家電コーディネーターJr.がドイツIFA2019で見つけたクールな家電とは?

自称“家電コーディネーターJr.”こと戸井田満樹が、母親戸井田園子が諸事情によりIFA2019に訪問できなかったため、代打として取材! プロアマ的な目線で実用性もさることながら、主に彼女や友だちを呼んで、これがあったらドヤ顔できるクールな家電を妄想しながらレポートする。

家電コーディネーターの戸井田園子といえば、家電の世界で知らない人はいない。ただその息子である自分のことは、正直誰も知らないだろう。でも、幼少期から当然親元で最新の家電に触れてきた20代ゆとり男子。常に歴代の最新家電をおもちゃがわりに育ってきた自負もある。

ドイツ・ベルリンにて開催されるIFA、アメリカ・ラスベガスのCES。昨年1年で2回の海外視察を母と同行し、家電見本市のなんたるかを理解し出した頃。ついに、諸事情により視察に行けないと、家電の識者である母親の代打として取材を託された。

ただ母親と同じ目線で取材しても、当然キャリアも経験も段違いで勝てっこない。ここは自分目線で注目してきた家電について伝えたい。自分目線とは20代男子、海外留学生活も3〜4年の経験で培った経験から、クールさというものには目が無い。

White&Silverでカッコかわいい見た目。台座とボトル部分が離れている。

Millo Blender

まず磁力で通電するタイプのブレンダーを発見。なんと、操作用のスイッチがパッと見どこにもないのがクール! 白とシルバーを使ったフォルムが可愛らしくどこかapple製品のようなルックスで、キッチンだけでなく、ダイニングテーブルに置いておいてもイケそう。 充電式でどこでも使えるので、置く場所はその都度自由に選べるのも、もしかしたらそういう意図かも? 

大きく2つのパーツに分かれていて、本体の台座部分に上のブレンダー部分が”乗っている”構造。ブレンダー部分は文字の通り乗っているだけ、接続部分すらなく、なんと磁力でくっついている。なので、パッと取り外しができ、余計な部品が全くないのも使いやすい。

指に反応して台座に光のスイッチが浮かび上がる。

一見操作の仕方がわからないトリッキーな見た目だが、蓋を開けてみれば非常に簡単かつ直感的なもので、台座部分に触れると反応し触れたところから光が広がり、指でその光をなぞるだけなのである。360度どこからでも操作が可能、とてもストレスフリーな設計。

本体部分は台座から離して、アタッチメントを変えればそのまま持ち運びのタンブラーとしても使えるのもクール。スムージーを朝作って持っていく意識の高い使い方も可能! 見た目と取り扱いが特殊なので、初めて家にきた人と会話するきっかけになるかも?

操作されていない状態のiQ700、文字盤等が無いシームレスIH。

SIEMENS IH iQ700 studioline

日本でもだいぶ浸透してきたIHコンロだが、IFAに出展されているIHは一味違うシームレス! 先のブレンダーと同様まず無駄なスイッチはなくとてもスマートなデザイン、ただのガラス板が置かれているかのような見た目がクールだ。

さて、シームレスとは一体なんなのかという話だが、いわゆる五徳にあたる鍋を置くガイドラインが無いのである。現在日本にあるIHではガイドライン内に鍋がないと反応せず、はみ出ると加熱が止まってしまうが、このシームレスIHはガラス板の上にさえ乗っていればどこでも反応するのだ。向きも大きさも形も関係ない、コンロの板に乗りさえすれば加熱可能。さらに乗っている鍋を1個ずつ認識し火加減もしっかりとできる。

現在日本で発売はされていないので非常に導入は困難だが間違いなく次世代のクール家電になるだろう。黒の盤面に青色のライト、タッチすれば光のボタンが浮かび上がる。まるでSF映画のような、その見た目は家電の枠を超えインテリアと言っても差し支えない、そんな可能性を秘めた見た目と実用性兼ね備えたNewWave家電だ。

液晶付きのオーブン、様々なアプリが操作できる。

Haierスマートオーブン(Series 5 Kitchen Hub)※参考出品

液晶つきオーブンは、実用的かは別としてYouTubeを見ながら料理できる体験はクールだ。ヨーロッパでは家電のスマート化が進み、いわゆるスマートハウス台頭の時代に突入している。キッチン家電はもちろん、洗濯機やテレビ果ては電球までスマート化! 一式管理できる時代に。

その管理をどこでするのかというのが各メーカーの色が出てくるところだが、Haierはまさかのオーブンにその機能を搭載! 冷蔵庫やテレビにコントロールパネルをつけるのが去年今年とIFAを見た中での定石だったが、オーブンにデカデカと画面が搭載されているのだ。

スマート化して繋がった家電の操作はもちろん(お掃除ロボットに料理中掃除してなどの指示出しetc.)そのまま音楽を流したり料理に飽きたら動画を見たりレシピを表示したり自由自在。キッチンの中にあるオーブンにつけることで料理中でも操作が容易にでき冷蔵庫よりも真四角なので画面として見やすい。男心をくすぐる数々のスマート化機器をキッチンでコントロール、もしかしたらキッチンに立つのがより楽しくなるかも?

ただし、このオーブンだけを買っても真価を発揮しないので家に迎えるにまず他の家電の見直しから・・・be coolは1家電にしてならず。

スマホのフラッシュで解錠中。明るい会場内でもしっかりと反応している。

HAVR BrightLock

フランス発祥のクール家電があれば、もう物理的な鍵は持ち歩かなかくてOK。このスタイリッシュさが超クール! 今までの流れとは少し変わってこちらは玄関につけるセキュリティ家電。なんと、スマートフォンのフラッシュ機能を使って鍵を解錠する機械なのだ。既存のドアに付けられるので鍵の交換などは不要、つけた後もその鍵は今までどおり使える安心安全設計。

アプリをインストールすると一時的なテンポラリーキーの発行が可能になり、それを特定の人に送ることができる、それを受け取った人のみが解錠可能になる仕組みだ。

テンポラリーキーを受け取った側は、アプリを起動するとスマホのフラッシュがモールス信号のように点滅し、それを鍵穴近くの光センサーにかざすとセンサーが光のパターンを認識→解錠という流れ。

ここで一つ気になることが、このご時世になぜフラッシュのパターンで解錠とアナログな手法なのか? 早速、ブースのEmmanuel氏に聞いてみる。すると、理由にまたクールが。Emmanuel氏曰く、「BluetoothやWi-Fiなどの情報を扱う電波を直接鍵に繋がないことでハッキングなどのリスクを下げています」とのこと。機能性だけでなく、安全面もしっかりと考慮されている!

BrghitLockが我が家にあれば、仕事中に彼氏・彼女が家にきたり、友達と帰宅後の宅飲みを企画して友達が早めにきてしまっても大丈夫。相手にフラッシュキーさえ送ってしまえば鍵がなくても開錠可能! またスケジュールを組むこともできるので、今週実家から家族が遊びに来る時、月〜金まで開く鍵を家族に渡しておけるのも便利。

さらに、むやみに鍵を人に渡す必要がないので防犯の観点でもリスク回避に繋がる! これで面倒で別れた相手から合鍵を回収する……という場面もクールに回避できそうだ。

  • Text戸井田満樹