おかず調理もできる!ホーロー鍋×IHコンロ『バーミキュラライスポット』の実力は?【最新炊飯器 徹底比較】

今年も新米の季節がやってきた。それに合わせて最新の炊飯器が続々と登場している。では一番美味しいご飯が食べられるのは、どの炊飯器なのだろうか。今年の特徴は大手メーカーに加えて、新進気鋭の家電ベンチャーなどからも注目の炊飯器が登場していること。大人気の鍋ベースにした炊飯器や蒸気で炊く炊飯器も見逃せない。いち早く全ての炊飯器でご飯を炊いて、味、食感、そして使い勝手をテストしてみた!

VERMICULAR
バーミキュラ ライスポット
実勢価格:8万6184円

【SPEC】炊飯容量:1.0~5.0合 食感設定:なし 最大消費電力:約1350W サイズ/質量:W311×D296×H208mm/約6.9kg

自社製の鋳物ホーロー鍋と専用に開発されたIHコンロ「ポットヒーター」を組み合わせた炊飯器。厳密には炊飯機能を備えた調理鍋セットともいえる。鋳物ホーロー鍋はより美味しくご飯が炊けるように専用に開発。鍋底のリブの配置やお米の対流を考慮した形状となっている。炊飯モードは白米と玄米の普通モードとおこげモード、そして白米のおかゆモードを用意。早炊き機能は搭載しないが、タイマーを利用して吸水時間のカットは可能。保温機能も非搭載。無水調理や低温調理ができるおかず調理機能も備える。

白米炊きたての美味しさ

「白米・ふつう」にて炊飯。時間は60分。ツヤと粒立ちが際立った炊き上がりで、ご飯の粘り、甘みとみずみずしさが両立している。ご飯だけでもぐいぐいと食べられるレベル。

メンテナンス性

ご飯を炊くのはあくまで鍋部分なので洗う必要があるのは鍋自体とふたのみ。ただし、一般的な炊飯器の内釜と比べるとご飯粒は鍋の縁などに残りやすい。

操作性

操作はポットヒーターに搭載するパネル部でおこなう。タッチセンサーでの操作はわかりやすいが、誤動作防止のためもあり、若干反応が鈍かった。

炊飯器の内釜に当たる鋳物ホーロー鍋には水位線の表記などもないため、付属の水計量カップで水を計って注ぐ必要がある。

【おかずも調理できる】
炊飯だけでなくおかずの調理モードを用意。高い密閉性を活かした無水調理ができるほか、100℃以下でゆっくり火を入れる低温調理も可能。また、パラパラの絶品チャーハンが作れる炒め機能も搭載する。

デジタル&家電ライター コヤマタカヒロの評価

ツヤ豊かな炊き上がりはまさに絶品 ただし使い勝手はあくまで調理鍋
蓄熱性が高く、しっかりと熱を加えてくれる鋳物ホーロー鍋での炊飯はツヤ、粒立ち、甘さ、香り共にトップレベル。炊きたてご飯はそれだけでも美味しく食べられる。ただし、実用面では保温機能や早炊き機能(吸水時間のカットは可能)がなく、炊飯器というよりは鍋とIHコンロの組み合わせ。これまでガスコンロで炊飯していたような、便利さよりも味を追求したいという人に向く。絶品ご飯に加えて、バーミキュラならではのおかず調理を楽しみたい。

コヤマタカヒロ/デジタル&家電ライター PCからAV機器、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。モノ誌を中心に、Webニュースやオウンドメディアなどの多岐にわたる。米・食味鑑定士の資格も取得。

※『デジモノステーション』2017年10月号より抜粋