少なめご飯もおいしく炊ける!10万円以下で買える日立『ふっくら御膳RZ-AW3000M』【最新炊飯器 徹底比較】

今年も新米の季節がやってきた。それに合わせて最新の炊飯器が続々と登場している。では一番美味しいご飯が食べられるのは、どの炊飯器なのだろうか。今年の特徴は大手メーカーに加えて、新進気鋭の家電ベンチャーなどからも注目の炊飯器が登場していること。大人気の鍋ベースにした炊飯器や蒸気で炊く炊飯器も見逃せない。いち早く全ての炊飯器でご飯を炊いて、味、食感、そして使い勝手をテストしてみた!

日立
圧力スチーム炊き ふっくら御膳 RZ-AW3000M
実勢価格:8万6190円

【SPEC】炊飯容量:0.5~5.5合 食感設定:3段階 最大消費電力:約1400W サイズ/質量:W268×D352×H237mm/約6.6kg

内釜内に最高1.2気圧の圧力をかけ、さらにスチームで蒸らしながらご飯を炊き上げる独自の「圧力スチーム炊き」を採用するモデル。内釜にはアルミ合金製の釜底に鉄粒子を約マッハ2の超音速で打ち込んだ「高伝熱 打込鉄・釜」を採用している。玄米や白米の炊飯モードではしゃっきり、ふつう、もちもちの3段階が選べる「極上炊き分け」機能を用意。また、0.5~2合のご飯を美味しく炊ける少量炊きモードを搭載するのも便利。炊飯時に蒸気が漏れない蒸気カット機能や定期的にスチームを送ることで保温ご飯をしっとり保つ「スチーム40時間保温」など、便利な機能を備えている。

白米炊きたての美味しさ

「白米・極上ふつう」モードにて炊飯。炊飯時間は50分。圧力をかけて、炊飯するタイプの中では最もしゃっきりした食感で炊けた。派手さはなくバランス重視の印象だ。

12時間保温後の変化

スチーム保温の効果により、見た目の変化はほとんどなく、ご飯の白さ、ツヤ感もキープしている。炊きたてよりも粒感が弱くなった分、柔らかさが増した印象だ。

早炊きモードの美味しさ

「白米・快速」にて炊飯。時間は約26分。見た目にツヤはあるが、水っぽさが残る点が普通モードとの違い。炊き上がりはしゃっきりしていて粒感とかがあるが、甘み、香りは弱い。

メンテナンス性

内ぶたに蒸気口が一体化した「蒸気口一体型内ふた」を採用。内ぶたを取り外すだけでまとめて洗える。内ぶたは3つのパーツに分離できるため、隅々まで洗えた。

操作性

縦型ディスプレイを採用。「お米(調理)」ボタンと「メニュー」ボタンで炊飯モードを設定できる。独立した「少量」キーを配置する。

外ぶたを開けるボタンは本体正面に配置。まっすぐではなくやや下に押す構造。スライド棚でも開けやすい工夫だが、若干使いにくかった。

デジタル&家電ライター コヤマタカヒロの評価

バランスの良い炊き上がりと小容量炊飯モード搭載で使いやすい

炊きたてご飯は派手さこそないもののバランスに優れている。炊き分け機能の設定が他社モデルと比べると少なく、また、際立つ個性がないため、指名買いでは選びにくいところもあるが、実勢価格が10万円を割るため、大手メーカー製の最上位機種としては最も購入しやすい。実は1、2合を美味しく炊ける小容量モードやスチーム保温、蒸気カットなど、便利な機能が満載している点も見逃せない。コストパフォーマンスに優れるモデルだ。

コヤマタカヒロ/デジタル&家電ライター PCからAV機器、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。モノ誌を中心に、Webニュースやオウンドメディアなどの多岐にわたる。米・食味鑑定士の資格も取得。

※『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋