みんなが待ってたの、これでしょ。誰にでも使いやすい「Lenovo Smart Clock」

スマートスピーカーやスマートディスプレイをレビューすることの多い僕の家には、アレクサが4人、グーグルが4人います。

そこに僕たち夫婦を加えると我が家は10人の大家族なんですが、今日はいちばんの末っ子を紹介しましょう。

たぶん、これがみなさんの求めている「スマート家電」のひとつのゴールだと思うんですよね。

単機能でシンプル構成、しかも安い優等生

それが、この「Lenovo Smart Clock」です。

価格は税別9,100円と低価格。ちょっと良さげな目覚まし時計を買い換えようかなと思っているなら手を出せる金額感なのがいいですね。

そして、これが何よりオススメのポイントなんですけど、単機能でシンプル構成なので家族の誰でも気軽に扱えるんです。

製品の中身を紹介する前に、この末っ子が置かれている環境についてちょっと解説しておきましょう。

Lenovo Smart Clockは「小型スマートディスプレイ」と呼ばれる製品群のひとつです。

いま国内で購入できる主な小型スマートディスプレイ各種(左から、Amazon・Echo Show 5、Google・Nest Hub、Amazon・Echo Spot、そして手前がLenovo Smart Clock)

今年に入ってGoogleとAmazonから立て続けに新製品が投入されたことで、にわかに騒がしくなっているカテゴリが先月もご紹介したスマートディスプレイ市場。現時点でのラストランナーであり、サードパーティ製ということでなかなか厳しい戦いを強いられているLenovo Smart Clockなのですが、先輩たちと戦えるポテンシャルは十分に備えています。

その武器こそが、おすすめポイントでもある「単機能」「シンプル構成」

システム全体を手掛けているプラットフォーマーではないので、原価では勝負できないはずです。なのですが、Lenovoが賢いのは原価を抑えつつ安っぽさのない「こういうのでいいんだよ」的な構成の製品としてまとめあげたところでしょう。

GoogleのNest Hubにあるような「タッチ操作で家中の家電を自由自在に操る!」的な機能はありません。また、動画を再生することもできません。Lenovo Smart Clockのディスプレイは、あくまでも時計表示+αのところまでしか活用できないのです。いちおうタッチ操作はできますが、スヌーズ解除とか音楽の停止ボタンとか、その程度です。

そのかわり、目覚まし時計としての機能には妥協がありません

タッチ操作や音声ではなく、筐体の天面を「ぽん」と叩いてアラームを止められるし、時計表示の背景で現在の天気を伝えてくれています。「ちょっとハイテクな目覚まし時計」くらいに抑えてあるのが、むしろ使いやすいんです。バランスがいいんです。

本体天面を叩くとアラームがスヌーズ、タッチ操作でスヌーズ解除できる

この「割り切り」こそが、価格を抑える上では重要なポイントだったと思うのですよね。

AmazonのEcho Show 5に対して、152円だけ安い税別9,100円という価格。このギリギリの価格設定に、Lenovoの覚悟を感じませんか?

なんだか懐かしくなるサイズ感

前述したようにディスプレイに関わる機能はかなり限定的です。目覚まし時計として使うなら最高、でも、GoogleのNest Hubのような「スマートディスプレイらしさ」を求めたら物足りないでしょう。

その恩恵として、かなり小さいです。手のひらサイズなんです。ディスプレイも4インチですし。

文章中心の記事でサイズ感を伝えるのは難しいのですが、もしかするとデジモノステーションの読者にしか伝わらないかもしれない例えがあります。ちょうど、Chumbyくらいのサイズなんですよね

Photo by [cipher] from flickr
目覚まし時計としてベッドのサイドボードに置くのにちょうどいいサイズ感。一般的な目覚まし時計と違い電源ケーブルが必要なのでコンセントはひとつ専有してしまいますが、背面にスマホ充電用のUSB-Aポートがひとつあるので問題ないでしょう。

Lenovo Smart Clockの背面。左から、電源ポート、マイクのオン・オフスイッチ、そして充電用のUSB-Aポート

これはGoogleのNest Hubにも、そして同じく寝室での使い勝手をアピールしているAmazonのEcho Show 5にもない特徴です。

いや〜、本当に素晴らしいガジェットです。

割り切った機能と、それ故の使い勝手の良さ、価格設定。そしてちょっとした気遣い。もちろん「OK Google」からの音楽再生やWEB検索やスマート家電のコントロールもオッケー。あれ、もしかして各部屋に置くAIアシスタント端末としてとってもいいのでは?

もう財布の紐がゆるゆるの読者のみなさん、Amazonでは取り扱っていないのでご注意くださいね。