愛があふるる家電だ。工事不要の食器洗い乾燥機「J’aime SDWJ5L」は

前回の記事の冒頭で、筆者による「新・家電御三家」を次のように定義させてもらった。

  1. 自動調理機(ホットクックやヘルシオ、アノーバなど)
  2. 食器洗い乾燥機
  3. ロボット掃除機(ルンバ、ブラーバなど)

単に最新家電だから機能的に優れているというだけはない。従来のやり方にとらわれず、家族全員で新しい家事の方法を生み出すことで、幸せでストレスのない家事参加を可能にしてくれるというのがこれらの新家電の重要なポイントとなる。

前回は①の自動調理機「ホットクック」を取り上げたので、今回は②の「食器洗い乾燥機」を紹介したい。でも、この食器洗い乾燥機、我が家では導入するまでかなり時間を要した。同製品を導入していない家庭の理由は、下記の3つのポイントに集約されているようだ。

  1. 設置場所の問題:キッチンに置く場所がない、また給排水の工事ができない
  2. 価格の問題:従来モデルは約6万円くらいで購入に踏み切れない
  3. 洗浄能力の問題:手洗いと比べて汚れが落ちなさそう。庫内にカビや菌が発生しそう

我が家でも、まさに上記の3つの理由がネックになって、これまで導入をためらっていた。特に、以前住んでいた賃貸マンションには備え付けの大きな食器洗い機があったのだが、どうも不潔で、汚れが落ちない印象が強かったというのもある。

しかし、これらのネガティブ要因をぶっ飛ばしてくれるナイスな食器洗い乾燥機が2018年に颯爽と登場した。それがエスケイジャパンの「J’aime SDWJ5L」だ。

J'aime 筐体写真

「J’aime SDWJ5L」とはどんな食器洗い乾燥機なのか

このモデルの最大の特徴は、なんといっても「設置工事がいらない」という点だ。給水も本体背面の6Lのタンクに水を入れるだけでいい。これで1回の食器洗浄に必要な水をまかなってくれる。排水も、背面に取り付けた排水ホースから流しだされる。

J'aime 給水タンク

本体もコンパクトなので、排水用のバケツと組み合わせればどこでも食器が洗える。設置場所の問題をクリアしている。食卓のテーブルの上でもお風呂場の脱衣場でも、どこでもだ(どうしてもやりたければだが)。それでいて、約3人分の食器や小物をそれぞれ12点とたっぷり洗えるのも魅力だ。

J'aime 食器を並べたところ

我が家では最初、ワゴンの上段にJ’aime SDWJ5Lを設置し、下段に10Lのバケツを設置して、移動式の食器洗い乾燥機セットとしてみた。

しかし毎回6L=6kgの水が入ったタンクを持ち運ぶのが大変だということがわかったので、キッチンのシンクの横に平らな台車を設置して、その上にJ’aime SDWJ5Lを載せて移動させる運用に切り替えた。これなら、作業スペースを広く取りたいときはシンクの横から台車ごところころとIHヒーターの上に避難させられる。また我が家はシンクは水栓が伸びるタイプを使っており、直接背面タンクの口から給水できるようになって利便性が倍増した。

J'aime 水栓からの給水

肝心の価格だが、J’aime SDWJ5Lは定価で4万2984円(税込)のところ、家電量販店でポイント10%をつけて購入したため実質3万円代後半で購入できた。アマゾンでもそれより多少安い価格で購入できる。価格の問題もクリアしているといえるし、これくらいであれば、チャレンジできる価格ではないだろうか。

J’aime SDWJ5Lを導入して実際どうだったか

導入前に感じていた食器洗い乾燥機の3つの問題について。すでに設置場所と価格についてはクリアしている。ここでは肝心の「洗浄能力」についてご紹介したい。

結論から言うと、もう満点と言っていい。J’aime SDWJ5Lは60℃〜75℃に加熱したお湯を、庫内をくるくる回転するノズルから高圧で下から上に吹き出すことで食器を洗う仕組みなのだが、この温度は人間の手では熱くて扱えるような温度ではない。しかし、この高温が必要なのだ。

J'aime 洗浄の模様

通常の温水の温度は30℃くらいだが、牛や豚の肉の脂を落とす場合は40℃〜50℃くらいの高温が必要となる。J’aime SDWJ5Lは、さらに高温で洗浄するので、油汚れやベタつきもしっかり落としてくれる。

我が家で特に感激したのは、

  • コーヒーカップやマグカップなどのコーヒーによるくすみ
  • 耐熱ガラスやタッパーなどのプラスチック部分のぬめり
  • ザルや網、フードプロセッサーの刃など洗いにくい金属製のもの

J’aime SDWJ5Lはこれらの汚れも着実にきれいにしてくれる。人間ではできないことを、人間は一切手をかけず、他のことをやっている間にさらっとこなしてくれるのが素晴らしい。洗浄能力の問題もクリアしているといっていい。

J'aime 内部

最後にお手入れだが、これも簡単。写真のように食器かごを取ってしまえば、庫内は非常にシンプルな構造になっている。残った水気をふき取れば、カビや細菌の心配もない。

J’aime SDWJ5Lの気になるポイント

かなり理想的なJ’aime SDWJ5Lだが、何点か気になるポイントはある。それらをまとめておきたい。

  • 電気代:本機の消費電力は950W。湯沸かしポットと同じくらいの電気を消費する。乾燥まで含めると、1回約40円くらいかかる。これは確かに高いのだが、手洗いするときに使用する水道量が1回で約17Lくらい節約できる。1日1回使うとすると、1ヶ月で約500Lの水の節約になるのでこれは大きい
  • 本体容量:本機で洗浄できる食器などの最大サイズは直径20cmくらいまで。それより大きいものは扱えない。また食器洗い乾燥機が不可な調理家電パーツなども多いので、その点は要チェック。たとえばホットクックは、内蓋や汁受け、まぜ技ユニットはすべて食器洗い乾燥機で洗えるが、内鍋は非対応だ
  • 動作音:夜間に使用してご近所に迷惑がかかるような音ではないが、動作中は小さめの洗濯機のような音がするので、それが気になる場所だと使用は難しいかもしれない

逆に言えば、気になる点はこれくらいだ。これらのポイントよりも何倍も利便性を感じており、我が家では毎日J’aime SDWJ5Lに活躍してもらっている。

まとめ

J’aime SDWJ5Lを導入してからは、毎回の食器洗いに余裕ができた。大物や、食器洗い乾燥機が使用できないものだけを人間がさっと洗い、ほかはすべてJ’aime SDWJ5Lに任せることで、食後ものんびり過ごせることになったのは大きかった。

もしこれまで導入をためらっていた方がいたら、ぜひJ’aime SDWJ5Lを検討してほしい。その名の通り、愛が詰まった家電だと思う。これで空いた時間で、夫婦・家族団らんするのが何よりも楽しいのだ。