ダンスフロアの深いビートを伝えるワンボディスピーカー「SRS-XB41」

据え置き型のステレオコンポには多くの魅力があります。

まずは音質。フレームがガッチガチでゴージャスな作りのスピーカーユニットを、がっしりと支えるハコもまたお金がかかったもの。アンプやプレーヤーもデジタル部とアナログ部の回路を分け、各々のノイズの影響を音に伝えないようにするなど、これまたコストがかけられた作りとなっているものが多く、「いいモノ」感がムンムンとしているんです。

…と、言ってられない時代となってきました。山奥の別荘地ならまだしも、住宅地だとまず音が出せない。ボリウムをぐいっと回せない。クルマやバイクの世界もそうですが、大きな音というのは世間様にご迷惑です。

同じような悩みをお持ちのみなさま、SRS-XB41をいちどチェックしてはいかがでしょうか。僕はコイツを買って以来、据え置きのステレオコンポにホコリをかぶらせまくりになっちゃいましたよ。

BGM用途として考えるとアリ

我が家の場合、解像度や定位をしっかりと見極めながら聴きたいときは、コンパクトリファレンスモニターのiLoud Micro Monitor(IK Multimedia)を使えばオッケ。モニター用なので理路整然とした音が得意だし、USBミキサー経由の音はなかなかに刺激性もある。

となると、リビング用としてはラウンジトーンでいい気がしてきた。普段ヘッドホン・イヤホンで超高解像なオトを聞いていると、自宅での癒やしオトはエッジが丸くたっていいじゃないか。

そう考えながら聴いてみると、SRS-XB41の音ってアラアラいいじゃないですか。

基本モードといえるEXTRA BASSモードにするとベースラインの音圧ががっつり出ていて、重低音成分も申し分ない。パッシブラジエーターが作る低音はスピード感に欠けますが、メインドライバーのサイズが58mm径と大きいため低域の再生能力も高く、後からくる重低音域の響きと合わさって弾力性のあるトーンに仕上がっているんです。

ヒップホップやディープハウスのような、BPMが速すぎないジャンルとのマッチングに優れていますねコレは。

メロディラインを受け持つ中音域の密度も高め。ドゥンとくるキックドラムに埋もれることなく、僕はここで歌っているんだと存在感を声高々にアピールしてる。サックスなどの管楽器、ギターなどの弦楽器の厚みも侮れません。高音域は控えめだけど、ま、これはしゃーない。防水仕様でもあることだし。

一番気に入ったのは、屋内だとフルボリュームにしなくでも十二分にビッグなサウンドになること。そして屋外でフルボリュームにしても音が割れないこと。

25w+25wというマキシマムパワーをかけても、スピーカーユニットの不要振動をしっかりと抑え込んでいるのでしょう。ハウジングの設計・構造にコストをかけているのが伺えます。ワンボディのBluetoothスピーカーの中では高価格帯のモデルですが、大音量耐性の高さだけでも価値がありますよマジで。

いいじゃん、パリピっぽくなったって

見て楽しい、という要素もSRS-XB41は満たしています。ボディ外周にLEDラインライト、前面にストロボフラッシュとスピーカーライトが組み込まれており、これらの光源が曲に合わせて動き、踊り、跳ねまくり。

これはちょっと恥ずかしい、と思うオトナもいるかもしれませんが、SRS-XB41のハッピーでパーティなイルミネーションはミニコン全盛期や、リアシートを潰してまでド派手なウーファーを載せまくっていた爆音系カーオーディオ全盛期を彷彿とさせるものですよ。

パリピすぎるって? それはむしろ褒め言葉。だってコイツはBBQとかキャンプとか花火とかこれからのシーズンのアクティビティでも活躍させる予定なのですから。キックドラムとベースがドカドカくるから、屋外で使っても音が痩せないんですよ。ステップを踏みたくなる音ですから。IP67の防水性能の持ち主ですから。

なおフツーのBluetoothスピーカーのように見えますが、クラスはジュニアヘビー。500mlペットボトルより厚みがあり、1.5kgとなかなかの重さですよ。

ソニー・SRS-XB41(公式サイト)