最新GoProレポート!4K/60p対応の『HERO 6 Black』も注目だけど、気になるのはやっぱり『FUSION』?

360度動画から通常動画が切り出せる「OverCapture」がかなり良さげ

米国時間2017年9月28日、GoProは米サンフランシスコにてスペシャルイベントを開催。同社のアクションカム「GoPro」シリーズ最新モデルとして、『HERO 6 Black』『FUSION』を発表しました。製品概要については既報の通りですが、ここではイベントの模様と、プレス向け体験会の模様をお届けしたいと思います。


▲発表イベントの会場は米カリフォルニア州サンフランシスコに位置するカリフォルニア科学アカデミーのプラネタリウム。プラネタリウムで再生される360度の映像は迫力満点!


▲GoPro CEOのNick Woodman氏。

というわけでまずは360度カメラの『FUSION』。前後それぞれにカメラを1つずつ備え、5.2K/30fpsで360度動画の撮影が行えるモデルです。GoProから満を持して登場しただけあって、他の全天球カメラとはひと味違いますよ。


▲GoPro曰く、それぞれのカメラによる映像のつなぎ目がかなり自然な仕上がりになっているとのこと。前後のカメラ位置がズレているのがポイントなのでしょうか?

既存マウントとの互換性を備えつつ、5mの防水性能、ボイスコントロール機能、GPSやジャイロセンサーなどを搭載するあたりはGoProならではといったところですが、『FUSION』の真髄は360度動画から任意の画角でフルHD動画が切りだせる「OverCapture」でしょう。実際にどんな感じかは以下の動画の8:58あたりからをどうぞ。

ちなみにこの「OverCapture」は、2018年リリース予定となる新バージョンの「GoPro App」アプリを使えば、スマホでも利用できるんだとか。スマホでこれができるってスゴくないですか?

ただし、現状はアメリカ、カナダ、イギリスとEU各国でプレオーダーを受け付けている状況で、2017年11月の出荷予定なのだそう。日本での発売時期は未定とのことです。そのため、今回のイベントでも実機をじっくりと触ることはできず……「OverCapture」を試すことはできませんでした。うーん残念。続報に期待したいところです。

見た目は同じだけど中身は結構進化している『HERO 6 Black』

一方で、発表即発売となっているのが『HERO 6 Black』。予想が付くとは思いますが、『HERO 5 Black』の後継となるモデルです。外観は同じに見えるでしょうけれど(実際外装は全く同じだと思われます)、お伝えしているとおり中身は大幅な進化を遂げているんですよ。

目立ったところでは「GP1」と呼ばれるプロセッサの新搭載により、4K/60pの動画撮影やフルHD/240pのスローモーション動画撮影が可能になったことが挙げられます。この「GP1」により手ブレ補正機能が強化され、GoProシリーズ初のタッチ操作によるデジタルズームを備えた点も見逃せないポイントと言えるでしょう。そのほか、視覚情報処理と機械学習の能力が向上し、スマホ向けアプリの「GoPro App」と「Quik」を使った自動動画生成時に従来よりベストなシーンを自動で抜き出してくれるんだとか。

そんな『HERO 6 Black』をサンフランシスコで試してみました。激しく揺れる船上で撮影してみたのが下の動画です。こちらはフルHD/60pでの撮影。体感的には『HERO 5 Black』の手ブレ補正よりもしっかり効いている印象でした。

続いては移動中のバスの窓からフルHD/240pでのスローモーション動画。手ブレ補正機能もしっかりと効いていますね。

そして最後はバス移動中に4K/60pで撮影してみたもの。4K動画撮影時はフレームレートにかかわらず手ブレ補正機能が無効となるため、動きが激しいシーンの撮影には向かないかもしれません。4K動画を撮影する場合は、スタビライザーなどを併用するのがいいのかな?


▲こちらは静止画。暗めの場所から鮮やかなGraffitiをパシャリ。色の再現性も良好な気がします。

というわけで短い時間での試用でしたが、『HERO 5 Black』からの進化はしっかりと感じられた気がします。後日、ガッツリと『HERO 6 Black』と『HERO 5 Black』を比べてみますのでご期待ください!

文/こばやしなおき(編集部)

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