ブラーバジェット m6が掃除してくれるもの:「床のゴミ」と「拭き掃除への罪悪感」

これまで過去2回の記事では「新・家電御三家」として、自動調理器の「シャープ・ホットクック」・タンク式食器洗い乾燥機「SKジャパン・J’aime SDWJ5L」の2製品を紹介してきた。

今回は「ロボット掃除機」を紹介したい。「生活が変わる」という意味では、前出の2つに引けを取らない。というか、実は一番大きな変化を感じることができる家電といえる。

多くのモデルが各社からリリースされているが、ピックアップしたのはアイロボットから発売されたばかりの、ウェット・ドライ両方の拭き掃除に対応した最新モデル「ブラーバジェット m6」だ。

世の中には2種類の人間がいる。ロボット掃除機を使う人間と使わない人間だ

ロボット掃除機を導入していない人が挙げる理由として、

  • ロボット掃除機が活躍するような広い部屋に住んでない
  • まず部屋を片付けないと身動きが取れない

といった内容のものがあると思う。しかし、導入済みの人類代表から言わせてもらうと、その考え方は半分当たっているが、半分間違っている。確かに広くて、障害物がなくない部屋でこそ、ロボット掃除機が活躍するのはその通りだ。

でも「今の部屋でどうロボット掃除機を使うかを考える」のは完全に間違っている。ロボット掃除機を導入するということの本当の意味であり最大のメリットは、「ロボット掃除機が活躍するような部屋とライフスタイルに移行せざるを得なくなる」ことなのだ。

ロボット掃除機導入のメリットは、私たちの行動に変化が生まれることだ

ブラーバジェット m6を使用する以前から、我が家ではルンバ e5が活躍してくれている。ルンバe5を購入する前は、ルンバ 980のモニターをしていた。しかし、はじめの1週間はルンバがまったく生還してくれなかった

  • イーサネットケーブル
  • 床に垂れさがっていたヘッドホンケーブル
  • チラシが入っていたビニール袋
  • なぜか転がっていた左の靴下

これらに引っ掛かりまくり、スマホアプリに「ルンバが助けを求めています」というメッセージが届くのだ。人間、助けを求められれば応えてあげたくなるもの。いつもは重い腰なのだが、ルンバが1人で立派にお買い物じゃなかった掃除をできるようになるためには、ということで、

  • ルンバが広く動き回れるように家具の配置を変更
  • 外出時にルンバの導線に障害物がないかをチェック(床上のゴミ、ケーブルなど)
  • ダイニングテーブルの上に椅子を上げる
  • ドアをルンバが自分で押して閉めてしまわないように廊下にドアストッパーを設置

こんな「外出前のルンバチェック」をするようになっていた。といっても数分で終わる作業だ。

そのおかげか、ルンバ 980が自動掃除を完遂するようになるまで1週間はかかっていたのにそれ以降は、グレードが下のルンバ e5になっても、また今回ご紹介しているブラーバジェット m6になっても全く失敗しなくなったのだ。そして、そもそも部屋が広く使えるようになった。床に物を置かず、できるだけシンプルな形のオープンな床を確保するとなれば、それがルンバやブラーバが活躍できる環境であり、人間にとっても快適なのだ。

だから、ロボット掃除機最大のメリットは、実は「隅々まで自動で拭き掃除してくれること」ではなくて「ロボット掃除機が掃除しやすいように、人間が家具の配置や整理整頓を行うようになることによるライフスタイルが変化させられる」ことなのだ。

しかし、その変化のおかげで、すこぶる気分が良くなってしまう。なにしろ、家に帰ればすでに床はつるつる・ぴかぴかだ。「掃除機だけじゃなくて拭き掃除もしないときれいにならないなぁ」と思いながらも、忙しくてできない、そんな罪悪感を感じる瞬間が一切なくなるのだ。

最新モデル「ブラーバジェット m6」のすごいとこ3点

①ドライとウェット両対応の拭き掃除機能がすごい

ブラーバジェットは、ドライ(空拭き)・ウェット(水拭き)両方に対応した自動拭き掃除ロボットだ。充電式のバッテリーを搭載しており、自由に動き回りながら、部屋の床を掃除する。

バッテリー残量が低下したら、勝手にホームを探して戻り、充電してまた再度、前回の掃除終了位置から再掲する「自動充電・自動再開機能」を備えている。

こんな風に、部屋の壁やテーブルの足、家具などがあっても問題ない。本体内蔵のセンサーで、周囲の障害物や段差を避け確認しながら、部屋の隅々まで掃除をしてくれる。

水を噴射しているところを写真に撮ってみたところ、「前進しながら拭く」>「ちょっと後退」>「水噴射」>「さらに前進しながら拭く」という形で拭き掃除が進行する。

②ブラーバ m6の頭脳がすごい

ブラーバジェット m6のセンサーを使ったマッピング機能がすごい。最新の「Imprintインプリント スマートマッピング」機能により、家中の間取りを学習・記憶し、最適な清掃パターンで拭き掃除をこなしてくれる。例えばこんな風に。

これは実際の我が家の間取りだが2回くらい学習モードで部屋の間取りを記憶させると完全な間取りが再現されている。それぞれの部屋には名前を付けることができ、部屋の分割などもアプリで簡単にできる。

これが何がすごいのか。実は、写真左は一部掃除を失敗している。右上の「廊下」と名前を付けてあるところがうまく掃除できていなかったことがわかる。外出先だったのだが、スマホアプリで廊下だけを指定して再清掃を指示したところ、右のように今度は成功した。

自宅に帰ってみてわかったのだが、この日は玄関からリビングに抜ける廊下のドアが閉まっていた。再清掃の時は、ぐるっと反対側から回って、ピンポイントで残った廊下部分だけを拭き掃除し、また大回りしてホームに戻ったのだ。すごい!

③ スケジュール機能によるルンバとの連携がすごい

うちでは、こんな風にルンバ e5とブラーバジェット m6を並べてセットしている。

どちらもスケジュール機能を備えており、家人がだれもいない平日の昼間に、時間差で動作するようにセットしてある。ルンバが最新のi7+だと、なんとお互いにスケジュールをやり取りして、どちらかの清掃が終わった後に自動でもう片方が発進するようにも設定できるが、とりあえず我が家では2時間話してスケジュール設定することで、ルンバ e5による吸い込み掃除→ブラーバジェット m6による水拭き掃除が問題なく片づいている。いつ帰っても、家はきれいなままだ。

まずはレンタルという手もある

これで、ブラーバジェット m6の凄さや価値についてはご理解いただけたと思う。しかし、問題は価格だろう。7万5470円(税込)という価格は確かに高額だ。しかしたとえば3年間、毎週4回動作させると仮定すると、1回121円だ。洗剤やパッドなど消耗品が加わるとしても、1回の拭き掃除が外出中に約121円+αを払うだけで終わっていると考えたらどうだろうか。

もし、ブラーバジェット m6の拭き掃除能力を確認してから決めたいということであれば、家電、カメラのレンタルサービス Rentio(運営:レンティオ株式会社)がiRobot製品(ルンバ・ブラーバ各種)のレンタルサービスも行っているので、こちらを活用するのもよいかもしれない。

ぜひ一度、この掃除から解き放たれた、罪悪感のない状態を味わってほしい。それでは。