デジモノステーション 家電アワード2019 – 石井和美 SELECTION

  • Toshiba LifeStyle
    F-DX series

    東芝ライフスタイル/大清快(F-DXシリーズ)
    実勢価格:16万2320円 (14畳・RAS-F402DX)
    メーカー公式ページ

    風を感じにくい「無風感冷房」を搭載。「温冷熱センサー」が、人が暑がっていると判断したら強めの風で冷やし、快適と判断したら「風カットルーバー」が吹き出し口をふさいで体に感じにくい風を送る。冬はセンサーが体表温度を検知し、冷えた足元めがけて温風を送る。

今年も革新的な愛しい家電に
出会えました!

この夏、導入して感激した家電があります。家電レビュー用に用意した「家電ラボ」でエアコンを新調したのですが、すこぶる快適なのです。それがこの、東芝ライフスタイルの『大清快RAS-F562DX』(DXシリーズ)。空気清浄機能「プラズマ空清」を搭載している「大清快」の新シリーズで、新たに搭載された「風カットルーバー」による「無風感冷房」が特徴です。最上位モデルではないため、価格も控えめで高機能という点にも惹かれました。使ってみて驚いたのは、そのパワー。最初は設定温度に近付けるため、ルーバーが上を向いた状態で、勢いよく風が出ます。エアコンは、設定温度に達するまでは風も強く、音も大きめになるので、なるべく早く安定状態に達してほしいのですが、これはそのスピードが早い。設定温度に近付くと風が弱まり、音が小さくなり、消費電力も低くなります。部屋の温度が設定温度になると、2枚の上下風向ルーバーが同時に上向きになり、吹き出し口の内側に格納されている「風カットルーバー」が開きます。風カットルーバーは小さな穴がたくさん空いた板。これが上下風向きルーバーの上部分の吹き出し口を塞ぐように降りてきて、強い風を堰き止めながら、やわらかな風に変えてくれます。これまでちょうどエアコンの風が当たる場所で仕事をすることが多く不快だったのですが、肌に直接当たらなくなりました。部屋全体はしっかり冷えつつ、寒さを感じないのはうれしいですね。さらに冬の暖房機能も快適。「温冷熱センサー」を搭載しており、体表温度を検知して冷えやすい足元に温風を届けてくれます。暖房時もパワフルで、すぐにポカポカ。上下ルーバーはワイドサイズで遠くまで温風を届け、部屋全体がムラなく安定するので、とても心地良く感じられます。また東芝独自の「楽ダストボックス」も助かっています。フィルター自動お掃除で溜まったホコリは、付属のお掃除ノズルを掃除機のホースにつけて吸引できるため、とてもラク。冷房や暖房、お手入れの手軽さも含め、大満足しています。


  • 三菱電機
    ブレッドオーブン

    実勢価格:3万3000円

    1枚焼きのトースター。上下フラットヒーターと密封断熱構造が熱を効率よく伝えつつ、食パン内の水分と香りを閉じ込め、焼き窯から取り出した焼きたて食パンのおいしさを再現する。トーストは耳まで柔らかく、フレンチトーストもふわふわの仕上がりに。

2位は、三菱電機の『ブレッドオーブン』。1枚しか焼けないのに3万円以上という価格にもかかわらず、初期ロットは完売しました。他ではない「フワフワのミミ」やスフレのような「フレンチトースト」にどハマリ。カリッとした歯ごたえよりも、焼き立てのような香りと甘みを楽しめる画期的な製品で、テーブルの上で焼けるというのも新しいですね。


  • iRobot
    ルンバi7+

    実勢価格:14万2860円

    最大10フロア分の間取り図を作成し、ルンバ自身が正確な位置情報を把握しながら家中を効率的に掃除。特定の部屋のみ掃除したり、曜日や時間ごとに掃除する範囲を自在に選べる。クリーンベースがダスト容器内のゴミを自動で収集するため、ゴミ捨ての手間を大幅に軽減。

革新性で衝撃を受けたのは、3位のiRobot『ルンバi7+』。ルンバ自身が正確な位置情報を把握し、部屋を無駄なく効率的に掃除してくれるうえ、「キッチンだけ」「子ども部屋だけ」といった指定ができるので、一部だけ掃除したいときも重宝しています。そして、ダスト容器内のゴミを自動で収集してくれるクリーンベースがスゴイ。毎回ゴミを捨てる必要がなく、ゴミ捨ての頻度が大幅に減って大助かり。価格は高いものの、クリーンベース付きを選んで正解でした。


  • ティファール
    クックフォーミーエクスプレスCY8521JP

    実勢価格:4万4910円

    液晶画面のナビ通りにボタンを押し、食材を入れるだけで料理ができる電気圧力鍋。210種類の多彩なレシピのほか、季節ごとに1週間分のレシピも内蔵し、毎日の夕食づくりに活躍する。圧力調理、炒める、煮込む、蒸す、炊飯、保温機能、再加熱のマニュアル調理も可能。

毎日の料理作りに欠かせなくなっているのが4位のティファール『クックフォーミーエクスプレス(CY8521JP)』です。今年は各社から電気圧力鍋が次々販売されたので色々なタイプの電気圧力鍋を試してきましたが、これは圧力調理の早さが圧倒的でした。理由は1200Wと消費電力が高く、自動排気機能を備えているため、強制的に減圧してくれるから。レシピ数も210種類と豊富で、身近な材料で作れるものが多く、栄養たっぷりな家庭料理も多いのも特徴です。これを使うようになってから、毎日悩んでいたレシピ決めも時間がかからなくなりました。自分で作るよりも美味しく仕上がる場合も多く、少々気まずいときもありますが、家族にも好評です。


  • パナソニック
    ジェットウォッシャー
    ドルツ EW-DJ72

    実勢価格:1万3420円

    歯間の食べかすや、歯ブラシで浮かせた歯周ポケットの汚れを水流で洗い流す口腔洗浄器。「超音波水流」を搭載し、小さな気泡が弾けるときに起こる強力な衝撃波が水流だけでは取りきれなかった汚れを弾き飛ばす。水流の刺激が歯茎を健康にみちびく効果も。

5位のパナソニック『ジェットウォッシャードルツ(EW-DJ72)』は、超音波水流でブラシの届きにくい部分の汚れをしっかり除去してくれます。コンパクトなコードレスタイプもありますが、これは水をたっぷり約600ml使うので、歯磨き後に使うと口の中がスッキリ。水流の強弱も好みに合わせて直感的に操作できるのも便利ですね。

 

我が家は共働き世帯で子どもが2人、毎日とても忙しいのですが、これら5製品を導入したことで生活のクオリティが上がりました。私が家電を導入する基準は、その家電を使用することで毎日がより楽しくなる、ということ。家電は生活に密着した必需品が多いですが、単に道具として利便性のためだけに使うのは味気なく感じます。上の5製品を使い始めてから、いつもより室内環境が快適になったり、夕飯が美味しくなったり、鏡を見るたびに気になっていた歯ぐきの状態もよくなってきたり、心が明るくなったように思います。今年もさまざまな家電を取材し、実際に使ってみたことで、よい家電にたくさん出会えました。来年もまた革新的な家電が登場することを期待しています。

 

  • 石井 和美
    ライター・家電プロレビュアー

    白物家電を中心に製品レビューを得意とする。テストスペースとして守谷市に一戸建てタイプの「家電ラボ」開設し、冷蔵庫や洗濯機など大型家電の検証も。弊紙では主に『徹底比較レビュー』を担当。家電blog管理人。