石井和美の家電やりすぎ比較レビュー コードレスクリーナー 6モデル まとめ評価

MODEL 1
シャープ RACTIVE Air POWER EC-SR3SX

MODEL 2
日立 ラクかるスティック PV-BFL1

MODEL 3
三菱電機 iNSTICK ZUBAQ HC-JM1J

MODEL 4
東芝 トルネオV コードレス VC-CL1500

MODEL 5
ダイソン Dyson V7 Slim

MODEL 6
パナソニック パワーコードレス MC-SBU530J


吸引力を維持したま小型化が進む
軽くて使いやすいクリーナーが増加中

コードレスクリーナーは、バッテリーやモーターが年々進化しており、吸引力を維持したまま軽量化が進んでいる。今年発売された最新のコードレスクリーナーは、小回りがよく、パワフルで、長時間使っていても疲れないタイプのものが多い。その中から注目の6製品を試してみた。

使い勝手の良さと吸引力のバランスがよく、日本の複雑な居住スペースでも狭いところまでしっかり掃除ができると感じたのはシャープのクリーナーだ。ヘッドが軽く、持ったときに疲れを感じにくい重量バランスで、吸引力もよい。バッテリーは外して充電するタイプなので好みは分かれるかもしれないが、コンセントの前にクリーナーの定位置を作らなくてすむのは嬉しい。

日立のクリーナーは圧倒的に軽量、かつ自走力が強くパワフル。軽すぎて吸引力に不安を感じたが、他社と遜色ないパワーだった。長時間使用しても手が疲れないのは魅力だ。三菱のクリーナーはギミックがおもしろく、名前の通り「Q」の形で置いておくことができ、一見掃除機には見えない。ブラシを収納しておけるので、インテリアの中においても不潔さを感じない点も嬉しい。東芝のクリーナーはクリーナーヘッドのブラシ幅が広いので、短時間で広い場所の掃除が終わる。吸引力も抜群で、フローリングの床掃除がメインのご家庭におすすめのモデルだ。

付属品のチェックし
ライフスタイルに合った一台を

ダイソンのクリーナーは重く、これまでは小回りの点で不満だった。日本向けに発売されたV7 Slimは、全長が短く、質量も軽い。スイスイ掃除でき、背の低い女性でも気軽に使えるようになった。ただ、残念なのはソフトクリーナーヘッドではないこと。フローリングでの大きいゴミの吸引は、ソフトクリーナーヘッドと比較すると吸引力が落ちている。このサイズ感のままで、ヘッドの変更を期待したい。パナソニックのクリーナーについては、日本らしい配慮を感じる多機能さが目を引くが、重量バランスがいまひとつで手元が重く感じた。機能としては使いやすいものばかりなので、パワーと機能はそのままで、もう少し軽く感じる重量バランスに改良してほしい。

6機種を同じ条件でテストしてみたが、数年前とは比べものにならないほど進化をしている。一昔前はサブのクリーナーとして使うイメージだったが、バッテリーの改良により、使用時間も伸びている。大容量バッテリーを本体に内蔵するとどうしても重くなっていたが、各社の企業努力により本体の素材を変更したり、モーターを小さくしたりすることで、軽量化を実現している。コンパクトなボディからは想像できないほど、大きなゴミも微細なゴミもしっかり吸うので、メインのクリーナーとしても十分使える。

なお、付属品は各社で異なるので、ぜひチェックしてほしい。車の中を掃除するなら蛇腹状のホースがあると掃除しやすい。布団掃除にも使用するのであれば、布団クリーナー用ヘッドが付属していると便利だ。付属品は店頭では並んでいないことが多いので、各社サイトなどをチェックし、ライフスタイルに合っているものを見つけてほしい。


その他のチェックポイント

 

1 付属品

付属品は各社によって異なる。床掃除だけでなく、棚の上、すき間、ふとん、車の中なども掃除したい場合はチェックを。付属品の違いで型番と価格が変わる場合もあるので、各社のサイトなどで確認する。

2 デザイン・サイズ

今回試した6製品は、すべて手元に重心があるタイプ。全長はほぼ差がなく、日本人の体形にあったものばかりだ。スティッククリーナーは部屋に出したまま使うことが多いので、実物を見てデザインの確認を。

3 充電台

スタンドや充電台の大きさはさまざまだ。台がなく、壁掛けホルダーのみのものもある。実際に使ってみると、台があるほうが置きやすいが、大きいものもあり、場所をとる。置き場所を確認し、台のサイズもチェックしてほしい。
  • text石井和美

profile:家電プロレビュアー 石井和美

守谷市にレビュー用の家「家電ラボ」をオープン。白物家電を日々レビューし、メディアやブログで公開している。家電blog管理人。