自動靴紐の次は「開く踵」。ナイキのコンペを勝ち抜いた新コンセプトシューズ

ぱかっと開いて、するっと履ける。

米ナイキが2016年10月に開催したシューズデザインコンペ「Nike Ease Challenge」の最優秀作品が発表されました。

このコンペは、障害を持つ選手を含め、あらゆるアスリートがシューズの脱着をより簡単に行えるようにすることを目指したもので、ナイキが既に製品化している、ベルクロとジッパーで靴の開口部を開く「NIKE FLYEASEテクノロジー」をさらに推し進める狙いもありました。

最終選考委員はナイキの会長兼CEOであるマーク・パーカー氏をはじめ、伝説的な陸上選手であったカール・ルイス氏などの錚々たるメンバー。

今回最優秀作品に選ばれたモデルは、2016年モデルの「ナイキ ハイパーダンク」をベースに製作されたもので、製作者は米ワイオミング州シャイアンの建築エンジニアであるBrett Drake氏。自らもアスリートであるという同氏は「ナイキのオリジナルデザインの美しさとパフォーマンスを妨げずに、誰でも簡単に脱着できるシューズ」を目標に今回のコンペに臨んだとのこと。

スニーカーの踵部分がドアのように下方向に開くと、着用者が足を上後方からすべりこませやすい「ドローブリッジ」形状になります。そして、この開閉部を閉じると強力な軽量マグネットがしっかりとドアを固定。運動中の激しい動きにも耐えることができ、かつ履いていて気になるほどの重量増加もないとされています。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、あらゆる人々がスポーツを楽しめる環境作りへの機運が高まってきている昨今。こうしたユニバーサルデザインの考え方は、国内でもスポーツギアの世界にもっと広がっていくはずです。

文/ワタナベダイスケ(編集部)

関連サイト

Nike Ease Challenge Winner Announced(Nike News)
NIKE EASE CHALLENGE(NineSights)

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