どうかしてるぜ!驚異の走破性を持つ魔改造&モンスターカー【おバカ乗りモノ大図鑑】

世界には、まだまだ面白い乗りモノがいっぱいある! ここでは2輪・4輪を問わず、思わず「やれやれだぜ」と呆れるほどクレイジーな乗りモノをデジモノステーション編集部が発掘! テイストを真似したくなるカスタム車から一点モノのコンプリートモデルまで、まるっとお見せしよう。

オンもオフも走れる驚愕の走破性を持ったクルマたち

男のコがみんな憧れる「どこでも走れる乗りモノ」を体現したようなクルマたち。名車や高級車に惜しげもなく履帯(キャタピラー、無限軌道、クローラーとも呼ばれる)を装着してみたり、水陸両用に改造されたカスタムカーから、果てはNASAの火星探査ローバーまで、「コイツとなら、どこへでも行けるぜ!」という気分にさせてくれる乗りモノを集めてみた。

ランドローバーの名車『109シリーズII』に履帯を付けてしまったスゴいヤツ

ランドローバー
109 シリーズII Cuthbertson

ランドローバーが1958年に製造したオフロード車の名作『109シリーズII』に履帯を装着したカスタムカーがこちら。製作したのはスコットランドのカスタムビルダー「James A. Cuthbertson Ltd」。しかも、この車両、オークションサイト「Bonhams」に出品されているので、その気になれば購入が可能。落札予想価格は5万〜6万ポンド(約740〜880万円)となっている。圧倒的な走破性は想像できるが、都市部では逆に走らせる場所がないかも……。


▲ホイールハウスの部分に、かなり強引に履帯を装着。それに伴って車高もかなり上がっている。


▲軍用車のような質実剛健なコックピット。


▲荷台もこの通り、トラックのような飾り気のなさ。

 

ロールス・ロイス『レイス』を810馬力のラリーマシンに魔改造

ロールス・ロイス
レイス

ロールス・ロイス史上、最もダイナミックでパワフルなマシンと呼ばれるクーペモデル『レイス』をベースにラリーカー風にカスタムされたマシン。元々624馬力を発揮するパワフルなV型12気筒エンジンは、出力が810馬力まで高められている。ベース車両が3490万円(国内販売価格)という高級車のカスタムをオーダーしたのはプロスキーヤーのヨン・オルソン選手で、製作したのはオランダの「Absolute Motors」。費用はいくらかかったのか気になるところだ。


▲ベースモデルでも4.6秒で時速100kmに到達する加速力をさらに強化。


▲ルーフにはキャリアを装備し、サーフボードが積まれている。ラリーカー風にタイヤやガソリンを積んでも似合いそう。


▲カラーリングは同選手のグッズと合わせられたもの。

 

えっ!? 水上もザブザブ走れる! 水陸両用の『ミニ・モーク』

Lazareth Auto-Moto
Amphibious

BMC時代の『ミニ』をベースに作られたビーチバギーが『ミニ・モーク』。そのイメージを受け継ぎ、水上も走れるようにしたのがフランスのLazareth Auto-Motoが製作した水陸両用車『Amphibious』だ。水に浮き、車体後部に搭載されたプロペラで、水上での走行が可能。水上では約13km/hでの走行(?)できる。陸上モードと水上モードの切り替えは車内のノブで行ない、わずか数秒でチェンジできる。エンジンは400ccで、陸上での最高時速は90km/hとのこと。


▲スタイリングは『モーク』だが、サイズがちょっと小さい。


▲もちろん、陸上だって普通に走れる。


▲水上を走って、そのまま上陸することだって可能。

 

UAE発! 砂漠を疾走するオフロードスーパーカー

Zarooq Motors
SandRacer 500GT

砂漠が多いお国柄? アラブ首長国連邦(UAE)初のカーブランドZarooq Motorsが生み出したこのマシン、オフロードも走れるスーパーカーという位置付けと考えるとわかりやすい。ミッドシップの2シーターで車体にはカーボンファイバーを多用することで車重を1300kgに抑えることに成功している。最高出力525馬力、最大トルク660Nmを生み出すパワーユニットは6.2LのV8で、リア駆動というモンスターマシンだ。価格もスーパーな45万ドル(約5000万円)!


▲45mmトラベルのサスを搭載し、車高はかなり高い。


▲リアから見ても迫力あるデザイン。


▲初回生産車両は35台ですでに販売が始まっているという。

 

冒険心をくすぐる空冷ポルシェのラリー仕様が買える!

Kelly-Moss Road & Race
964 C4 – Safari RS Version 2.0

スポーツカーのイメージが強いポルシェ『911』だが、実はラリーでも高い実績を残している車種。そんな911シリーズの3代目モデルである空冷時代の『964 C4』(1990年モデル)をベースとしたラリー仕様のカスタムがこちら。上げられた車高に太いタイヤ、それをカバーするオーバーフェンダーなど、迫力のある仕上がり。とどめはフロントに搭載された4連ライトとウインチ! これで崖から落ちても自力で上がれる。


▲迫力ある4連フォグライトはLEDを採用。


▲空冷時代の「911」シリーズらしいテールのデザインがたまらない。


▲オフロード走行用のブロックパターンの太いタイヤを装着。

 

まるでバットモービル! NASAが公開した有人火星探索ローバー

NASA
火星探査ローバー

こんな見た目だが、正真正銘のNASA製! ケネディ宇宙センターで公開されたNASAの火星探査ローバーのコンセプトモデルだ。もちろん、このままの形で火星探査に使われるわけではないが、デザインの一部は将来のローバーにフィードバックされる予定だとか。動力は明らかにされていないが、ソーラーパネルで発電した電力を700Vのバッテリーに蓄電し、そのパワーで電動モーターを駆動する構想だ。ボディはフロントとリアのブロックを分離させることができる構造。


▲「ダークナイト・トリロジー」版のバットモービルを彷彿とさせるデザインにグッとくる人も多いはず! こんなクルマが火星を走り回るのか!?

文/増谷茂樹

※『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋