目指すは公道最速!やりすぎカスタムバイクに痺れろ【おバカ乗りモノ大図鑑】

世界には、まだまだ面白い乗りモノがいっぱいある! ここでは2輪・4輪を問わず、思わず「やれやれだぜ」と呆れるほどクレイジーな乗りモノをデジモノステーション編集部が発掘! テイストを真似したくなるカスタム車から一点モノのコンプリートモデルまで、まるっとお見せしよう。

ストリートファイターカスタム

スポーツタイプのバイクのカウルを取り去り、アップライトなハンドルを装備し、一般道で乗りやすくしたものが“ストリートファイター”と呼ばれるジャンルの起源。“公道最速”なんていう言葉が似合うマシンたちだが、いつからかカスタムが行き過ぎるように……。目を引く特徴を持ったバイクを集めてみた。

そこにサス!? カスタムの文脈を無視した『YZF-R1』

Ludovic Lazareth
Cafe racer Lazareth Yamaha R1

公道を走行可能なマシンとしては、最も速いものの1台であるヤマハ『YZF-R1』をベースにしながら、フロントサスペンションの構造など、だいぶ“やり過ぎ”てしまったモデル。シート下から後方に伸びるマフラーは、ベースモデルの構造を上手く活かしているが、果たしてここまでやる必要があったのか?とは考えてはいけないのがこのジャンル。どれだけ変わったことができるかも評価のポイントなのだ。


▲真一文字のハンドルは、このカテゴリーの車両の定石。


▲シートはとにかく切り詰めたのがエラいようだ。


▲正面から見ても横に張り出したサスペンションが特徴的。

 

バイクなのにエイリアンを思い出すMVアグスタのカスタム

Rough Crafts
Ballistic Trident

空力性能を上げるため、スポーツバイクはカウルを装備していることが多いが、これは車体だけでなく前輪まで覆ってしまった珍しいパターン。それも、ベースはMVアグスタの『Brutale 800 RR』というネイキッドバイクなのでなおさらだ。しかし、見た目のインパクトは強烈で、エイリアンのような攻撃的な雰囲気に仕上がっている。


▲カウルはカーボン製で軽量。


▲リア周りはかなりシンプルな印象だ。


▲3本出しのショートマフラーも迫力。

 

エストニア生まれの軽量カーボンモノコック製マシン

RENARD
Renard GT

独特の曲線を描くカーボンモノコック製のシャーシ(フレーム)が目を引くエストニア生まれの1台。わずか9kgというシャーシに、モトグッツィ製のVツインエンジンを搭載し、個性的なフロントサスペンションのアームやホイールまでカーボン製。車重は170kgと軽量に仕上げられている。価格は不明だが乗って見たくなる完成度の高さだ。

▲取って付けたようなリアシート。


▲フロントサスも外観上のポイントだ。


▲張り出したVツインエンジンが迫力。

 

ヤマハ『ビラーゴ』カスタムの排気管の取り回しが美しい

MOTO ADONIS
MOTO ADONIS XV750

空冷Vツインエンジンといえばハーレーのイメージが強いが、こちらはヤマハの『XV750SE(ビラーゴ)』をベースとしたカスタムモデル。エンジンに張り付くように取り回されたエキパイが強烈だ。リアシート周りをチョップし、LEDを埋め込んだり、『YZF-R1』のフロントを流用するなど現代的な手法も駆使される。


▲美しく配置された排気管が目を引く。


▲コックピット周りは非常にシンプル。


▲長いスイングアームにベース車の雰囲気が残る。

 

腕時計と合体するギミックを搭載した『XSR900』カスタム

Diamond Atelier×TW Steel
AEON

タンクからシートにかけて、一体となっているようにデザインされた美しいカスタムバイクは、ドイツのビルダーDiamond Atelierとオランダの腕時計メーカーTW Steelがコラボして生み出されたもの。強烈な印象のフロントフェイス部分には、なんと腕時計がはめ込めるようになっている。低い位置にマウントされたセパレートハンドルが、どんなライディングポジションとなるのかも興味をひかれる。3気筒エンジンの走りも強烈そうだ。


▲フロントマスクを開けると腕時計が!


▲サンドブラスト仕上げが美しい。


▲タンクの下にエアフィルターが見える。

 

腕時計×バイクの第2弾はヤマハ『XSR700』がベース

Diamond Atelier×TW Steel
Chronos’ Joyride

上で紹介した腕時計メーカーとのコラボで生まれたバイクの第2弾がこちら。腕時計を埋め込むギミックこそないが、強烈な印象を残すたたずまいは同じ。2気筒の『XSR700』をベースとしているだけに、スリムな仕上がりだが、タンク周りの造形とむき出しのエアフィルターという仕上げは共通点が感じられる。飾り物ではなく“走りそう”な雰囲気を持つ点も同様だ。


▲露出したエアフィルターがパワー感を表現する。


▲タンクからシートにかけてのラインが美しい。


▲ステアリングヘッドに液晶メーターを埋め込む。

文/増谷茂樹

※『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋