家具下だってスイスイお掃除。厚さ3.2cmの『超薄型ロボット掃除機』を試してみた

薄型だからこそ入れる隙間ってあります。

2017年8月にエスキュービズムが発売した『超薄型ロボット掃除機』。日本の住宅事情に合わせ、小部屋で使うことを前提にした「ルーム家電」コンセプト製品です。今でこそ珍しくない1万4800円という低価格帯モデルのロボット掃除機ですが、ピンポン玉より薄いという厚さ3.2cmの薄型設計で、家具の下にまで入り込めるのが他にない特徴となっています。実際に自宅で2週間ほど実用してみて感じたことをまとめてみましょう。

諦めかけていた家具下に、スイスイと入り込んでいく!

3時間の充電で1.5時間動作する本機。ひとまずフル充電して寝室に放ってみると、普段なら掃除機の「すきまノズル」を使うような家具下の隙間にスイスイと入っていきます。通常モードでの動作中であっても、センサーで自分が家具下にいることを検知すると、その周辺を5分ほど重点的に掃除してくれます。また、起動時に電源ボタンを2度押しすることで「家具下重点モード」にすることも可能。

特に家具下の奥まったエリアなど、普通の掃除機ではきちんと掃除できているかわかりにくい場所を何度も往復してくれるのは嬉しいですね。ホコリがたまっても仕方がないと諦めかけていたエリアに入っていく姿は、なんとも言えない頼もしさがあります。

「あんまり賢くない」ところがまた愛おしい、かも

「ルンバ」などの高級モデルと違い、1万円台クラスのロボット掃除機はそれほど賢いアルゴリズムなどが実装されてはいないもの。この『超薄型ロボット掃除機』も例外ではなく、一応は段差を検知すると方向転換する「落下防止センサー」などは備えているものの、モノが置かれた壁際などでは抜け出せなくなって手詰まりになることもしばしば。

また一度起動すると、再度電源ボタンを押さない限りはバッテリーが切れるまで延々と掃除し続けるため、放置して外出すると、帰ってきたときに家具下で力尽きて停止していた……なんてケースも。でもそんなところが憎めなかったりもするんですよね。「馬鹿な子ほど可愛い」なんて言葉がありますが、どうやらそれはロボット掃除機にも当てはまるようです。

吸引力はそこそこ。メインで使うより補助的な掃除機として

ダストボックスには本体上面の長方形パネルを開くことでアクセスでき、構造が単純なこともあって、お手入れはしやすい印象。ただ薄型設計のせいなのか大きめのゴミに対する吸引力はやや物足りないかもしれません。ダストボックスを開けると細かいホコリや綿ぼこり状の内容物が中心で、長い髪の毛などはあまり吸い込んでいないように思えました。吸引力の強い掃除機と併用し、家具下などの本機にしか掃除できない場所で活躍させるというのが、正しい活用法なのかもしれないですね。

充電は付属のACアダプターで行いますが、専用のスタンドを使って立てておけば薄型設計を活かしてコンパクトに収納可能。センスの良いツートンカラーのカラーバリエーションが3種ラインアップされ、部屋の隅っこに置いていてもなかなかにスタイリッシュ。部屋の掃除をこれ一台にすべて任せられる、というわけではありませんけれど、はじめてのロボット掃除機として手に取るにはちょうど良いと思えるコストパフォーマンスと機能性を備えています。

撮影・文/ワタナベダイスケ(編集部)

関連サイト

【新家電製品】超薄型「ロボット掃除機」を8月より発売(株式会社エスキュービズム)