グラーゴム ワンは機能もデザインもぐっと絞り込んだ
ミニマル・スマートウォッチ

GLAGOM
GLAGOM ONE
実勢価格:2万7000円
デザインも機能も“多すぎず、少なすぎずちょうど良い”をコンセプトに開発された『GLAGOM ONE(グラーゴム ワン)』。ルックスはシンプルな二針ウォッチでありながら、ディスプレイには低消費電力の電子ペーパーを採用し、さらにBluetooth Low Energyによるスマートフォンとの連携で必要最小限の情報通知や活動量計を表示。これにより、ディスプレイの駆動時間は最大30日をマーク。バッテリーが切れても、時計本体は約2年も駆動するロングライフを実現している。

Front

Right

Variation (Black)

Variation (Gold)

Spec
ケース径:約41mm ケース厚:約13mm 本体重量:約48 g ラグ幅:22mm ケース:316L ステンレススチール ガラス:ミネラル 防水:3 気圧 ディスプレイ:電子ペーパー(モノクロ)
ムーブメント:クォーツ ディスプレイ連続駆動時間※:最大30 日(通常モード)、                                                                           最大180日(省電力モード)
クォーツ連続駆動時間※:約2年 Bluetoothバージョン:Bluetooth low energy 4.2 内蔵センサー:加速度センサー、光学式心拍センサー 対応OS:iPhone 5 / iOS 10.0 以上、Android 5.0以上
※バッテリーの残量や使用環境などにより異なります

“アンチ・スマートウォッチ”派も納得の機能とルックス

ごく一部のモデルを除いて、現行スマートウォッチの最大のウィークポイントはバッテリーだと思っている。そもそも“世界で一番売れている”と言われているモデルなんて、駆動時間は1日にも満たない。「でも、某スマートウォッチは磁気充電ケーブルだから充電がラクですよ」と説明されたこともあるが、そのひと手間以前に、電源タップをまた一口占有されるのが痛い。ただでさえ充電が必要なガジェットは多いのに、これ以上どれだけタコ足を増やせばいいのか……。

『GLAGOM ONE』はクォーツ・ムーブメントで駆動する二針の腕時計と電子ペーパー・ディスプレイを組み合わせたスマートウォッチ。当然、スマートフォンとも連携するが、機能はメール、電話、メッセージの着信通知、そして心拍数の計測やリマインダー、アラーム、座りすぎ防止を知らせるのみ。これらを電子ペーパーのディスプレイ上、またはバイブレーションで通知するだけの“ミニマル”な機能ゆえ、連続駆動はなんと約30日をマークしたのだ。しかも、ディスプレイのバッテリーが切れても時計単体なら約2年も駆動。「ようやく、実用的なスマートウォッチが登場した」というのが『GLAGOM ONE』の第一印象だ。

もちろん、それだけならこのモデルを選ぶうえでの決め手にはならない。『GLAGOM ONE』のもうひとつの魅力は、そのルックスだ。ここ数年人気を博している、シンプルな三針ウォッチの潮流に乗るがごとく、二針のミニマルなデザインを打ち出しているのだ。その魅力は、飽きが来ないため長年にわたって愛用でき、また時計に合わせる服装を選ばないことにある。機能優先でトゥーマッチなデザインになり、着用するシーンすら選ばざるを得ないモデルとは対極に位置する、まさに“スマート”な腕時計と言えるだろう。

とはいえ「機能てんこ盛りのスマートウォッチは不要」と考えるなら、普通に腕時計を選べばいい。だが「何でもできる必要はないけれど、ひとつくらい使える機能があってもいいかも」と考える(わがままな)層にとっては、そのコンセプトどおり、“ちょうど良い”モデルではないだろうか。

見やすく、コーディネートも選ばないミニマルデザイン


時刻は二針、ディスプレイ上の各種通知はアイコンでそれぞれ表示する、シンプルで判読性の高いダイアル。また、316L ステンレススチール製のケースも無駄な造形を排除するなど、長く着用できる意匠に仕上げている。リューズとふたつのプッシュボタンというインターフェースもシンプルで分かりやすく、操作で悩むことはない。


カラーバリエーションは3種類。ベーシックで使いやすいシルバーをはじめ、ブラックは引き締まったルックスに、ゴールドも上品な雰囲気にそれぞれまとめている。いずれも服装を問わずに着用でき、他の持ち物との相性も良好。ディスプレイはホワイトとブラックの切り替えが可能なので、服装に合わせて変えてみるのもいい。

程よいサイズで快適な装着感


ケース径は約41mmと、男性の手首にはちょうど良いサイズ。ケース厚が約13mmもあるのでサイドからの見た目はかなりの存在感だが、重量は約48gと気にならない重さで、軽快に着用できる。付属のレザーストラップにはDバックルが付いており、慣れれば着けやすく腕なじみも良くなるが、このバックルの使用感については好みが分かれるところだろう。

市販のストラップに交換すれば、コーディネートの幅がぐんと広がる


付属のレザーストラップは、専用の工具なしで簡単にストラップの着脱が行えるインターチェンジャブル・システムを採用。ミニマルなデザインなのでさまざまな素材やカラーのストラップに合わせやすく、気分や服装に応じて付け替えられるのも『GLAGOM ONE』の楽しみのひとつだ。特に夏場は汗でレザーストラップが傷みやすくなるので、市販されているナイロンやラバーのストラップ、または金属製のブレスレットに交換してみるといいだろう。

ミニマルなデザインをパッケージにも採用

デザインコンセプトはパッケージにも踏襲。ボックスはラインドローイングで『GLAGOM ONE』が描かれた洒落たデザイン。購入直後から所有感を満たしてくれるトータルデザインには好感が持てる。

  • Text竹石祐三
  • photo岡村昌宏(CROSSOVER)