休日は、遠赤外線グリラーでじっくり焼き上げる極上スペアリブをどうぞ|週末ごはん

骨の近くの肉はウマい。何より「スペアリブ」を手でつかんでワイルドにかぶりつく快感は、オトコの……いや、人間の本能を刺激してくれる。アウトドアで焼くイメージも強いけれど、遠赤グリラーを使えば炭火で焼いたかのようなジューシーな肉が家庭の食卓でも楽しめる。焼き上がるまでちょっぴり時間はかかるが、ワインでも傾けながらBBQのように肉を見守りながら楽しんでみてはいかが?

前の晩に仕込んでおけば、休日のハッピーは倍増

「シンプルに焼いてもいいですが、スペアリブをヨーグルトや塩麹に漬けておくと肉がよりジューシーになるし、風味もアップします」

料理研究家のマツーラユタカさんのオススメは、スペアリブのスパイシーヨーグルト味噌漬け。豚スペアリブ(5~6本)は長めのものを用意し、ズッキーニ(1本)は1cm幅に切る。メインの材料はたったこれだけでOKだ。

「ボウルに“ヨーグルト味噌”の材料を合わせ、よく混ぜたら保存袋に移してください。スペアリブとズッキーニを投入し、軽くもみ込みます。冷蔵庫で6時間以上、時間がなくても2~3時間は寝かせてください」

ヨーグルト味噌の材料はプレーンヨーグルト150g、蜂蜜とみりんが各大さじ1、白味噌大さじ3と1/2、塩小さじ1。ヨーグルトと味噌の組み合わせって意外だけれど、実は発酵もの同士だから相性抜群で、ちょっぴり無国籍なテイストになるのだとか。

今回使う遠赤グリラーは、ホットプレートのように下(鉄板)から温めるのではなく、上からの熱源で火を入れる仕組み。焼くときに出る嫌なニオイや煙は、食材の脂が熱源に触れて気化することで生まれるもの。でも、上からじっくり焼くグリラーなら、食材の脂は熱源にふれずに下にぽたぽたと落ちるので、クリーンでヘルシーなグリル料理が楽しめるというわけ。アラジンの『グラファイトグリラー』の場合は、脂の受け皿として水を入れてセット完了だ。

スペアリブをのせて、さぁ、焼き始めよう!

スペアリブはザルに上げて余分なヨーグルトの水分を切り、卓上へ。まずはスペアリブだけをプレートにのせ、火力を最大に設定。熱源を入れるとすぐにじゅわじゅわと肉の脂が騒ぎ出し、食欲をそそる香りが漂い出す。上からの熱源だから、こんがり焼けていく様子がじっくりと見られて、上下を返すタイミングが分かりやすいのもいい。

適宜、裏返したり、位置を調整したりしながら20~25分加熱。肉が焼けていくライブを楽しみつつ、ワインを開け、前菜などをつまみながらのんびり待とう。スベアリブがほぼ焼けてきたら、ズッキーニものせて一緒に両面を焼けば、できあがり!

遠赤外線グリラーなら、炭火で焼いたような仕上がり

アラジン『グラファイトグリラー』
価格:3万4560円

特許技術の「遠赤グラファイト」を熱源とした『グラファイトグリラー』は、鉄の約10倍の熱伝導率を誇り、わずか0.2秒で発熱して遠赤輻射で加熱。分厚い肉でも芯までじっくり火を通し、外は香ばしく、中はジューシーでやわらか。まるで炭火で焼いたような焼き上がりで、煙や油はねも少ない。

ティ・ユー・エフ『ザイグルハンサム』
価格:2万6460円

上部のカーボンヒーターが赤外線を出して加熱し、さらに加熱された下のプレートからも食材に熱を届ける輻射熱&伝導熱のハイブリッド卓上調理器は、煙や油はねが少ないのも魅力。ノンフライ調理も可能で、新たにドーム型プレートを搭載した『ザイグルハンサム』は、料理のレパートリーを増やしてくれる。

ニチネン『遠赤無煙グリルUFO』
価格:1万9800円

遠赤外線を発生させるセラミックバーナーを上部に搭載した、カセットボンベ式のグリラー。上部からの輻射熱&下部プレートからの伝導熱のダブル加熱で、食材をしっかりスピーディに焼き上げる。調理油は不要で、食材の余分な脂がカットでき、しかも無煙なのがうれしい。


炭火のようにふっくら焼ける、新感覚の卓上調理器具

「炭火焼きがおいしいって言われるのは、遠赤外線の熱のおかげ。一面だけではなく食材を包み込むようにじっくり焼き上げるから、スペアリブやステーキなど火加減が難しい分厚い肉でも上手に焼けるんです。遠赤グリラーなら炭火焼きと違って煙やニオイがほとんど出ないから、奥さんにも嫌な顔をされずにどんどん肉が焼けますよ(笑)。肉が焼けていくシズル感や、熱源の照明効果などおいしそうなビジュアルも魅力です」

マツーラユタカ/物書き料理家。相棒の金子健一とともに野郎2人組のフードユニット「つむぎや」で、書籍、教室、イベントなど幅広く活動。身近な食材を使った、けれどなんだか今の気分に合う、おいしくて会話が弾むオリジナル料理を多数提案。『和食つまみ100』(主婦と生活社)など著書多数。地元・山形県鶴岡市をはじめ、縁ができた土地の風を運ぶ活動にも注力。雑誌『Discover Japan』では「ソウルフードトラベラー」を連載中。
  • cooking & stylingマツーラユタカ
  • photo福岡 拓