日本にもSIMフリースマホを次々と投入 / ガンダムスマホも登場、OPPO最新スマホの魅力

日本に次々と参入する中国のスマホメーカー。その中でも2018年2月に「R11s」をひっさげ参入したOPPOは気が付けばこの2年間で10機種ものスマホを販売している。世界シェア4位グループに位置するOPPOは海外でも次々と新製品を出しており、今では高画質なカメラを搭載したスマホメーカーとしてメジャーな存在になっている。そのOPPOはどんなスマホを海外で販売しているのか、最新の製品を紹介しよう。

4つのカメラで広角からポートレートまで美しい撮影ができる

OPPOがカメラスマホとして大々的に販売している「Reno10x Zoom」はデジタル最大60倍という超望遠レンズを搭載。日本でも販売されており、ファーウェイ「P30 Pro」と望遠画質を争っている。ヨーロッパでは新しい通信方式である5Gに対応したモデル「Reno 5G」も販売されており、OPPOのフラッグシップモデルとして絶対的な存在感を示している。そしてこの秋発売になった「Reno Ace」はカメラ性能をブラッシュアップし、Reno10x Zoomの兄弟機としてOPPO人気をさらに高める存在になろうとしている。

Reno AceはCPUがSnapdragon 855、メモリ最大構成はRAM12GB + ROM256GBとかなりのハイスペック。ディスプレイは6.5インチ2400×1080ピクセルと広く、フロントカメラはReno10x Zoomがモーターでポップアップする埋め込み式だったが、ディスプレイ上部中央にコンパクトに内蔵する方式に改められた。いわゆる水滴型ノッチというディスプレイだ。

OPPOは2018年に投入した「FIND X」でカメラ部分全体がモーターで上下するギミックを採用し世界中をあっと驚かせた。Reno10x Zoomはそれを発展させフロントカメラだけが本体左側を支点にして動くピボットライジング構造を採用し、ふたたび驚きを与えた。とはいえ稼動するカメラの搭載にはコストもかかるし故障も発生しやすいだろう。また本体も厚くなってしまう。Reno Aceは普通のフロントカメラにすることにより、価格の引き下げと本体厚みも9.3ミリ→8.7ミリに薄くしている。

Reno Aceのフロント面。一般的なスマホと同型のデザインだ。

メインカメラは4800万画素ワイド+1300万画素2倍望遠+800万画素ウルトラワイド+200万画素モノクロという構成。Reno10x Zoomは5倍という超望遠レンズを搭載していたが、これはペリスコープ構造と呼ぶ潜望鏡のような形をしたカメラモジュールを本体背面に横向きに内蔵することで実現していた。ズーム性能はかなりのものだがカメラモジュールの分本体重量は210グラムと重くなってしまった。

Reno Aceはペリスコープカメラの搭載をやめ一般的な2倍望遠レンズの搭載となったが、それでもデジタルズームは20倍と十分な性能を持つ。さらにモノクロカメラの搭載で引き締まった写真を撮影できるのだ。本体重量はフロントカメラの軽量化も相まって200グラムと若干軽くなった。

Reno Aceは4つのカメラを搭載する。

 

ガンダムコラボは本気の仕上げ、OPPOの実力を見るがいい!

Reno Aceの本体カラーはPsychedelic Purple, Starry Blueの2色。青と紫が流れるように融合するグラデーション仕上げと、深緑系の色が光を浴びて徐々に薄くなっていく仕上げという2通りの背面は毎日見ていても飽きない。中国メーカーのスマホの背面仕上げはここ1-2年でドラマチックと言えるほど美しさを増しており、本体にカバーをかけるのがもったいないと思えるものが多い。メーカー各社も標準でクリアカバーを付ける例が一般化している。右も左も似たようなスマホばかりで「ケースで個性を表す」という時代は終わったのだ。

この2色に加え、Reno Aceにはなんとガンダムとコラボした限定モデルも登場する。実は日本のアニメやキャラクターは中国でも大人気で、複数のメーカーが公式にコラボしたスマホなどを出している。2019年は日本でガンダムの放送が始まって40年目になるが、それを記念した限定モデルが用意されているのだ。このガンダム40周年記念バージョンは中国でも大きな話題となり予約が殺到、数日おきに限定数が販売されるが毎回あっという間に売り切れてしまっている。

ガンダム40周年を記念したモデル。出来栄えはかなりいい。

ガンダム40周年記念モデルはモビルスーツそのもののデザインを本体に採用。赤、青、白のトリコロールカラーがあの「RX-72-2」をしっかりと再現している。背面中央には本来「DESIGNED FOR RENO」と表示される部分に「GUNDAM RX-78-2」の文字を刻印。OPPOの製品であること以前に、これはガンダムだということを強くアピールしているのだ。ここまで本気にコラボした製品を出してしまうとは、OPPO社内には相当なガンダムマニアがいるに違いない。ガンダム人気にあやかったのではなく「ガンダムが好きで好きで愛しているから製品を出したい」そんなマニア社員の熱い想いがこの限定モデルを生み出したのだろう。

アイコンもガンダム。外側だけではなく中身もしっかり仕上げている。

OPPOはこの冬、日本に新製品を投入するに際して指原莉乃さんをイメージキャラクターに抜擢した。採用にはかなりの費用がかかるだろうが、本気で日本でシェアを取ろうと考えているのだろう。彼女の名前の読みは「りの」。Renoの呼び方は筆者もたまに「レノ」と言ってしまうのだが、「リノ」という正しい発音を指原さんの名前を使うことで値付け用としているのだろう。実際に日本の家電量販店のSIMフリースマホ売り場では「指原さんのスマホ」と名指しで製品を探しに来る来客の姿も増えているらしい。指原さんの採用は今のところ成功しているようだ。しかしせっかく中国でガンダムスマホを出しているのなら、それの日本での展開もお願いしたいというのがガンダム世代男子の希望ではないだろうか。「日本で売るなんてありえないよな」と思われたFIND Xを実際に売り出してしまったOPPOだけに、版権をクリアして日本でも売り出すべきではないだろうか。

完成度の高さは日本人も認めるはず。

Reno Aceはカメラと外観以外にも大きな特徴がある。OPPOが独自開発した高速充電技術VOOCに対応、その最新バージョン「SuperVOOC2.0」では4000mAhの本体バッテリーをわずか30分で充電できるのだ。もちろん安全性はドイツの認証機関のお墨付き。二日酔いで帰宅して寝てしまい、朝起きたらスマホの電池が切れていた時でも、Reno Aceならシャワーをして朝食を済ませている間に充電が終わっているのである。「中国メーカーのスマホがすごいといったって、iPhoneには勝てないでしょ」なんて思う人が多いだろう。しかし個別の機能を一つ一つ見てみると、実はiPhoneよりも勝った機能が多いのだ。Reno Aceの日本展開は不明だが、ガンダムモデルをひっさげぜひ販売してほしい。

日本発売を希望したいモデルだ。

深海をイメージした「Reno 2」は美しきカメラスマホ

Reno Aceと共に絶賛売り出し中のスマホが「Reno 2」だ。Reno10x Zoomのマイナーチェンジモデルであり、一部スペックを引き下げつつもReno Aceと同じカメラを搭載した実力十分の製品だ。Reno10x ZoomのCPUをSnapdragon 730というミッド・ハイレンジ向けのモノにスペックダウンすることで価格を引き下げているが、このCPUも日常的なスマホの利用には十分な性能を誇る。ハイスペックなゲーム利用には向かないものの、それ以外の用途で困ることは無いだろう。

Reno Aceと同じ4つのカメラを搭載するが、背面のカメラ配置は若干下寄りになっておりデザインイメージは若干異なる。一方フロントカメラは引き続きピボットライジング構造を採用。フロントカメラ起動時に、本体上部から回転するかのように飛び出すカメラには誰もが驚くだろう。ディスプレイのサイズもReno Aceと同じ6.5インチ2400×1080ピクセル。バッリーも4000mAhだが高速充電は「VOOC3.0」とReno Aceより前の規格に対応、それでも30分で半分程度を充電できる。

Reno 2はReno10x Zoomと同じピボットライジングカメラを搭載。

カメラ性能にも特徴のあるReno 2だが、いまやどのメーカーのスマホも高画質カメラに力を入れており、巷では「iPhone 11 Pro」や「同Pro Max」のトリプルカメラの評判もいい。「カメラがいい」と言われても、消費者が販売店で実際に製品を手にとりそのカメラパフォーマンスすべてを試すことは難しい。ズームなら屋外撮影してこそその差はわかるものだろうし、夜景とならば夜の街中やカラオケルームのような暗い室内に行かないと実力はわからない。逆に言えばお店で触って「いいカメラかな」と思って買ったスマホが、後で使い始めてみると暗いシーンや手振れ環境には弱かった、なんてこともあるわけだ。

Reno 2はReno10x Zoom、Reno Aceよりも価格を抑えつつ、店頭で製品を手に取ってみると「え!なにこれキレイ!」と思わせる美しい背面仕上げも大きな特徴になっている。本体カラーは3色、Luminous Black, Ocean Blue, Sunset Pinと揃っているが、そのうちの2色は中国語で表記するとどんな色合いなのかイメージが湧くだろう。それぞれ「深海夜光」「海洋之心」。海をイメージした色なのだ。

Reno 2の深海夜光色。美しいとしか言いようがない。

深海夜光は深い海の中をイメージした黒の背面をベースに、中央のエンブレム部分の周りに海洋生物が放つ淡い光を組み合わせた仕上げだ。LEDライトが埋め込まれているのではなく塗装だけで仕上げられているが、まるで本当に内部から光が放たれているようにも見える。そのおかげでエンブレム部分も浮かび上がっているように見えるのだ。OPPOのWEBページからも製品イメージを見ることができるが、実機はそれ以上に美しい。クリアカバーですら装着するのがもったいない、そう思えるほどいい出来栄えなのだ。

海洋之心は光が底面から上部に向かって広がっていくラインが見える仕上げで、これも海中をイメージさせてくれるデザイン。よくあるグラデーション仕上げではあるものの、光の反射具合をうまくデザインしているわけだ。正面から見ると最近はどのスマホもほぼ同じ外観だが、背面側に工夫をつけることで各社は差別化を図ろうとしている。機能だけではなくデザインにも注力しているOPPO、2020年はさらなる躍進が期待できるだろう。

海洋之心もグラデーションのかけ方がうまい。