動き回って変形してどこでも写す! 自走式プロジェクターロボット『Tipron』が22万9800円で発売開始

ソニーは持ち歩けるプロジェクターを作った。一方、Cerevoは自走するプロジェクターを作った!

家じゅうの壁や天井に映像を投影できる、プロジェクター搭載&変形型ホームロボット『Tipron』(ティプロン)が家電ベンチャーのCerevoから発売されます。かなりたくさん要素が入った製品ですが、簡単に言うならば『ドミネーター』のように変形し、『ルンバ』のように自律制御で動き回るプロジェクター”といったところでしょうか。なかなかの新ジャンルです。

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本製品は今年1月に家電見本市イベントの「CES 2016」で発表されていたもので、今回はついに詳細仕様が発表されるとともにCerevoオフィシャルストアでの受注を開始。価格は22万9800円(税別)で、12月中の出荷が予定されています。

自走+首ふり+自動台形補正でどこにでも写してくれます

ロボット掃除機のような自走機能と、ロボットアニメ的な変形ギミックが特徴的な『Tipron』。その特徴が一発で理解できるのがこちらの動画です。(YouTube:1分58秒

本製品は上部にDLPプロジェクター(テキサス・インスツルメンツ製、解像度1280×720ドット)を内蔵しており、明るさは最大250ルーメン、サイズは最大80インチ(投射距離3mの場合)の画面を投影可能。上下左右の首振りと台形補正により、壁でも天井でも好きなところに映像を写せます。映像入力はHDMI(HDCP対応)×1、USB(給電対応)×1系統で、本体にモノラルスピーカーも内蔵。

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これに加えカメラ&深度センサーも備えており、“いま自分(『Tipron』本体)はどこにいる?”かをリアルタイムで計算。あらかじめスマホを使って部屋のレイアウトを覚えさせておくことで自律移動ができます。

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これらの特徴を生かし、家の中の入り組んだ場所にも自力で移動。以下の動画は、キッチンの中に移動して壁に投射するデモの様子です。(YouTube:1分54秒

使わないときは小さくなって自動的に充電!

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本製品の重さは約9.5kgで、プロジェクター起動時のサイズは幅300×高さ810×奥行き330mm。そのまま部屋に置くと存在感は大きめです。そこで効果を発揮するのが自動変形機能で、本体を折りたたむことで高さを約半分の420mmに。使わないとき、移動するときには小さくなることで転倒も防ぐ効果もあります。

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本体はバッテリー駆動式で、使わないときは充電ステーション(付属品)に戻る仕組み。以下の動画は、まさにロボット掃除機のように自力で充電ステーションに帰っていく様子。(YouTube:2分31秒

(戻る動きは慎重を要するのか、かなり気長に待つ必要がありそうですね)

本体下部には専用バッテリーのスロットがあり、最大2つを収容することが可能(1本は本製品に付属、追加バッテリーは1万3800円+税で販売)。バッテリー1本での駆動時間は約2時間、充電時間も約2時間となっています。

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「いつ」「どこで」「何を」写すか事前に設定

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『Tipron』の制御は専用のスマホアプリで。「家の中で『Tipron』を起動して映像を写す壁の位置」+「写す映像ソース」+「起動する時間」の3つをあらかじめ覚えさせておくことで、以後は何もしなくても指定時間になると自動的にやってくれる……といった仕組みです。

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YouTubeの動画やRSSフィードも本体で直接取得できるため、例えば指定日時になるとニュースサイトのヘッドラインなどを自動的に壁に写すというような使い方もできます。

本体が動き回ることから、BDプレイヤー・レコーダーやゲーム機などをつないで使う従来のプロジェクター的な使い方はなかなか難しそうですが、“これを何に活用するか”を発明することこそが本製品最大の楽しみといえます。形はまったく違いますが、ソニーの「Lifespace UX」に続いて非常に面白いプロジェクターが出てきましたね。

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取材・文/柳 雄大(編集部)

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Cerevo『Tipron』製品情報

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