触ってわかった!ペン操作対応スマホ『Galaxy Note8』の使い勝手とできること

ただのメモ端末じゃない。ハイエンド機のスペックに独自機能を入れたらこうなったわけね。

米国ニューヨークのPark Avenue Armoryで華々しく発表された、サムスンのペン入力対応Androidスマホ『Galaxy Note8』。進化した「S Pen」に加え、光学2倍ズーム搭載のデュアルカメラやメインメモリ6GBをはじめとする基本スペックの高さなど、注目ポイントの多い端末に仕上がっています。数字面でのスペックや発表会の様子については先発の記事にゆずることにして、ここでは実際に試用してみた上での使い勝手を中心にレビューしていきます。

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専用ペン「S Pen」で手書きのメモ、メッセージ送信、翻訳まで可能


▲本体右下に収納することもできる専用スタイラス『S Pen』。


▲S Penで画面タッチしたり、本体から抜き取ったときに起動する「エアコマンド」。

日本ではしばらく市場投入されていなかったため、近年ではそれほど国内知名度が高くない感もある「Garaxy Note」シリーズですが、専用ペン「S Pen」を画面にあてることでペン操作用の独自メニュー「エアコマンド」が表示されるなど、シリーズで脈々と続く独自のインターフェースは『Galaxy Note8』でも継承。


▲手書き入力の一例(Live Message)。

今回はロック画面にも書きこめる手書きメモ「Screen Off Memo」のほか、手書きの文字やイラストの筆跡をGIFアニメにしてLINEなどに送信できる「Live Message」、Webサイトなどの単語や文章をペンで選択して翻訳できる「Translate」機能を実装。こうした独自機能は、他に類を見ない使い勝手となっているのです。


▲翻訳機能(Translate)は日本語にも対応。通貨もその時点のレートで変換してくれるが、試用した環境下ではなぜか英ポンド(GPB)に。


▲S Penの収納部分。

なお、「S Pen」のペン先は直径0.7mm、従来モデルの倍となる4096レベルの筆圧検知が可能となり、IP68準拠の防水・防塵にも対応しました。使用しない時には本体右下から収納でき、カチッと押しこむだけですぐに取り出せるようになっています。

マルチウインドウで使いみちが広がる、6.3インチの大画面


▲6.3インチとは思えないほどスリムな本体横幅。

画面は6.3インチでQHD解像度のSuper AMOLEDディスプレイ。先の「Galaxy S8」シリーズに引き続き狭額縁のInfinity Displayデザインが採用され、画面の縦横比も従来のスマホより長辺が長いタイプ。そのためかつては「ファブレット」と呼ばれたような大画面端末ながら、横幅はわずか7.5mm程度にまで抑えられています。


▲横画面モードで2つのアプリを同時起動した様子。


▲写真最下部のアイコンが、同時起動するアプリをペア設定した「App Pair」のもの。

「S8」よりさらに長辺が長くなった印象のあるディスプレイは、横位置時の動画再生でワイドな迫力ある映像を提供してくれます。しかしここで注目したいのは、大画面サイズを活かしたマルチウインドウ環境での使い勝手。サイドバーから設定できる「App Pair」で同時起動するアプリをあらかじめペア設定できますし、ウインドウサイズをより自分好みの比率に調整できるもワイド画面ならでは。


▲Dexでディスプレイやキーボードなどを接続してデスクトップPCのように使うことも。Android対応であれば音楽用キーボードなども接続できる。

また、Galaxyスマホにデスクトップ環境を持たせるクレードル『Dex』にも対応し、外付けディスプレイやキーボードといった外部装置を使ってのPCライクな運用も。

光学2倍ズームとライブフォーカス機能を備えたデュアルカメラ


▲「1倍」「2倍」のレンズ切り替えはカメラアプリ画面上のボタンを押すだけ。

『Galaxy Note8』のデュアルカメラはレンズの切り替えでの光学2倍ズームに対応。デジタルズームと組み合わせることで、離れた被写体をより高画質に撮影できるようになりました。いずれのカメラも解像度は12メガピクセル、F値2.4です。


▲カメラアプリ画面にある「Live Focus」をタップすると背景ボケの調整スライダが現われる。

カメラの新機能としては、撮影中でも撮影後でも背景のボケ味を自在に調整できる「Live Focas」機能の存在も見逃せません。画面上のスライダを動かすだけで雰囲気のある背景ボケを生み出すことができます。ただし、効果をかけすぎると不自然になるのはカメラアプリの画像処理機能全般に言えること。ほどほどに使うのが良さそうかな。

「S Pen」の書き味や新しい手書き機能ばかり機になりがちですが、実際に使ってみるとマルチウインドウやカメラにも、新しい使い勝手の可能性を感じる『Galaxy Note8』。日本市場への上陸なるか、続報を待ちたいところです。

取材・撮影・文/ワタナベダイスケ(編集部)

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