早炊きでもお米モチモチ!象印『NW-AT10』はデキる子だった【最新炊飯器 徹底比較】

今年も新米の季節がやってきた。それに合わせて最新の炊飯器が続々と登場している。では一番美味しいご飯が食べられるのは、どの炊飯器なのだろうか。今年の特徴は大手メーカーに加えて、新進気鋭の家電ベンチャーなどからも注目の炊飯器が登場していること。大人気の鍋ベースにした炊飯器や蒸気で炊く炊飯器も見逃せない。いち早く全ての炊飯器でご飯を炊いて、味、食感、そして使い勝手をテストしてみた!

象印マホービン
圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』 “南部鉄器 極め羽釜” NW-AT10
実勢価格:12万9600円

【SPEC】炊飯容量:0.5~5.5合 食感設定:5段階(121通り) 最大消費電力:約1450W サイズ/質量:W305×D400×H245mm/約11.5kg

発熱効率や蓄熱性が高い南部鉄器を内釜に採用する炊飯器。浅く広い羽釜形状のため、激しい熱対流を起こしてふっくらと炊き上げられる。最大1450Wの大火力と1.5気圧の高圧力によるプレミアム対流を実現。蒸らし工程直前に追い加圧を行うことで甘みが引き出せる。独自機能「わが家炊き」ではアンケートに答えることで121通りの食感から好みを選ぶことが可能。また、1.5気圧の高気圧を利用して玄米を美味しく炊き上げる機能や冷めても美味しいお弁当メニュー、最短15分で炊ける白米特急メニューなど多くの機能を用意している。

白米炊きたての美味しさ

「白米・ふつう」で炊飯。炊飯時間は約53分。甘みともちもち感が強い炊き上がりに。また、炊きたてならではの香りも強め。柔らかさはあるがご飯粒も潰れておらず、しっかりしていた。

12時間保温後の変化

炊きたてと比べると、香りはわずかながら保温臭へと変化し、粒感と甘みも減少した印象。ただし、もちもち感、ツヤ感、しっとり感はキープしており、保温によりパサパサした感じは強くなかった。

早炊きモードの美味しさ

「白米・急速」にて炊飯。時間は33分。通常モード同様にもちもち感が強い柔らかめの炊き上がり。ツヤや、甘さ、粒感は全体的に低下したが許容範囲。なお、約15分で炊ける特急も用意。

メンテナンス性

内釜以外で洗う必要があるのは内ぶたセットのみ。外ぶたにいわゆる蒸気カバーがないため、その分洗い物は少ない。ただし、南部鉄器製の内釜の重さには注意が必要だ。

操作性

ディスプレイ下にボタンを配置。「お米選択」、「メニュー選択」ボタンがやや小さく、また、ディスプレイのメニュー表記も小さめだ。

外ぶたが開いている時にスイッチを押すと自動的に閉まる「スマートクローズ」機能を搭載。両手がふさがっている時でもふたが閉めやすい。

デジタル&家電ライター コヤマタカヒロの評価

白米の美味しさはトップクラス 内釜の重さが選択のポイント
艶やかでもちもちした食感のご飯は、今回のレビューでも評価はトップクラスで非常に高かった。同モデルには吸水時間を長くすることなどで、さらに美味しく炊ける「熟成」機能も搭載しており、炊きたてご飯の美味しさを最優先するなら、選択肢に入るだろう。また、いざという時に素早く炊ける特急コースを用意しているのも便利だ。ただし、南部鉄器製の内釜は非常に重く、炊飯器を食卓に移動する使い方には不向きだ。もちもち派の最有力候補だ。

コヤマタカヒロ/デジタル&家電ライター PCからAV機器、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。モノ誌を中心に、Webニュースやオウンドメディアなどの多岐にわたる。米・食味鑑定士の資格も取得。

※『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋