本炭釜だからお米がしゃっきり炊ける!三菱電機『NJ-AW108』【最新炊飯器 徹底比較】

今年も新米の季節がやってきた。それに合わせて最新の炊飯器が続々と登場している。では一番美味しいご飯が食べられるのは、どの炊飯器なのだろうか。今年の特徴は大手メーカーに加えて、新進気鋭の家電ベンチャーなどからも注目の炊飯器が登場していること。大人気の鍋ベースにした炊飯器や蒸気で炊く炊飯器も見逃せない。いち早く全ての炊飯器でご飯を炊いて、味、食感、そして使い勝手をテストしてみた!

三菱電機
本炭釜 KAMADO NJ-AW108
実勢価格:12万6220円

【SPEC】炊飯容量:0.5~5.5合 食感設定:15段階 最大消費電力:約1380W サイズ/質量:W285×D320×H249mm/約5.7kg

純度99.9%の炭素材を削り出して製造された最厚10mmの本炭釜を採用する炊飯器。あえて圧力を使わず、本炭釜が発する大火力のみで炊飯するのが特徴。新たに蒸気口に密封弁を搭載することで、水分をキープしながら沸騰状態を維持、みずみずしく、粒立ちががよいしゃっきりとしたご飯が炊ける。炊飯機能としては35銘柄を指定して炊ける「銘柄芳潤炊き」機能を搭載。白米だけでなく、玄米、発芽米、麦飯も芳潤炊きが可能だ。食感は「炊分け名人」機能により全15段階で調整できる。

白米炊きたての美味しさ

「白米・ふつう」にて炊飯。炊飯時間は48分。圧力タイプと比べて甘み、もちもち感はおとなしめで全体に自然なバランス。粒感が強めでしゃっきりした食感が楽しめた。

12時間保温後の変化

ツヤがなくなり、うるおい感は減少。その分、粒感は増した印象。もちもち感や甘みは変化なし。パサつきは感じるので長時間保温する場合は炊き分け名人モードで「やわらか」に。

早炊きモードの美味しさ

「白米・うま早」にて炊飯。時間は30分。ツヤ、粒感、もちもち感は変わらず、ほとんど差を感じなかった。わずかに水っぽさがあるが比べないとわからないレベル。さらに早い「お急ぎ」も用意。

メンテナンス性

外ぶたの蒸気カバーは取り外しできず、二重構造となった内ふた「放熱板セット」のみ取り外して洗える。なお、炭素材製の内釜は割れる可能性があるため、洗うときに注意が必要だ。

操作性

お米の種類、炊飯モード、「銘柄芳潤」炊きなどのボタンを左側に、使用頻度の低いボタンを右側に配置。機能の一覧性が低くわかりにくい。

食感の設定はメニューの「炊き分け名人」コースでできる(白米・無洗米のみ)。15段階に設定でき、エリアで選べるのはわかりやすい。

デジタル&家電ライター コヤマタカヒロの評価

しゃっきり食感の最有力候補 うま早モードのバランスもいい
大手家電メーカーの炊飯器の中では唯一、圧力をかけずに炊飯するため、甘みやもちもち感が強くないナチュラルな味が魅力。粒立ちの良いしゃっきりしたご飯が好きなら候補に入れたい。また、魅力的なのがうま早モード。約30分で美味しく炊けるため、急いでいるときも安心。通常モードと比べても遜色はない。より美味しく麦飯や、玄米が炊ける芳潤モードを備えるほか、栄養素を引き出す美容玄米モードなど魅力的なモードを用意している。

コヤマタカヒロ/デジタル&家電ライター PCからAV機器、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。モノ誌を中心に、Webニュースやオウンドメディアなどの多岐にわたる。米・食味鑑定士の資格も取得。

※『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋