フルサイズ一眼より高画素&高精細!? 最強のAPS-Cミラーレス「EOS M6 MarkII」

もう一度聞いていいですかキヤノンさん。EOS M6 MarkIIの画素数はAPS-Cサイズのセンサーなのに3250万画素だって? フルサイズなEOS Rの3030万画素、EOS 5D MarkIVの3040万画素より高画素なんだって? 4000万画素級5000万画素級という中ボスラスボスはいるとはいえ、幹部クラスをも食っちゃう下克上。こんなハイスペックなのにエントリーモデルって…やるじゃないですか!

小さくて軽いのに上位モデルより
綺麗に撮れるミラーレス

デジカメの格を決める上で、センサーの画素数は重要な要素となります。画素数が多ければ多いほどきめ細やかな描写が可能となり、精細感も際立つ写真が撮れるのですから。

同時にセンサーのサイズも重視すべきポイントです。センサーサイズが大きいほど余裕を持って光をキャッチできるので、暗い場所でもノイズが出にくくなりますから。

だから画素数が多く、センサーサイズが大きなデジカメは大人気。しかし高価なために憧れで終わっちゃうアマチュアカメラマンも多いみたい。

ならば…。キヤノンから2019年9月下旬に発売されるEOS M6 MarkIIはいかがでしょうか。センサーサイズはAPS-Cとなりますが、エントリーモデルでありながらフルサイズをも超える超緻密な写真が撮れる一眼ミラーレスなんですよ。

現状のフルサイズカメラは一眼レフもミラーレスも、レンジファインダーやコンパクトタイプも含め、ベーシック機の2000~3000万画素台、高画素機の4000~5000万画素台、中版カメラに迫る6000万画素台の3ラインがあります。

EOS M6 MarkIIのセンサーの画素数は約3250万画素。4000万画素超のモデルにはかなわないものの、ベーシックラインのフルサイズより高画質。だというのに価格は予想市場想定価格が11万5000円前後。尋常ではないほどにリーズナブルなプライスなのです。

兄弟機かつ真のエントリーモデルであるEOS Kiss M(量販店価格7万5000円)と比較すると、レンズ上の軍艦部がありません。そうなのです。EOS M6 MarkIIはEVFを持たないカメラです。オプションで用意されていますが、基本は背面のディスプレイを見て画角を決めるタイプ。ここには慣れが必要かもしれませんね。

バッテリー・SDカードを入れた状態でも408gと軽量で、片手でも持てるサイズだというのに、このハイスペックぶり。キヤノン、攻めてますね!

トリミングしてもシャープ=ズームレンズがなくてもOK

ではその実力を確認してみましょう。EOS M6 MarkIIの試作機で撮影した作例のため、市販機とは細かな描写が異なるかもしれません。しかし約3250万画素の6960×4640ピクセルがもたらすパフォーマンスの高さは見ることができますよ。

そこから4Kサイズ(3840×2160ピクセル)でトリミングするとグッと近づいたように見えますね。1歩、2歩ほど前にでた感じでしょうか。

さらにフルHDサイズ(1920×1080ピクセル)にすると、なんということでしょう。ズームレンズで思いっきりドアップに写しているみたいじゃないですか! この3枚の写真は、いずれも同じ単焦点レンズのEF-M 28mm F3.5 Macro IS STMを使ったもの。ウソじゃないですよ!

このトリミング耐性の高さはEOS M6 MarkIIの最大のメリット。被写体に寄り切れない場所であっても、あとからスマートフォンやパソコンで自由なサイズに切り出しても大丈夫、ということは、望遠レンズを持ち歩かなくても、望遠レンズと同じような写真が撮れるということなんです。

残念ながらEOS M系に直結できるEF-Mレンズのなかには、約3250万画素を活かせるものが極めて少ないのが実情です。純正マウントアダプターを使って超高画質なEFレンズを使う方法もありますが、そうするとせっかくの超小型超高画質というEOS M6 MarkIIの個性を打ち消してしまいますから。

レンズメーカーのシグマから3本のEF-Mレンズ発売が予告されています。いずれも他マウント・他カメラで「リーズナブルなのに写りがいいね!」と高く評価されたものなので、EOS M6 MarkIIの可能性には期待していいのですよ!

大人の手にもしっくりと収まる
グリップ&コントローラ

手の大きな大人の男性にとって、持ちにくいという印象がつきまとうコンパクトなミラーレスカメラは多数あります。僕自身バイクグローブのサイズはXLでもキツイくらい。だから小さすぎるデジカメはあまり買わないようにしてきました。

持ちやすくするためのオプションパーツもありますが、それで本体サイズが大きくなり、重くなるのは本末転倒。だからこそEOS M6 MarkIIの握りの良さは高く評価すべきだと感じています。

小指はちょっと余り気味ですが、親指と人差し指の収まりがいいグリップ形状で握りやすい。同時に親指と人差し指が備わる場所にコントローラホイールがあるために、撮影中でも好きな露出をキメやすい。直感的な操作が可能なユーザーインターフェースになっているのです。

暗い場所でも撮影しやすい基本性能の高さ

キヤノンいわく、EOS M6 MarkIIはエントリーモデル枠に収まる機種です。いわばデジカメの操作に慣れていない人にも買ってほしいと願っているプロダクトです。

それがゆえにEOS M6 MarkIIは、細かく設定しなくても着実に写真が撮れる基本性能の高さも魅力なんですよね。

暗い室内でもビシッとピントをあわせるし、ノイズが少なく雑味のない写真が撮れますし、色味の調整もご飯を美味しそうに、肌をあたたかそうに撮れる雰囲気優先のホワイトバランスも頼れる存在。

シャッターボタンを押し続ければ秒間14コマの連写で、動きまわる子供やペットのベストなショットを逃しません。ソフトフォーカスな雰囲気の写真も、流し撮りだって気軽にチャレンジできます。4K動画もキレイですよ。

その気になれば20万円クラスのデジカメを超える高い描写性能を持っているのに、普段はその凄みをいっさい表に出さず、お手軽カメラとして使えちゃう。スマートフォンのカメラじゃ物足りないという思いを、気負わせることなくサポートしてくれるんですよねEOS M6 MarkIIは。

一緒に旅をして、記憶に残る景色を捉えたくなる

EOS M6 MarkIIはもちろんトップバッターも4番も張れる最上級のプレーヤーです。そして、コイツの小型軽量高画質性能は、旅でこそ生きるかもしれません。

普段行かない、行けない場所だからこそ、心ゆくまで満足できる写真撮影に望みたいもの。EOS M6 MarkIIならその願いを叶えてくれますから。

LCCを使った旅、すなわち機内持ち込み手荷物7kg厳守旅をすることが多く、旅カメラは極力軽くて、でも画質のいいものを求めてきました。それは普段使いするカメラにも言えることなんですが、軽くていいモノって、持ち歩くモノを選ぶときに大事な要素ですよね。

キヤノン EOS M6 MarkII