気分は火星。地球を探査できるローバー『Turtle Rover』が未来の宇宙飛行士を育てる!?

将来、NASAやJAXAに就職する時の予行演習に?

ますます盛んになる、地球以外の天体の探査。火星や月だけでなく、小惑星へも人類は探査機を派遣するようになりました。そんな胸の高まるような宇宙探査の雰囲気を自分の手で楽しめる、地球用探査車(ローバー)『Turtle Rover』のプロジェクトが、クラウドファンディングサイトのKickstarterで始まっています。

荒れ地を乗り越え、アーム操作もできます

火星で活動している探査車のミニチュア版といった風貌となる『Turtle Rover』。車体の4隅に装備されたサスペンション付きのタイヤにはオフロード向けのパターンが刻まれています。このタイヤなら地球でもアウトドアをガンガン走破できそう。フルHD解像度カメラを搭載することで遠隔地の画像や動画の撮影を可能とし、満充電状態での動作時間は最大4時間ほど。

車体上にはロボティック・アームが搭載されており、試料などをつまみ上げて回収できます。このアーム部分には一眼カメラやアクションカメラを取り付けたり、ライトを搭載したりと自由なカスタマイズが可能なんですって。

コントロールはアプリから楽々

探査車のコントロールは、タブレット端末やスマホに対応した専用アプリで。アプリからは搭載カメラ経由の映像を見つつ動画や写真撮影の指示や、あるいはロボティック・アームの操作が可能。無線通信に利用するWi-Fiの範囲は200mと広く、目の届かない場所でも自由に活動できるんです。

新たな世界を旅する気分でドライビング

この探査車はもちろん個人で遊んでもいいのですが、人間が入っていけないような危険な場所の調査など、プロ向けの利用方法も想定されています。さらに小型コンピューター『Raspberry Pi』を利用することで、さまざまな自走/探査プログラムの開発プラットフォームとしても利用できるんだそうですよ。

『Turtle Rover』は現在も資金募集を続けており、もし成功した際には1547ユーロ(約20万円)の支援で一台入手可能となります。製品は2018年6月の出荷を目指しており、全世界への配送に対応する予定。もちろん約20万円という価格は安くはありませんが、宇宙を夢見るあなたやあなたの子供にとって、『Turtle Rover』は最高の相棒になってくれるのではないでしょうか?

文/塚本直樹

関連サイト

『Turtle Rover』プロジェクトサイト(英語)