>によって、過去1週間分の番組をさかのぼって聴けるんだ。1番組につき一度再生を開始してから3時間までという制限はあるものの、画期的な試み。

プレミアム会員になって<エリアフリー>を利用すれば、radikoに参加している全国84局の番組が聴ける。ニッポン放送でも1週間に100番組は放送していることを考えれば、僕らは8000以上の音声コンテンツにアクセスできるようになったんだ。今やすべての番組が“裏番組”」と、radikoの“中の人”は闘争心を燃やす。

ラジオウォッチャー・やきそばかおる氏と勢いで始めた業界初(?)のラジオ番組紹介ツイキャスで、全国の未知の番組を紹介。(編集部)
ラジオウォッチャー・やきそばかおる氏と勢いで始めた業界初(?)のラジオ番組紹介ツイキャスで、全国の未知の番組を紹介。(編集部)

「ただ、こうした状況になると“何を聴けばいいのかわからない”という声も挙がるハズ。そこでラジオ番組をガイドするコンテンツが必要と考え、毎週金曜日の22時からツイキャスで『週刊ラジオ情報センター』という番組を始めたんだ。面白い番組をシェアするなかでリスナーの注目を集めたのがIBS茨城放送の『なるほど泌尿器科』。“座るとペニスが痛くなる”という悩みを“毛を巻き込んでいる可能性がある。チョキチョキしよう”と的確にアドバイス。タメになる!」。どうして半笑いなんだ、吉田。

「他にも栃木の放送だったかな? 動物園の飼育員さんの番組があって……」と検索するもヒットせず。「この時代にググって出てこないものあるんだ(笑)」。だんだんマニアックな番組をシェアした奴が勝ちみたいな話になってきてないか?

吉田アナも注目する山形放送の『オタク捜索 2次元ポリス』と山陰放送の森谷佳奈アナの番組。プレミアム会員ならエリア外の番組も聴けます(編集部)。
吉田アナも注目する山形放送の『オタク捜索 2次元ポリス』と山陰放送の森谷佳奈アナの番組。プレミアム会員ならエリア外の番組も聴けます(編集部)。

「テレビやネットが空気を読む場になってしまい、検索だけで物ごとが回って前から知っていた情報をより深く知るだけになっている状況のなかで、ワケのわからない情報に突然ドカンと触れられるラジオの価値は大きい。例えば専門家が5分以上しゃべり続けるような本格的なニュース解説はテレビではやりにくい。それはテレビが基本的に映像を出すことで成り立っているメディアだからでもあるし、構成上どうしてもまとまった時間を割けないという理由もある。でも専門家が長時間しゃべり続けるなんて、ラジオでは毎日行われてるよね? いわば、テレビやネット全盛時代に欠けているものを補完できるのがラジオなんだ。そういう意味でもradikoには“起動したら自動的に何かの番組が始まる機能”を付けてほしい。8000も番組があれば、必ず何かが引っかかるから」と、泌尿器科が引っかかった男は熱っぽく話す。

さらに「他のことをしながら聴けるのもラジオの強み。作業の邪魔をせず、つければ場の雰囲気が一変する。radiko自体のデータ容量が軽いのも大きな魅力。スマホでの7GBの通信制限になるには1日7時間、1カ月で200時間以上聴いてやっと到達する程度のデータ量だから、この機会にradikoをつけることを習慣化しようよ」と話し、テンションを高めるのだった。

骨伝導Bluetoothヘッドホン、AfterShokz『TREKZ TITANIUM』。耳穴を塞いでいないのがおわかりいただけますか。(編集部)
骨伝導Bluetoothヘッドホン、AfterShokz『TREKZ TITANIUM』。耳穴を塞いでいないのがおわかりいただけますか。(編集部)

「ラジオを聴くときにお薦めなのが、AfterShokzのワイヤレス骨伝導ヘッドホン。耳を塞がないから周囲の音を聴き分けられ、“ながら作業”をするラジオ好きにぴったり」。ちゃっかりガジェットも新調し、ラジオっ子はゴキゲンである。

「裏技っぽいけど<タイムフリー>の3時間制限は端末・ブラウザごとの制限だからハードウェアを変えれば聴ける。ネット局がある番組の場合は放送局を変えればまた聴くことができるんだ。さぁ、泌尿器科に続くお宝番組をサルベージするぞ!」と燃える家電アナ。そのお宝、すっごく偏りありそうなんですけど……。

吉田 尚記(よしだひさのり)/ラジオは作るのも聴くのも大好きなニッポン放送アナウンサー。アイドルやアニメ、落語に精通しているほか、毎週放送されている8000ものラジオコンテンツから珍妙(だがいたって真面目)な番組を選ぶラジオソムリエとしても活躍しているが、まだそれを知る人は少ない。

 

文/アメリカ・アマゾン(@America_Amazon

『デジモノステーション』2017年1月号より抜粋

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