これが“動き回れるVR”だ!『HTC VIVE』を購入前に思いっきり体験できる専用スペースがアキバに出現
立ち上がって、歩き回れるから“そこに居る”感がすごい。
昨年12月、高機能VRハードウエア『HTC VIVE』の体験コーナーが東京・秋葉原にオープンしました。『HTC VIVE』といえば、VRヘッドセットに加え両手のワイヤレスコントローラー×2、部屋に設置するベースステーション×2などが付属したVRシステム。高性能ゆえに価格も10万7784円(税込)となっており、5万円以下の『PlayStation VR』などに比べると導入のハードルがかなり高めなことでも知られています。
このたびPCショップの「パソコン工房 秋葉原イイヤマストア」にオープンした体験コーナーでは、そんな『HTC VIVE』を気軽に試すことが可能に。事前予約制ではなく、店頭での直接受付で遊びに行くことができます。
動き回れる「ルームスケールVR」を店内で体験できる
PCショップの店内に『HTC VIVE』および推奨スペックのPC一式を用意した「HTC VIVE VR体験コーナー」。ここではヘッドセットとコントローラーに加え、プレイヤーの周囲をVR空間に割り当てる「ルームスケールVR」が体験できます。これは座った状態ではなく、立った状態で動き回りVRの世界に没入できる『HTC VIVE』ならではの仕掛け。




『HTC VIVE』は本体(ヘッドセット)のほか、コントローラー×2、ベースステーション×2などを組み合わせ、一つの部屋をVR空間に見立ててプレイする製品です。
110度の視野、360度の動作追跡を可能にするヘッドセットセンサーを搭載する『HTC VIVE』ヘッドセット。グラフィックの解像度は2160×1200ドット。
両手で握って使うワイヤレスコントローラー。親指を当てるトラックパッド、人差し指でクリックするトリガーなどを備えるほか、このコントローラーを握った手はVRの空間上の両手として機能します。
天井には『HTC VIVE』同梱品のベースステーション2台が設置。体験コーナー内の仮想VR空間をこれで制御しています。
さまざまなVRタイトルで『HTC VIVE』の魅力を体感
というわけで、こちらの体験コーナーで『HTC VIVE』向けのVRタイトルをいくつかプレイさせてもらいました。
『The Blu』
海底探索が楽しめるVRシミュレーション/アドベンチャー。頭のすぐ上を横切るクジラ、下から押し寄せるクラゲの群れなど、そのビジュアルは水族館を超える大迫力! 『HTC VIVE』のコントローラーを最大限に活用し、サーチライトで暗所を照らしたり、手を近づけて生き物に触ったり……“そこに居る”感を存分に味わえる一本。
『乖離性ミリオンアーサーVR』
人気RPG『乖離性ミリオンアーサー』のVRエディション(今春発売予定)の体験版をプレイ。ゲームの世界観の中に没入し、3Dのボスキャラとくり広げられるド派手なカードバトルを体感できます。見渡すと自分の周りにいる仲間たち、コントローラーを握った手を振り下ろすことで相手に攻撃できる感覚など、RPGがVR対応になることで加わる楽しさを確認!
『HTC VIVE』にマッチするゲーミングPCも一緒に検討できます
こちらの体験コーナーは、試してからでないと購入に踏み切りにくいVRが事前に体験できることに加え、PCショップが一体となっているのも大きなメリットに。『HTC VIVE』の利用にはそこそこ性能が高めのPCが必要なので、PCも買い替えるとなると悩みごとが増えてしまいがち。そんなとき、PCのほうも「これを買っておけばOK」というお手本が目の前に置いてあるのはわかりやすいですよね。
今後発売のVRタイトルから『HTC VIVE』が気になっている人はもちろん、とにかく最新のVRに触れてみたいという人も体験の価値ありです。




取材・文/柳 雄大(編集部)
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