エアコンもバッチリ、ベッドもきれい……なのに眠れないのはなぜ?
ぶっちゃけ寝室の空気が汚れているからじゃない?

温度も湿度も快適、ベッドも完璧なのに眠れない

いよいよ夏本番目前。梅雨時で外は蒸し蒸しじめじめしていて不快指数120%。そんなイヤな気候が続いていますが、昼間の外移動などで体力を奪われる分、せめて眠る時くらいきっちりと快適な環境を整えて、ぐっすり眠ろうと頑張っている人も多くいるはず。エアコンはバッチリとメンテンスして冷風がきっちり出ることも確認した。ベッドもひんやりシートなどをシーツと枕カバーにオンして、暑いなんて言わせないグッドな寝床内環境も整えた。

でも……なぜか眠れない人って結構いますよね。現代人の4人に1人は隠れ睡眠障害に悩んでいるなんていう報告もある通り、眠れないにはやはり何かしら理由があるのです。「朝の目覚めが悪い」「寝ても疲れが取れない」という経験をしている人に意外とありがちなのが、もしかして温度や湿度よりももっと基本である、そもそも寝室の空気が汚かったりしませんか?

ちょうど2年ほど前に開催されたスウェーデンの空気清浄機メーカー「ブルーエア」の勉強会にて、快眠セラピスト/睡眠環境プランナーである三橋美穂さんに、眠りについて教わったことがあります。今まで1万人以上の睡眠の悩みを解決してきた“眠りのカリスマ”は、「空気環境は睡眠に影響を与え、睡眠の質は自身の健康だけでなく社会生活のすべてを大きく左右します」と言ってました。

眠りの借金“睡眠負債”でまさに体は財政破綻する!?

「睡眠は生命活動の土台です。それがしっかり取れていなければ全てに影響があるからです。平成27年に厚生労働省が行なった睡眠時間に関する調査によると、一日の平均睡眠時間が6時間未満という方が4割もいることがわかりました。この方々は全て睡眠負債、つまりは足りてない睡眠時間=借金のようなものを慢性的に抱えており、それが蓄積されていくと、疲れが溜まるのはもちろん、作業ミス起こりやすくなるし、仕事の生産性なども当然落ちてしまいます」と三橋さん。

さらに生産性が落ちるだけだったら百歩譲って、もっと怖いことも。

「それに病気などにも罹りやすく、例えば肥満、鬱病、脳卒中、心疾患、認知症などのリスクも高まるということがわかっています。質のよい睡眠は、集中力や記憶力も当然増しますし、仕事の生産性も上がります。その結果、気持ちだって前向きになるし、人に優しくなれるから、当然多くの人にも好かれるようになり、結果的に自己肯定感が高まり、幸福感も増すのです」。マジっすか? 病気を防げるどころか眠るだけで幸福感も増すんですか?

室内の空気は外気の5倍汚れている

アメリカ環境保護庁の調査によると、室内の空気は外気に比べ5倍も汚れているといわれています。特に寝室は比較的狭く、布団はハウスダストの元ともいわれ、寝返りを打つだけでも舞い上がり、寝ている間に気づかず吸い込んでしまうため、リビングや書斎などと比べてもその汚染濃度はより高そうです。

空気が汚れていると、人は異物を吸い込まないよう無意識に呼吸を制御します。また、本来睡眠は、体に摂取した酸素と養分を使い、細胞回復を行なうための時間です。しかし、体内に異物が入ってくるとそれを退治しようとする働きがはじまり、本来回復に使われるはずの酸素と栄養が後回しになってしまいます。

理想的な睡眠環境とは? 三橋さん曰く、『眠気を高め、寝つきをよくする 基本ルール5』として以下の5項目を挙げました。

1. 体内時計を整える
2. 疲れをためる
3. 体温のメリハリを作る
4. リラックスしている(副交感神経優位)
5. 室内が快適

「睡眠環境において温度と湿度というのは非常に重要であり、良い睡眠を取るためには温度は16〜26℃、湿度は40〜60%に維持するのがいいと言われています。が、それは空気がキレイであるということが前提の話。もし、ものすごいホコリが舞っている空気の寝室だとしたら、いくら温度や湿度が理想的に保たれていたとしても、いい睡眠を取ることはできません」とのこと。

みなさん、ブルーエアの空気清浄機を導入して空気をきれいにすれば、もしかしたらその眠りに対する悩み、解決するかもしれませんよ。

快眠セラピスト/睡眠環境プランナー
三橋 美穂(みはし みほ)さん

https://sleepeace.com/
愛知県岡崎市出身。自動車メーカーでのマーケティング職を経て渡英。帰国後、寝具メーカーに入社。商品開発や枕のアドバイザー育成、マーケティング、広報などを経験後、研究開発部長を経て、2003年独立。心の環境、体の環境、睡眠の環境を整えることが快眠の3つの柱と考え、睡眠とストレス、食事、色彩、体操、呼吸法、寝具などとの関わりについて研究。全国での講演活動や執筆、取材などを通して、眠りの大切さや快眠の工夫、寝具の選び方などを提案している。