遊べる!GORE-TEX 本気で外遊びする大人のための「シェルター」

アウトドアでのアクティビティには、もはや必須の存在となった防水透湿素材「GORE-TEX」。波や雨など、自然の中に身体を無防備にさらけ出す釣りという遊びにおいて、GORE-TEXウェアは「シェルター」としての役割を持つことになります。今回は、ふたりのエキスパートに「釣りの中のGORE-TEX」について、本音を教えてもらいました。日中から夕方〜夜景まで、刻々と変わる東京湾ベイエリアの美しい景色とともに、「海での夜遊び」に必須のギアをご紹介します!

大都会の目の前で楽しめる釣り「ボートシーバス」で自然と対峙する!

子育てに仕事にと忙しいds世代のパパたち。短いスキマ時間で、心身ともにリフレッシュしたいものですね。そんなパパにうってつけな遊びが、魚釣りです。

例えば、近年人気なのは、ガイドボートに乗って東京のベイエリアを海から眺めながら、エキサイティングなルアー釣りが楽しめるボートシーバス。ターゲットはシーバス、ことスズキです。最大1m近くにまで成長し、凶暴かつ強烈なファイトで、人気の高い釣りものです。

アクセスも抜群で、地下鉄から出てすぐのところにマリーナがあり、サクッと予約して仕事終わりにでも遊びに行けてしまいます。ちょっと居酒屋に同僚と飲みにいくくらいの感覚で、都会のすぐそばなのに自然の中で釣りができるのです。

酷暑・強風・波・ゲリラ豪雨……。刻々と変わる東京湾で身を守るもの

海に出る際には、晴れていても防水ウェアが欠かせません。今回は、GORE-TEXウェアを身にまとったふたりのエキスパートに「釣りで使うGORE-TEX」について、リアルな釣り人としての目線で本音を語ってもらいました。


釣り人は、酒井拓宏さん(43歳)。東京水産大学を卒業後、水産業における漁船や関連機械の技術開発に従事する、サラリーマンアングラーです。海の船釣りをメインとして、年間約60日ほど釣りに出かけています。これまでさまざまな素材のウェアを着用してきた経験から、GORE-TEXが手放せない理由を語ってもらいました。


ボートでガイドをしてもらったのは、高見誠さん(49歳)。東京湾でも屈指の実力を誇るシーバスガイドボート「with」の船長です。豊かな経験と観察力で、数々の釣り大会を制してきた腕利きのアングラーでもあり、ウェアやロッドの開発などにも携わってきた経験も持ちます。晴天からタフコンディションまで、日夜東京湾でさまざまな天候変化に日々向かい合う目線で、GORE-TEXの真価を教えてもらいました。

 

■15:00 出航。波しぶきをあげて沖へと走る!

まだ日中の暑さが残る昼下がり。東京メトロ南砂町駅から徒歩10分ほどの場所にある東京湾マリーナを出港します。

「今日は前日までの大雨で、川の水が濁ってて、湾岸近辺で魚を出すのは厳しいコンディションですね。沖へ走りますよ」と高見船長。

日中は36℃まで上がったこの日。ジャケットが着ていられないくらい蒸し暑かったのに、ボートが走り出すと強烈な風で一気に涼しくなります。同時に向かい風で走るボートには波しぶきが飛んできます。ふたりともすかさずGORE-TEXウェアを早くも着用し、水濡れと体温低下を防ぎます。

■15:30 沖のポイントで、揺れるボートからルアーをキャスト!

30分ほど走ってやってきたのは、東京湾の真ん中にそびえ立つ「風の塔」。東京湾アクアラインの海底トンネルの排気筒で、ルアーでシーバスを狙いやすい一級ポイントです。

この日は南風が強く、波にあおられます。その上、晴れなのに時折パラパラと小雨も。そんな中、魚の形をしたルアーを、壁際にピタッと打ち込んでいく酒井さん。

「すぐにクルマや屋根のあるところに逃げられる岸での釣りと違い、東京湾の上に出てしまえば、人間は、雨、風、波、不意に起こる気象変化の洗礼を浴びます。ウェアで身を守らねば、ストレスになってしまい、釣りに集中できません」(酒井さん)

【酒井さん着用ウェア】
DAIWA
DR-1408J GORE-TEX C-KNIT バッカーテクノロジー レインジャケット 4万9900円

メイン生地として採用しているのは「GORE® C-KNIT™ バッカー テクノロジー」。ラミネートされた裏地は特殊なニット構造で作られており、滑らかな肌触りと軽量性を実現しながら、高い透湿性能も確保しています。併せてダイワ独自の縫製技術「フルキャスト立体パターン」を採用し、振りかぶって投げる動作の多いアングラーをサポートします。フードについたダイヤルは、フードの間口を締めつつサイド側の視界もしっかり確保。そのほか、釣り人が感じていた小さなストレスを解消するディテールが満載です。

■16:00 雨と風の中でもキャストに意識を集中し魚を探す

いっぽう、ロッドを振る酒井さんが釣りやすくなるよう、波と風の中でボートを微調整していく高見船長。ときには船長自らもルアーを投げて状況をリサーチ。その日、シーバスが反応する最適解を探っていきます。高見さんは揺れる波、川のように流れる潮の中を操船しながらなので、相当の集中力を必要とします。

「夕方から夜にかけては、このウェアの着心地が抜群にいいです。暑くも寒くもない快適さで、船長業務に集中できますね。ちなみに今日は上のインナーに速乾性のシャツ、下のインナーに薄手の綿パンを履いています。GORE-TEXをより快適に着こなす方法ってあるんですよ。季節にもよりますが、暑さと冷え込みが両方ある季節だと、特にインナーで差がでてきますね」(高見さん)

【高見船長着用ウェア】
ヘリーハンセン
アトラクターゴアテックスプロ ジャケット 4万5000円
アトラクターゴアテックスプロ パンツ 3万4000円

バスアングラーである吉田 遊 氏とヘリーハンセンが共同開発したフィッシングウェア。高所登山などエクストリームな野外活動向けに使用される「GORE-TEX PRO」の3層生地を採用。耐久防水性、防風性に優れ、高い透湿性を備えています。またプロアングラーのキャスティング動作をモーションキャプチャで解析し、ロッドを振りやすいパターンで縫製。さらにマグネット内蔵のフードのつばや、ハサミやフィッシュグリップを吊るせるDリングなど、各所でアングラー向けのディテールを備えています。

■17:00 ゴールデンタイムの到来!パターンを掴んで入れ食いに

日が傾きはじめました。魚たちの活性が上がる「夕まづめ」と言われるゴールデンタイムの到来です。サイズは小さいながらもシーバスが活発にルアーを追いかけ、一投一匹の入れ食い状態に突入!

どうやらシーバスは障害物のエッジの部分で、ゆっくり落ちてくる重めのルアーに反応しているようです。

 ■17:30 大物を目指して、冷えた空気の中を再び移動!


こうして、お子様サイズのシーバスが無数に釣れ始めましたが、ここで満足できないのが釣り人というもの。「では、暗くなってから大きめの1匹を釣りに、港湾部へ場所移動しましょう」と高見さん。

昼間の暑さが嘘のように、夜風はひんやりしています。ましてや向かい風で走るボートの上。防風性に優れたGORE-TEXウェアを着込み、東京湾の最奥部を目指して、夜の海を走ります。

移動しながら高見さんが、東京湾で体験した出来事を教えてくれました。

「天候変化で特に怖かったのが、ダウンバースト現象です。低気圧が過ぎ去ったのを見計らって、吹き返しの風がくるまでのわずかの時間を狙って海に出たら、低気圧がさらに発達して、吹き下ろしの風が吹いてきたんです。船が進んでるつもりなのに、GPSを見ると前に進んでいない時間が1時間ばかり。その間、ひたすら波をザバザバかぶってました。そんなことがあるから、我々にとってアウターというのは単純なウェアではなく、『シェルター』であって欲しいということを願っています」

波や雨で塩水をかぶりながら下着まで濡れれば、気化熱で体が急激に冷えていき、低体温症になる危険もあります。これでは、釣りどころではないですね。自分の身を守るジャケットは「シェルター」であって欲しいという高見さんの考えは、自然の中にさらされてきた釣り人なら、強くうなずけるはずです。

■18:00 レインボーブリッジ&湾岸の夜景を楽しみながらキャスト

港湾部の夜景を眺めながらやってきたのは、お台場のレインボーブリッジ。その橋桁は隅田川水系の流れが集まり、魚にとっての休憩場所にもなります。暗くなり、ライトアップされた橋の下から裏側を見上げると、まるでSF映画に出てくる、宇宙船のような光景が現れました。

普段はなかなか見られないこんな風景を楽しみながら、釣りができるのも、東京湾ボートシーバスの魅力。大型に出会えることも多いこの場所ですが、残念ながらこの日は不発でした。次の場所を目指して、再び夜風を浴びながら移動します。

■19:00 北風吹き抜ける東京ゲートブリッジに潜む大物を捕獲せよ!

サイズアップを目指してやってきた最後の場所が、この季節ならではのとっておきポイント。東京ゲートブリッジの足元の障害物に大型が潜んでいるそうです。ただし、年を経て大型になったシーバスは、ルアーを偽物だと見切ってしまうのも早いそう。ルアーを投げられるチャンスはわずか数回です。

北風に変わってさらに肌寒くなってきた中、水面近くを引けるルアーに付け替え、弱ったベイトフィッシュを演出して、ゆっくりと巻いて行きます。すると……

■19:30 なんとか…獲った! 最後にドラマは待っていた。

3投目のキャストで、水面が突如爆発したかのようにシーバスがルアーをひったくっていきます。高見さんが「デカイ!ゆっくり慎重に!」とアドバイスを送ります。ところが、水面近くで暴れたシーバスの口からは、ルアーがぽろり……。

シーバスのルアー釣りが人気である理由は、ときにはジャンプを繰り返して暴れる、この猛烈なファイトにあります。目測で60cm以上はあったと思われるシーバスでしたが、酒井さんは悔しさを押し殺し、再び最後のキャスト。すると再び水柱が!

今度はしっかり針に掛かっているようです。慎重に魚を寄せ、高見さんが無事に玉網でキャッチ。ようやくキャッチした魚は50cm前後のシーバス。今日のタフコンディションの中で工夫を重ねて引き出した、価値ある一匹です。

■20:00 帰港。道具とウェアをメンテナンス

最後の最後で、価値ある1匹に出会えた酒井さん。

「北風がかなり吹いてきて、外気温はやや寒いくらいになってたんですが、ウェアがそれをまったく感じさせず、快適そのものでしたね。最近のGORE-TEX生地は柔らかく小さくたたみやすい素材もあるので、夏でも小さくパッカブルにして持ちあるいています」(酒井さん)

船はマリーナに帰港しました。気づくとウェア表面にも細かな塩が付着し、キラキラと光っています。こうした場合、帰宅後、どのようにお手入れするのでしょうか? ふたりにGORE-TEXウェアのメンテナンスについても、聞いてみました。


「GORE-TEXウェアは、メーカーの洗濯表記によって異なりますが、洗濯機で洗えるものもあります。私の場合、釣りに行くたびに手洗いで優しく洗っていますよ。GORE-TEXのジャケットって、もともと頑丈な生地なので、まめに洗ってメンテナンスすることで、経年劣化が少なくなり、すごく長持ちするんですよ。価格を見ると一見高価なんですが、それに見合う高い性能で釣りを思い切り楽しめますし、メンテナンスをしっかりすれば長く着られるので、とてもコスパがいいんです。他の素材と着比べてみても、GORE-TEXが持つ価値は別格ですね」(酒井さん)

「まずは、魚の粘液や汚れを落とし、手洗いしながら塩を抜きます。実はその後大事なことは、洗った後にしっかり乾燥させること。撥水性は実は表生地にある目に見えない無数の毛羽立ちで成り立っています。手洗い後、水を切った生乾きの状態のうちに、撥水剤+乾燥機(低中温)にかけたり、乾燥後にタオルを当ててアイロンがけしたりすると、微細な毛羽立ちがよみがえり、またしっかりと撥水してくれますよ」(高見さん)

釣りはエクストリームな遊び!
釣りに使えるものは、ほかのアウトドアでも兼用できる

これからの時期、外は寒くてウェアを着込んでいる状態でも、身体を動かしていれば発汗します。こんな状況でも、蒸れない、濡れない、風をシャットアウトするのがGORE-TEXウェアです。その真骨頂は、外の環境から身体を守るシェルターとして、外部環境の変化によるストレスを忘れさせ、遊びに集中させてくれるところにあります。

特に魚釣りはメンタルスポーツ。集中力が切れたら続けていられません。暑さ、寒さがもたらす不快な状態を、いかに快適な環境にするかが、釣りを楽しくできるかの分岐点なのです。

またGORE-TEXテクノロジーの基本性能である「防水・防風・透湿」のメカニズムは、パパがぜひ知っておきたいところ。そうすれば、家族のアウター選びの際も、正しいサジェスチョンが与えられますね。

極限の状況の中でテストを繰り返し、長年培われてきたGORE-TEXブランドの技術。この唯一無二の生地素材を、高い縫製技術でデザインした各メーカーの製品。アウトドアの中で遊ぶ自分と、家族の命を守る「シェルター」として、外遊びの道具箱に、必ず忍ばせておきたいですね。


GORE-TEXブランド 公式URL https://www.gore-tex.jp/


協力:東京湾シーバスチャーターボートWith
http://seabass-with.com/
東京メトロ東西線、南砂町から徒歩約10分の東京湾マリーナから出航。釣りの初心者から大物狙いの上級者まで、年間通してシーバスを狙って出船しています。1人からでも乗船可能な乗合は、ネットからの予約が可能です。1名11,500円(約4時間・最大3名まで)+駐車場代500円。クレジットカード可。