ちょっとの工夫でおいしさUP!プロが教える自宅コーヒー10の法則【COFFEE 1/365days】

【頑張らなくても楽しい。COFFEE 1/365days】

奥深きコーヒー道を歩み続けられるかは実は一歩目の“ハードルの低さ”にかかっている!
カジュアルな飲み物なのに嗜好性が高く、とても奥が深いコーヒー。苦い、でもなぜか美味しい。ワンモアコーヒーください!と世界の大人たちが今日もどこかでコーヒーを嗜んでいる。でもちょっと待って。「コーヒーってなんとなく美味しい」と、見た目や雰囲気で飲んでいませんか。その美味しいの秘密、少しでも解決できれば明日のコーヒーがもと美味しくなるはず。極めずに知るだけ試すだけ。頑張らずに通っぽいノウハウを手に入れよう。

変化しやすいコーヒーの性質を理解して楽しもう

自宅で作るコーヒーを簡単に美味しくできる10個のポイントを、カフェズ・キッチン学園長の富田佐奈栄先生に聞いてみた。

富田佐奈栄さん/日本カフェプランナー協会会長 佐奈栄学園 カフェズ・キッチン学園長。カフェの仕事を基礎から専門知識まで学べるカフェズ・キッチンの学園長。

コーヒーは、他のどんな飲み物とも違って、味があらゆるものの影響を受けやすい。そこがコーヒーの奥深さでもあり、初心者にとってはハードルに感じられるところだ。しかし、逆に言えば、正しいポイントさえおさえれば、美味しいコーヒーへの近道にもなる。コーヒーの味を壊さない水、砂糖、ミルクを使用したり、ドリップ前に器具を温めて温度変化を防いだり、といったちょっとした工夫でグンとコーヒーの味は美味しくなる。

「最初は失敗しないためのコーヒー作りを。失敗しなくなったら、今度はコーヒーの味に変化を与えて、自分好みの味を追求して楽しんでみてください」と佐奈栄先生。微妙な味の変化を楽しめるようになったら、あなたもコーヒー通の仲間入り!

知っ得!自宅コーヒー10の新定番

1.コーヒーに合う水は水道水で全然OK!

硬水は味に影響を与えてしまうため、軟水がベスト。日本の水は基本的に軟水なので、水道水で美味しいコーヒーが淹れられる。浄水器でカルキ抜きをすればなおGOOD。

2.ドリッパーの素材はプラスチック製がベスト

ドリッパーの素材は陶器、メタル、プラスチック製とあるが、味の差はほぼなく、一番安価なプラスチック製で十分。軽量で、落としても割れない扱いやすさでも他を上回る。

3.10〜50秒の蒸らしで旨味成分をしっかり抽出

最初にコーヒー粉全体を湿らすようにお湯をかけてから、10〜50秒待つことを蒸らしという。これにより粉全体が均一に湿り、その後のドリップで粉全体から成分を抽出できるようになる。

4.最後の数滴分はサーバーに入れないで捨てるが肝

ハンドドリップで落ちてくるコーヒーの雫は、最初は旨味たっぷりな状態だけれど、最後の数滴には雑味が多く含まれるので、最後の数滴はサーバーに入れないように注意する。

5.ハンドドリップ前に器具を温めて美味しさUP

コーヒーの美味しさに影響を与えるお湯の温度。温度変化を防ぐためには、ドリッパーとサーバーをドリップ前に温めておくことが重要。やり方は簡単。お湯を全体にかけて、捨てるだけ。

6.プロの味を再現するならウェーブフィルターを使う

カリタのウェーブフィルターは、ペーパーが波を打った形状になっており、どんなドリップでも、コーヒーの成分をバランス良く抽出でき、プロ顔負けの味に。

 



カリタ
ウェーブフィルター185(50枚)
実勢価格:273円

専用のドリッパーと合わせて使用することで、上質なドリップを実現してくれる。

 

7.ペーパーレスドリッパーで豆本来の味を楽しむ
ペーパーフィルターと違い、ペーパーレスドリッパーは穴の目が粗い分、ペーパーでは濾してしまうコーヒー豆の油分も抽出できる。豆本来の味わいを楽しんでみよう。



HARIO
カフェオールドリッパー02
実勢価格:1728円

特殊ステンレスメッシュ採用。コーヒー本来の独特なアロマを楽しめる。

 
8.今の流行は水出し抽出の香り高いアイスコーヒー

長時間かけて、水で抽出する水出しアイスコーヒー。まだカフェでも飲めるところは少ないものの、しっかりと香り高いアイスコーヒーが楽しめるのが人気の秘密。

 



HARIO
水出し珈琲ポット
実勢価格:1620円

特殊ステンレスメッシュ採用。コーヒー本来の独特なアロマを楽しめる。

 

9.コーヒーに最適なミルクと砂糖を使う

コーヒーの苦味を和らげてまろやかにしてくれるクリームには、乳脂肪分10〜30%の動物性クリームがベスト。

コーヒーにベストマッチな砂糖はグラニュー糖で決まり。

10.カップの縁の形状でコーヒーの味が変わる

縁広がりのカップは、口の中でコーヒーが広がるため、舌の左右にある酸味を感じる部分を刺激するため酸味が強く感じられる。縁がまっすぐなカップは、舌の奥に届きやすく、苦味が強く感じられる。

 

『デジモノステーション』2017年11月号より抜粋。