肉の塊をぐるぐる回しながら焼くマシンが出るぞー!パナソニックのグリル&スモークをいち早く試してみた

「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深掘りレビュー。今回は、パナソニックの『ロティサリー グリル&スモーク NB-RDX100』を使い倒します!

パナソニック
ロティサリー グリル&スモーク NB-RDX100
予想実勢価格:5万9180円 11月上旬発売予定


Front


Side


Inside

【SPEC】サイズ:W405×H280×D416mm 質量:8.6kg(焼き網使用時) 機能:オーブン・グリル・ロティ・くんせい(高温/低温) 温度設定:7段階(120~240℃) オートメニュー:8メニュー タイマー:0.5~60分(グリルは0.5~90分) 仕上り調整:3段階

 

『ロティサリーグリル&スモーク』ってどんな家電?

かたまり肉を美味しく焼けるおもてなし家電

お店で食べるような大きなかたまり肉を手軽に、簡単に焼けるのが、この『ロティサリーグリル&スモーク』だ。一番の特徴は内部にセットした専用かごを自動的に回転させながら焼ける新開発「360°回転ロティサリーグリル」を搭載すること。庫内上部には遠赤外線ヒーターと近赤外線ヒーターが配置されており、食材を360°回転させることで、近火と遠火を繰り返しながら焼けるというわけだ。また、上面からゆっくりと焼くため、柔らかくジューシーに仕上げられる。

さらに360°回転しながら焼くロティ機能だけでなく、トースターやオーブン、そしてくんせい機能も搭載。ハレの日のご馳走だけでなく、普段使いもできる。

また、使用時に気になる煙を減らす触媒フィルターを搭載。煙の元となる成分を酸化・分解するため、外部にはほとんど煙は出てこないのが使いやすい。

ローストビーフや焼豚などを手軽に、美味しく作ることができ、さらにマルチに使えるのが便利な、まったく新しい調理家電なのだ。

【ロティ用の専用かごを用意】

▲専用かごに塊肉などをセットすることで、ゆっくりと回しながら焼ける仕組み。肉の脂などは下のトレイに落ちるため、ヘルシーに調理できる。塊肉だけでなく、とうもろこしやサツマイモなども調理可能。

【2本のヒーターでしっかり焼き上げ】
 
▲庫内上部の手前には食材の表面をしっかり焼き上げる遠赤外線ヒーターを、奥側には内部まであたためる近赤外線ヒーターを配置。2つのヒーターに食材が近づいたり離れて休むことで柔らかく焼き上げる仕組み。

『ロティサリーグリル&スモーク』のロティ調理機能をチェック


▲専用かごに入れた食材を回しながら焼けるロティ。フロントドアの窓から回っているところが見える。

【チャーシュー&スペアリブ】

▲タレにしばらく漬けた豚肩ロース肉や、スペアリブをかごにセットする。細長い形状だと入りやすい。


▲完成した焼豚。表面は香ばしく、中は非常にジューシー。油が落ちているため、食べやすかった。


▲スペアリブもかごにセットして焼いた。裏表での焼き上がりに差がなく、完成度は非常に高い。

【ローストビーフ】


▲塩胡椒とおろしニンニクによる下味をつけてトータル約1時間で完成。断面はお店で買ったローストビーフのようにしあがった。

『ロティサリーグリル&スモーク』の他の調理機能をチェック


▲手軽に調理できる自動メニューを搭載。ボタンを押すだけでトーストやピザなどが簡単に焼ける。

【トースト&ピザ】

▲トーストは庫内の広さを生かして一度に4枚焼ける。枚数のセットで焼き時間の調整が可能。


▲25センチサイズの大きなピザも丸ごと入れられる。なお、ピザモードは手作り生地用の時間設定だ。

【くんせい】

▲くんせい機能を搭載した魚焼きグリル『けむらん亭』と同構造のくんせい容器が付属。容量は大きい。


▲ゆで卵をくんせいにしてみた。香り豊かでサラダなどいろんな料理に使えそうだ。

 

使い倒しインプレッション

操作も簡単で焼いている間はほったらかしにできる!

今回、試用したのは一部機能に制限がある試作機だったが、右のページのように多くのメニューを実際に作ってみた。豚肩ロースや牛もも肉のかたまりなどを使った『回して焼く』メニューがこの製品の魅力だが、思っていた以上に使い勝手が良く、簡単に使えた。付属のレシピでは肉の大きさは500g前後の指定が多いが、実際にはもう少し大きくても専用かごに入る。このため、スーパーなどで売っている肉のサイズはそれほど厳密でなくてもよかった。レシピの自由度が高いのは使いやすい。ただし、肉の形状には注意したい。幅の大きなかたまりだと、専用かごの中でぎゅっとなってしまうため、焼けた後、取り出しにくかった。できるだけ細長い長方形のかたまり肉を選ぶのがベストだ。

ロティやグリル、トーストなどの基本機能はボタン1つで設定できるのが便利。肉が大きい場合などは「仕上がり」設定で焼き具合を調整できる。また、マニュアル設定にも対応しており、この場合はモードダイヤルで利用する機能を選び、温度とタイマーを設定して調理可能。上級者はこのマニュアル機能が重宝するだろう。

くんせい機能は『けむらん亭』と比べて、くんせい容器が大きく、深くなったのが魅力。背の高い食材の燻製がしやすくなった。トーストは1度に4枚焼けるほか、冷凍モードも用意するのが便利だった。

『ロティサリーグリル&スモーク』の最大の課題は本体の大きさと言えるだろう。一般的なトースターよりふた回りは大きく、設置スペースのイメージはオーブンレンジが近い。とはいえ、機能的にはオーブングリルなので、別途レンジは必須になる。これを両方置くのが難しい家庭は多そうだ。

しかし、来客が多かったり、週末に豪華な料理を楽しみたいという料理好きには惹かれる製品だ。朝はトーストを焼き、昼は作り置きの焼豚を入れたチャーハンやラーメンを楽しむ。夕食は多彩な味付けのかたまり肉をロティサリーで調理。自動的に回転して焼けるので、その間は副菜を作ったり、他の家事を行うことが可能。さらに夜には自家製くんせいをつまみに一杯な飛んで楽しみ方もありだ。設置場所さえ確保できるなら、非常に魅力的だ。

 

結論

【ここが○】
・かたまり肉をセットするだけでジューシーに焼ける。
・トースターやオーブン調理など日常的な用途でも活躍する。
・大型のくんせい容器が付属し低温、高温くんせいが作れる。

【ここが×】
・本体サイズがオーブンレンジ並みに大きく置き場所を取る。

日常使いからパーティまで多彩な使い方が楽しめる

他の調理家電ではできない、肉を回しながら焼くロティサリーが手軽に作れるのが魅力のモデル。価格や置き場所は課題ではあるが、その部分がクリアできたら活躍することは間違いない。トースター+αと考えて設置スペースを確保すると家族みんなが幸せになれそうだ。


▲かごの中に食べたい食材を入れて回しながら焼くだけ。マニュアル調理機能も充実している。

 

文/コヤマタカヒロ 撮影/大久保惠造

※『デジモノステーション』2017年11月号より抜粋

関連サイト

『ロティサリーグリル&スモーク』製品情報ページ
パナソニック公式サイト