住まいとクルマの融合体。『Honda 家モビ Concept』が東京モーターショー2017に出展中

クルマに住むのか、住まいがクルマになるのか。ホンダのデザイナーが自宅の建築中に「部屋がそのまま動いたらいいな」と思いついたことを発端として誕生したのが、現在「東京モーターショー2017」に出展されている『Honda 家モビ Concept』(家モビ)だ。

3畳ほどのスペースを持つ部屋が家から分離し、自動運転EVとして公道を走り回れるという、なんともユニークなコンセプトデザインとなっている。

家とクルマがシームレスにつながった空間

内装を見ただけでは、このリビング空間がクルマと直結しているなんて想像もつかない。しかし部屋の奥を良く見るとワイドディスプレイ状のダッシュボードがあり、クルマとして分離できる仕組みがわかる。

クルマ側にはハンドルとダッシュボードが。ドライバーシートはリビングにあるソファとまったく同一のもの。このソファ自体も自動運転モビリティで、室内を自由に走り回れるイメージなのだそう。

クルマとして機能させるのは居間でも子ども部屋でもOK。ユーザーにクルマに乗っていることを意識させずに目的地まで運んでくれる発想は、移動の概念を大きく変えてしまう可能性もありそうだ。なにしろその気になれば、寝室をクルマ化して寝たまま出勤することだって可能にしてくれるのだから。

自動運転車だからできる、自由なエクステリア設計

ところで、自動運転によって衝突事故が起きないという前提があると、外装に用いる素材や仕上げの自由度が一気に高まるのだという。

この家モビでもそうした考え方に基づき、これまでクルマの外装には用いられなかった左官仕上げの塗り壁や、木製パネルといった住宅らしいエクステリアをクルマ部にまで積極的に導入している。これから本格的な自動運転時代が到来すると、金属ボディのクルマが時代遅れと呼ばれるようになるのかもしれない。

東京モーターショー2017で「家モビ」の雰囲気が体感できる

『Honda 家モビ Concept』が展示されているのは、2017年10月28日から11月5日まで一般公開される「東京モーターショー2017」の「TOKYO CONNECTED LAB 2017」コーナー。メインのホンダブースからは離れた場所にあるので、訪問の際にはご注意されたし。会場内では「家+クルマ」というより「家+クルマ+展示ブース」といった装いであり、そういった意味でもなかなか興味深い内容になっているぞ。

関連サイト

Honda 家モビ Concept(Honda)
TOKYO CONNECTED LAB 2017(TOKYO MOTOR SHOW [TMS] WEB SITE)