未来の音速列車『ハイパーループ』、とうとう実物大施設でのテスト走行を実現!

うおお、はやく乗ってみたい……!

チューブの中を浮上しながら走行し、音速に迫る時速1200kmでの移動を可能にするとされる未来の交通システム『ハイパーループ』が、いよいよフルスケール(実物大)の施設を利用した走行テストに成功したのだそうですよ。

低圧の「チューブ」の中で「ポッド」と呼ばれる小型の乗り物が磁気誘導によって浮遊走行する仕組みとなる『ハイパーループ』。2017年2月には大学生などのチームが参加した「ポッド」のコンペが開催され、2017年4月にはネバダ州ラスベガスの郊外にテストコース「DevLoop」が完成するなど、これまでも着々とその歩みを進めてきました。

そして2017年7月12日の早朝、数名のエンジニアやシステム開発企業「ハイパーループ・ワン(Hyperloop One)」の幹部がコントロールルームから見守る中、低圧チューブの中で台車部分が5.3秒間の走行に成功したのです! 今回の走行距離はわずか約30メートルでしたが、開発チームは「ライト兄弟の初飛行以来となる、交通システムにおけるマイルストーンの達成だ」と、その成功をたたえています。

さらに、ハイパーループ・ワンは今後利用するテストマシン『XP-1』も公開。浮遊する台座をカーボンファイバーとアルミニウムの素材からできたボディーで覆われる構造となる『XP-1』は、今後DevLoopでのテスト走行で利用される予定です。

もともとはロサンゼルスからサンフランシスコの間を結ぶ高速鉄道として発案された『ハイパーループ』ですが、現在はそれにとどまらずアラブ首長国連邦(UAE)での路線計画や、インドヨーロッパへの展開も構想が発表されています。

文/塚本直樹

関連サイト

『ハイパーループ・ワン』公式ブログ(英語)