ペダルを漕ぎながらデスクワーク!フィットネスバイク『CITTA BT 5.0』は働き方の革命児となるか!?

「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深掘りレビュー。今回は、HORIZON FITNESSのフィットネスバイク『CITTA BT 5.0』を使い倒します!

HORIZON FITNESS
CITTA BT 5.0
実勢価格:8万1000円


Main Unit


Desk Tray


Saddle

【SPEC】サイズ:H130×W65×D123cm 重量:約49kg 付属品:電源コード/デスクトレイ/ウォーターボトルホルダー 負荷レベル:1〜20 プログラム:10種類(マニュアル、インターバル、体重減量、ケイデンス、ランダム、目標心拍数%、カスタムほか) デスクサイズ:W62×D55 ディスプレイ:5.5インチLCDディスプレイ ハンドグリップ心拍数 POLAR心拍計対応 最大使用者重量:136kg 使用者身長(目安):145cm以上

 

『CITTA BT 5.0』ってどんなフィットネスバイク?

エポックメイクなマシンの登場か!?

フィットネスバイクにデスクトレイを付けたホライズンの『CITTA BT 5.0』。これまでフィットネスバイクの進化は、主に運動機能とデザインに見られた。その点、『CITTA BT 5.0』は、フィットネスバイクにおけるエポックメイキングなマシンとなるかもしれない。

ホライズンブランドを展開するのは、フィットネスマシンのメーカーとして40年以上の歴史があるジョンソンヘルステック社。これまでも世界の美しい風景の中を擬似走行できる「パスポートプレーヤー」や、スマホとも連動して運動を多面的に記録する「ヴューフィット」など(どちらも本機は非対応)、楽しく運動するための製品を開発してきた世界ブランドである。
 
改めて、今回のマシンを見てみると、まず運動器具らしからぬデザイン性の高さが目を引く。丸みを帯びたメインユニットや、各部を繋ぐパイプはマッドブラックに統一され、リビングに置いても違和感を感じさせない。一方で、運動機能も専用マシンと変わらない充実ぶりを誇る。

【ハンドグリップ心拍計搭載】

▲ハンドルには心拍計が搭載されており、心拍数を利用して運動強度を変えていくプログラムの実行が可能になる。POLAR社の心拍計にも対応している。

【5.5インチLCDディスプレイ】

▲ディスプレイは、ボタン操作で経過時間、走行距離、スピード、心拍数、ケイデンス(ペダル回転数)、消費カロリー、負荷レベルなどが表示される。

『CITTA BT5.0』の使いやすさをチェック

【デスクトレイは収納可能】

▲デスクはハンドルに固定されたロックを外し、簡単にマシン前部に収納できる。見た目にもスッキリ。

【ドリンクホルダーが便利】

▲ハンドル下のドリンクホルダーは、運動時にはボトルを、デスク作業時にはスマホやタオルを入れてもいい。

【デスクの広さはカフェ以上?】

▲62cm×55cmのデスクには、ノートPCの他に、マグカップや書類も置ける。狭いカフェより物を拡げられそう。

『CITTA BT5.0』の運動性能をチェック

【フィットネスバイクとして必要十分】

▲機能を追加したことで、本来の機能を損ねる例はあるが、このマシンは運動性能を落とすことなく両立している。

【デスク利用でも運動を妨げない】

▲デスクが下半身の運動を干渉することは一切ない。逆に体幹トレーニングの強化も期待できそう。その理由は後述する。

【デスク下には“隠れグリップ”が!】

▲デスクトレイの裏側には、縁に沿ってグリップがある。デスク利用時にも握る動作ができるので、力が入れやすい。

 

使い倒しインプレッション

「働き方」を改革しちゃいそうなマシンだった!

これまでフィットネスバイクは、その単調な運動ゆえ、「○○しながらペダルを漕ぐ」というイメージがあった。運動が目的であるはずなのに、○○の部分、例えばテレビを観ながら、といったように、○○のほうが上位に位置付けられてしまうことがあった(もちろん、それゆえに「パスポートプレーヤー」や「ヴューフィット」といった面白い製品やサービスが生まれたのだが)。

ところが、デスクを付けるという一見すると安易な方法が、結果としてフィットネスバイクの存在価値を大いに高めることになった。

ということで実際に漕ぎながらデスクワークをしてみた、いや、している。現在進行形のペダルを回しながらの原稿書き。

実はここに至るまでにはある程度の慣れが必要だった。まず、仕事に適した負荷レベル。当初、仕事をしながら運動するということに目がくらみ、より効果を得ようと全20段階中のレベル10で始めたが、全然もたない。というより、仕事に集中できないのだ。結局、レベル1でくるくる回すことで落ち着いた。

時速20km前後のペースで漕ぎながらのメールや動画のチェック、電話などは難なくこなせる。ただ、それも30分続くとさすがにバテる。そこで10種類あるプログラムのカスタムモードを選択し、負荷レベルの変更はせず、1アクティビティのタイマーを20分にセットして、それを仕事のひと区切りとして取り組んだ。これが私にとってのベストチョイスで、20分、距離約6km、消費カロリー約60kcalを平均して稼ぐようになった。それでも、原稿を書くという集中力が必要な作業は、頭に血が回らないのか最初は全然集中できなかった。それでも、続けるうちに体が慣れ、考える仕事もこなせる体になっていった。

しかも、普通はハンドルを握り腕の力で体を支えるが、キーを打っているので腕の力が使えない。その分、体幹トレーニングの強度がアップした。何よりひとつひとつの仕事を早く終わらせないと漕ぎ続けることになるので、仕事が早く終わる。ということで、ここまで書いて計1時間半、距離27km、消費カロリー260kcal。仕事と運動の両立を叶えた、『CITTA BT 5.0』は、働き方を変えるかもしれない!

 

結論

【ここが○】
・簡単なデスクワークなら、すぐにでも仕事と運動の両立を実現できる。
・トレーニングマシンとしての性能も高いので、本格派のニーズにも応える。
・スタイリッシュさが日常と運動の垣根をなくすので気持ちの切り替えは不要。

【ここが×】
・モニター付近にUSBポートかAC電源が欲しいところ。

運動はしたいけど、ジムに行く時間がない人に!

常にこれに乗って仕事をする必要はないが、気分転換にノートPCと飲み物を持ち(あと扇風機も!)、簡単な作業をすると、あっという間に時間は過ぎる。音も気にならない程度なので、使いやすい。会議室のイスをこのマシンに入れ替えたら、さぞや時間短縮するだろう。


▲まるで激坂にアタックするかのような形相で、原稿の最後の難所に接近中の図。果たして無事に入稿することはできるのか!?

 

文/頓所直人 撮影/下城英悟(GREEN HOUSE)

※『デジモノステーション』2017年11月号より抜粋

関連サイト

『CITTA BT 5.0』製品情報ページ
HORIZON FITNESS公式サイト