やっぱり挽きたてがいちばん!コーヒー豆を自分挽くのは意外と簡単って知ってました?【COFFEE 1/365days】

【頑張らなくても楽しい。COFFEE 1/365days】

奥深きコーヒー道を歩み続けられるかは実は一歩目の“ハードルの低さ”にかかっている!
カジュアルな飲み物なのに嗜好性が高く、とても奥が深いコーヒー。苦い、でもなぜか美味しい。ワンモアコーヒーください!と世界の大人たちが今日もどこかでコーヒーを嗜んでいる。でもちょっと待って。「コーヒーってなんとなく美味しい」と、見た目や雰囲気で飲んでいませんか。その美味しいの秘密、少しでも解決できれば明日のコーヒーがもと美味しくなるはず。極めずに知るだけ試すだけ。頑張らずに通っぽいノウハウを手に入れよう。

きっかけは安価でもOK。挽き方を知るのが大事

ドリップに慣れ、自分の好きなコーヒー豆を見つけることができたら、次のステップが自分で豆を挽く「コーヒーミル(グラインダー)」。ミルには大きく分けて手挽きと電動の2タイプあり、そこから挽き方によって臼(うす)式、カット・プロペラ式、コーン式、フラットカッター式などに細分化できる。入り口としては低予算ではじめられる手挽き(臼式)か電動(電池・プロペラ式)だろう。どちらも安いもので2.3千円程度で購入できるので“きっかけ作り”としてはもちろんあり。手軽なミルで粗挽き・中挽き・細挽きなどの味の違いを知り、本格的な電動ミルやアンティーク調の手挽きミルなどを選ぶようになったら、そのとき改めてコーン式、フラットカッター式などを視野に入れてみよう。

ミルを使いはじめて気づくのが“挽きたてが美味しい”こと。本来、コーヒー豆はその都度挽いた方が香りや味を感じやすく、いったん粉にすると変化してしまう。お店で挽いたコーヒー粉は保存容器で冷蔵庫保管。早めに飲みきるのが吉だ。ミルがあればその煩わしさも解決できる。

 

【粗挽き】
あっさりめのコーヒー
粗挽きは酸味・キレを感じやすいあっさりめのコーヒーに仕上がる。粒度が大きいのでコーヒー成分が出にくく苦みを感じにくい。夜のリラックスタイムやお茶代わりにも最適。煮出しコーヒーのパーコレーターにも用いられる。

【中挽き】
バランスのいいコーヒー
定番中の定番が中挽き。ペーパードリップ、ネルドリップ、コーヒーメーカーの使用に適しており、苦味・コク、酸味・キレがバランスよく抽出される。コーヒーミルを購入したらまずは中挽きから。その後、細挽きや粗挽きを試そう。

【細挽き】
濃厚なストロングコーヒー
エスプレッソ、マキネッタなどでは極細挽き。これは白糖ぐらいの大きさで、細挽きはグラニュー糖よりちょっと小さめ程度。粒度が細かくなるほどコーヒー成分が抽出されやすく、色濃く・苦味を感じる仕上がりになる。

 

定番であり名機と評されるふたつのミルを知ろう

手挽きコーヒーミルの入門機が「ポーレックス コーヒミル」。場所を取らないハンディ型で、自宅のほか外出先、アウトドアシーンでもよく使われる。コーヒー豆を投入し、ハンドルを回すことで内部のセラミック刃が豆を粉砕。受け皿になっているケース下部にコーヒー豆が貯まるしくみ。愛用者のなかには「ガリガリ挽くときからリラックスタイムが始まる」と考えている人も少なくない。なお、それなりに力がいるのではじめてだと驚くことも。それでも粉砕している感覚が気持ちよくもあり、くせになる。



ポーレックス
ポーレックス コーヒーミル
実勢価格:6264円

質感が良いステンレス性の筒状手挽きミル。ハンドル、フタ、ミル部(ケース上部)、受け皿(ケース下部)がバラバラに収納でき、持ち運びも楽。一回に約30g挽くことができる。

本体内部の外刃・内刃を取り外すことができ、さらには内部の樹脂パーツまで分解可能。水洗いで清潔に保てる。

カリタの「ナイスカットG」は過去の人気モデル「ナイスカットミル」のバージョンアップ版。電動タイプ、2枚刃のカット式、業務用をそのまま小さくした性能・形状は、多くのカフェでも使用されているモデルだ。設定ダイヤルは15段階から行え、細挽きも粗挽きも自由自在。ダイヤル部が外れて内部のミル刃を掃除することができるので、使用後は付属のクリーニングブラシでこまめに清掃しよう。ナイスカットGは数あるコーヒーミルのなかでも高価格帯の部類にはいるが、それだけに性能・使い勝手は頭ひとつ抜けている。1台あれば“万能”のミル環境を得ることができるので、この先“長く付き合える”製品だ。



カリタ
ナイスカットG
実勢価格:2万8660円

プロはもちろん、ハイアマな自宅コーヒーファンの間でも絶大的な支持を得ているカリタのナイスカットG。前モデルから性能面が全面的にブラッシュアップされ、より粒度の均一性、摩擦熱の低減が施された。

フロントのダイヤルを回して粒度を調整できる。清掃時はこのダイヤル部が外し、内部のミルをブラシできれいにする。いわば心臓部だ。

 

『デジモノステーション』2017年11月号より抜粋。