バームクーヘンみたいな輪切りハウス。しかもダンボール製なんだって!?

建売の住居からテントまで、普通の住居はあらかじめそのサイズが決められている。しかしオランダのアムステルダムを拠点とするFiction Factoryが製作している『Wikkelhouse』は、まるで家を輪切りにしたような幅1.2メートルのパーツ「セグメント」を複数個合体させることで、好みのサイズの住居が手に入れられるのが特徴だ。しかも、その素材がダンボールから出来ているというのも興味深い。価格は構成次第だが、最小構成となる3つのセグメントを組み合わせたセットで3万ユーロ(約400万円)からとなっている。

耐久性と通気性をしっかり確保

Wikkelhouse By Fiction Factory Picture & © Yvonne Witte

『Wikkelhouse』の基本構造は、24枚重ねられた高品質なダンボールからできている。当然それだけでは耐久性に不安が残るが、外壁をウッドパネルで覆ったことで、雨風をしのぐ耐候性を実現しつつ通気性を確保することに成功したのだそう。

本体を構成するセグメントは1つあたり500kgと軽量で、設置にあたって地面に基礎工事を施す必要はないとのこと。なにより、自然素材であるダンボールと木材からできているおかげで、処分する時に環境に負担をかけないのもポイント。

好みの構成にカスタマイズ

本体は拡張可能なモジュール構造なので、セグメント同士を合体させることで住居の長さを自由に延長できる。セグメントにはキッチンやトイレ、シャワーを備え付けられるものもあるし、薪のストーブだって設置することだって。ダンボールだということを忘れて、普通の住宅やコテージと変わらない快適な生活が送れそうだ。

日本からの購入は難しそうだが……

ただ、残念なことに『Wikkelhouse』の販売地域は、2018年まではオランダ周辺のヨーロッパ諸国に限定されるとのこと。ただし製造メーカーとコンタクトを取れば、オランダの本社で実物を見ることができるらしい。日本からだとオランダまでは遠い道のりだけれど、エコで気軽に設置できるこの住居の居心地を一度は味わってみたい気もする。

Wikkelhouse A HOUSE FOR YOU