生産終了で入手困難となった海外版ミニファミコン『NES Classic Edition』実機レビュー

オンラインショップでは目玉が飛び出るようなプレミア価格になってて震えます……。

任天堂の米国法人(Nintendo of America)が2016年11月11日に発売するも、わずか一年足らずで一旦の生産終了を迎えてしまった、海外版ミニファミコンこと『NES Classic Edition』。実は日本版の『ニンテンドークラシックミニ』よりも発表されたのはちょっとだけ早かったんですよね。実は少し前にニューヨークのロックフェラープラザにある任天堂のショップ「Nintendo NY」にてこの『NES Classic Edition』を入手していたので、遅ればせながら実機レビューをしてみます。ちなみに購入時の価格は定価の59.99ドル。店員さんに「お1人様1台だけね」と言われて購入したのでした。


▲ありがとう「Nintendo NY」。

本体はミニでもコントローラーは十分なサイズ

まずハードウェア面を見てみると、当然ながら日本のファミコンとは異なるNESデザイン。ギュッと小さくなった本体にWii互換の端子を介してコントローラーを接続する方式です。『ニンテンドークラシックミニ』とは異なり、標準のパッケージに同梱されるコントローラーは1個だけ。2人同時プレイのためには別途コントローラーを追加で用意する必要があります。

ただ、コントローラーのサイズが小さすぎるという声のあった日本版に対し、十分な大きさのコントローラーが付属しているのはポイント高いですね。実際にプレイしていてもストレスを感じない大きさって大事。それと米国版は充電用のUSBケーブルおよびアダプターも同梱されます。

収録ゲームの本数は日本版と同じだけれど

本体にあらかじめ収録されているゲームタイトル数は30本。具体的な内訳はこちらの記事を参照してほしいのですが、日本の『ニンテンドークラシックミニ』とは微妙に収録タイトルが異なります。もちろん同一タイトルであっても英語版ですので、ゲーム画面やパッケージ画像、はたまた題名が違うなんてゲームもあるわけで。


▲まあ、スーパーマリオはあまり違いを感じないですね。


▲悪魔城ドラキュラは英語タイトルの「Castlevania」(キャッスルヴァニア)に。


▲おお、光の戦士たち(LIGHT WARRIORS)よ、おなじみのファイナルファンタジーも英語版なのです。

ゲームデータのセーブ、画面表示の設定も可能

電源を入れるとゲームのパッケージイラストが並ぶメニュー画面に。ここからタイトルを選べばすぐに遊び始めることが可能。コントローラーが1つしかない場合に2人プレイができるかどうかも「1P」「2P」表示で確認できます。また上ボタンを押せば画面や言語の設定といった各種メニュー、下ボタンでサスペンドポイント(いわゆるセーブデータ)を見られるようになっていました。


▲設定項目にある画面セッティング。表示の縦横比およびCRT風の横縞フィルターを選択可能。


▲メニュー画面で下ボタンを押すとサスペンドポイント一覧が表示されます。

今からの入手は難しい。でもやっぱり魅力的

コントローラーの大きさのおかげもあって、ゲーム機として十分な実用性を備えた『NES Classic Edition』。もちろんコレクターズアイテムとしての側面も強いかもしれないのですが、HDMIと給電用USBさえつなげばすぐに遊べる手軽さはレトロゲームをちょっと楽しむのにぴったり。今となっては入手困難になってしまったものの、実物を見れば誰もが「また再生産してくれたらいいのになー」と思わされるプロダクトであるのは間違いありません。追加のコントローラー、やっぱり買っておけばよかったなぁ。

撮影・文/ワタナベダイスケ(編集部)

関連サイト

Nintendo Entertainment System: NES Classic Edition