渋くイケてるパパ趣味に「燻製」はいかが?

美味しいものが好き。お酒を飲むのが好き。そしてお手軽なものが好き。だから一生ゆるく続けられる渋いオトナ趣味を求めている。そんなパパに、ぜひともおすすめしたい「燻製」について。

燻製との出会いは、バカでかいSTAUBを購入したから。

私は、37歳。女性。1夫1子あり。作詞作曲家&ライター。

結婚に興味がなかったのに、10年の交際から流れるままに結婚をしたのが7年前。新生活が始まったものの、特別変化があったわけではなく。「新婚気分だけでも味わおう」と、年月を重ねることで味が出そうな高価な鍋を買うことにした。

吟味した挙句、デザイン性・オシャレ感満載の「STAUB」のホーロー鍋(ピコ・ココットラウンド)を購入。大は小を兼ねるからと28cmの大きなサイズにしたら、届いてびっくり。大きすぎた。カレーが15人分できそうなくらい大っきい。正直、困った。

バカでかいSTAUBは大人数へのおもてなしや、シチューなどじっくり煮込む系にしか使える機会がない。「だから、小さいのにしたらいいと言ったのに」と、明らかに不満をぶつけてくる夫。炊飯器や蒸し器など他の用途を探したけど、どれも面倒そうで気が向かず。

そんな中、STAUBで「燻製」ができる、ということを知った。

「香りつけるやつ」となんとなく始めたものの。

とはいえ「燻製」なんて文字を見ても、正直あまりピンとこなかった。イメージとしては「スモークサーモン」とか、「燻製卵」とか?そのくらいの知識。バーや居酒屋で食べるものでしょアレ。

とにかく、「香りつけるやつね」くらいの意識で、なんとなく始めることに。

手始めに失敗が少ない「チーズ」から始めた。ちょっと試したいだけだったから、必要なものを100円ショップで買い揃え。ウェブに転がっている情報をかき集めて、見よう見まねで、いざ、燻製!

室内でも可能!20分でできあがるお酒のアテ。

火災報知器が鳴らないか心配したけれど、意外にも煙は出ない。だけど、部屋中に立ち込める煙の香りはすさまじく、換気扇を回しても部屋中が燻製香でコーティングされたみたいになっちゃう(1度燻製をすると2日は香りが残る)。

でも、嫌な香りではない。それどころかすごく好み。香りを嗅いだだけで、ついモルトウィスキーを飲みたくなる。そんな、色っぽい魅力的な香り。

チーズは溶けにくいナチュラルなプロセスチーズを使った。途中であまり蓋を開けてはいけないらしいけど、何度もフタを開けて色づき具合を確認した。20〜30分ほど燻したかな。そうして、ツヤツヤの橙色に色づいた燻製チーズが完成。粗熱をとって、そっと包丁で切った。

「美味しい! これは、とてもすばらしく素敵でファンタスティック!!」

美味しかったのはもちろん、なにが嬉しかったかって、その瞬間、新しい趣味ができたことだ。これはハマるって思った。自分で作った燻製でウィスキーをたしなむなんて、まるでオトナみたいで。

人生を彩る「燻製」という趣味。

そうして、7年。子どもができて毎日のようには飲めなくなった今でも、相変わらずに気ままに燻製をしている。

できあがった瞬間の高揚感は相変わらず。

ロックグラスのウィスキーをカラカラと回しながら、冷めるのを待てずに立ったままつまみ食いして。

4歳の息子のおやつにしたり、夫のお弁当のおかずに入れたりもする。

仕事や家事、育児に忙しいアラフォー女でも続けられる。というか、ついしたくなる。気分転換にも最高。さっとできる手軽さも良い。燻すだけで極上のアテができあがる、という素晴らしさ。

気がつけば、「香りつけるやつ」から「人生を彩る趣味」になった。好きだからこそ少しこだわるようになって、美味しいレシピを発見しては嬉しくなったり、必要な道具を揃えてみたり。

「飽きないもの」なんて、人生には少ない。

気の向くままに、これからも続けるんだろう。

【レシピ〜初心者におすすめ!プロセスチーズの燻製】

私が最初に作った、プロセスチーズの燻製レシピをご紹介。20回以上作っていますが、1度も失敗したことありません。

【用意するもの】

  • プロセスチーズ(ファミリアチーズのようなブロックがおすすめ)
  • チップ(ヒッコリー or リンゴがおすすめ)
  • アルミホイル
  • クッキングシート

【作り方(燻製鍋の場合)】

  1. 燻製鍋に取り付けられているトレー(or アルミホイル)に好みのチップを一握り敷き、網をセット。煙が出てくるまで強火で2〜3分燻す。
  2. 網の上にクッキングシートを敷き、チーズを入れ、蓋を閉じる。
  3. 再度、蓋を閉め、10分〜15分ほど燻す。粗熱をとり、適度な大きさにカットしたらできあがり。

【MEMO】

当時を久々に思い出して、STAUBを使ってみました。もちろんSTAUBではなくても、手持ちの蓋付き中華鍋やAmazonで2,000〜3,000円で購入できる燻製鍋があれば、なおよし(空焚きのようなものだから、本当は品質のいい鍋を使わない方がいいよね。痛んじゃう)。

専用の燻製鍋ではない場合は、100円ショップで丸い金網を購入。金網を浮かせる土台は、アルミホイルを適当に3つほど丸めればOKですよ。

燻製をおこなう上で1番難しいのが水蒸気との戦いです。素材にムラが出てしまうし、蓋裏から落ちた水蒸気はとても臭いし、食材についたままだと酸っぱくなっちゃう。蓋を開け閉めしすぎるのはおすすめできないけれど、チーズの場合には、3分ほど経ったら一度蓋を開けて水蒸気が出ていたら表面を拭く、この一手間を忘れないのが美味しさの秘訣かな。

チーズがナチュラルすぎると思うなら、粗めのブラックペッパーをチーズに押し付けて燻すのもあり。ピリッとして、よりお酒がすすむよ。

自分のためにはもちろん、ちょっとした手土産に喜ばれること間違いなしの一品だからおためしあれ!