Facebookスパムにご用心/ポケモンGO Plusをゲット/UberEATSで稼ぐ【インターネット鵜の目鷹の目】

皆さんは「ニュース」や「新しい話題」ってどこから入手してますか? 僕は普段、「調教」済みのFacebookのフィードからゲットしてます。そこに溢れる「インターネット」の「旬」。それに僕なりの切り口で分析して皆様にお届けするのが、題して「インターネット鵜の目鷹の目」。

世永玲生の「インターネット鵜の目鷹の目」: マーケティングコンサルタント世永玲生が、自身のFacebookのフィードに流れてきた、
インターネット界隈の気になるトピックを独自視点で分析、レポートする。

【話題1】
ネットに詳しい人を狙う「Facebook動画スパム」の巧妙な仕組み

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Facebookの乗っ取りに引っかかる人っていうと、どんな人物像をイメージしますか? 「PCやインターネットにあまり強くない人」「ご高齢の方」など、一般的にそんな方々を思い浮かべるのではないでしょうか。最近、その傾向にちょっとした変化が……。実はFacebook上では現在、今までそういう人たちを横目でみていた「情報強者」が、ことごとく大量感染している動画スパム(ウィルス)が大流行しています。

これは厳密に言うとウィルスではないのですが、Facebook上の友人に対して、その友人の動画のように偽装したURLを送りつけ、それを開いてしまった人のFacebookアカウントを乗っ取り、その乗っ取った相手のフレンドリストから更に同じようなURLを送りつけるといった仕組みのスパムなのです。

さらに、巧妙な仕組みを用いていて、ある程度「PCやインターネットに詳しい人」ほど被害を増大させやすい仕組みになっています。

さて、このスパムの仕組みで興味深いのが、その送りつけの手法です。今までの動画スパムは英語でメッセージが送られてきて、それにリンクがついているという、明らかに怪しいものでした。ですが、今回のスパムは、“あなたの名前+video”という名称で動画だけが送られてきます。

英語の怪しいリンクを、突然送りつけられただけでは、当然クリックしないような人が、自分の動画に見えるサムネールがついた動画ファイル(風)だと、うっかり開いてしまい、被害が拡大しているのです。

さらにこのスパムはオンライン中の関係値が深いフレンド(これはFacebookアプリ等でも入手できるソーシャルグラフです)に絞ってスパムメッセージを送りつけてきます。「あ。××さんからの動画だ、見て返事しないと。」って気持ちを利用しているわけです。

そして、このファイルはそれぞれのフレンドのフィードにも投稿されるので、「あれ、××さんの動画がアップされてる!」と思った周りの人まで次々と被害に合うのです。人の心理状態を細かく想定したネガティブな「ユーザー中心設計」のスパムといえるでしょう。こういったセンスは人を幸せにする方向に活用してほしいものです。

【話題2】

1日に3万円以上の収入を得た人も? フードデリバリーサービス「UberEATS」

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車の配車サービスで有名な「Uber」が新しくはじめたフードデリバリーサービスが、「UberEATS」です。複数の飲食店をまとめた、宅配オンラインサービスを行っている会社は以前からたくさんありました。これらと比較して、「どこそこはなぜUberEATSと同じことをやれなかったのか!?」なんて議論もよく起こっていますが、それはそもそも間違いです。

Uberは皆さんご存知の通り、配車サービスをメインとしたサービスを全世界で展開する会社です。このサービスは紐解くと、運転手と利用客のマッチングサービスであり、基本的に行っていることは「運転手」と「利用客」を「繋ぐ」ことです。この「利用客」をデリバリーするのを「フード」に置き換えただけなのが、「UberEATS」で、いわゆる「デリバリーフードサービス」の延長線上に考えられたものではないわけです。

飲食店側はデリバリースタッフを雇うことなく、フードデリバリーに参入でき、デリバリースタッフは「空いた時間」を自由に活用し、働くことが出来る。そして結果としてUberは儲かって、注文する側は1品から気軽にノーコインで注文が出来るわけです。

テクノロジーが人と人を繋いで、みんなをハッピーにしている好例です。六本木でデリバリースタッフをやっている人の中には1日に収入が3万円越えた方もいるそうです。さらに噂によれば、フードデリバリー受託の競合サービスより、お店側の負担も少ないとのこと。

デリバリーそのものはもちろん、フードのクオリティに対しても「Uber」の仕組みで細かくレビュー出来るので、「Uber」の「運転手」が短期間でサービスのクオリティを著しく向上させた「信賞必罰」なインターネットによる民主化がこれから起ころうとしているのです。

【話題3】
あなたはもう『ポケモンGO Plus』をゲットしましたか?

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すでに大ブームからはちょっと落ち着いた感のある「ポケモンGO」。その専用デバイスとして、遅ればせながら発売されたのが『ポケモンGO Plus』です。すでに2度ほど販売が行われており、現在は2016年12月5日(月)再入荷分の予約受付が行われているところ。すでに入手済みの方も多いかもしれません。

『ポケモンGO Plus』とは、ポケモンの出現やゲーム中に起こる「周囲にポケモンが現れた」「ポケストップがある」などといった情報を、アプリを立ち上げなくても、装着しているプレイヤーに音と振動と光で伝えてくれる、そんなガジェットです。

このデバイスのすごいところは、ARゲームで拡張された現実に対して、アプリ側から一歩踏み込んできていることです。今まではARで現実社会に拡張された情報に対して、「スマホで見て」「スマホでリアクションする」ということしか出来なかったところに、スマホ以外の身につけている物で体感できて、リアクション出来る。するとその行為が、ARで現実に拡張された情報に対して反映される、という仕組みなのです。同様の物を他に思いつきますか? 体験してみないとわからない新しい感覚を得られること間違いなしです。
 
さて、今後も皆様に楽しんでいただけるようインターネットの「旬」を切り取ってお伝えしていきます。ではでは。

文/世永玲生

※『デジモノステーション』2016年12月号より抜粋

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