ドイツ国境警備特殊部隊のために開発された時計が復刻。マッシブな作りに惚れ惚れする

ドイツの時計ブランド「ジン」は、1961年にフランクフルトでパイロット用の時計を作り始め、以後、パイロットのみならず特殊部隊などにも装備品を提供してきた実績を持つ。

その中のひとつであるミッションタイマー『EZM 1』は、1997年にジンがドイツ国境警備特殊部隊の税関中央支援グループ「ZUZ」のために開発したチタン製のクロノグラフ。一般的なクロノグラフのようなインダイアルがなく、クロノグラフ分針をセンターに配置することで、ミッションに要する時間を瞬時に把握できるようにしたモデルだ。当時、ZUZの隊員20名全員にこの時計が支給され、任務を遂行したという。

この伝説的な時計が誕生してから20年が経った2017年。このモデルにオマージュを捧げた『EZM 1.1』(78万8400円)が、世界限定500本で発売されることになった。

クロノグラフ分針のみならず、一切のインダイアルをなくしている点もオリジナルモデルを踏襲。また、60分の積算計もセンターに配置しているため、普通に時刻を確認するように経過時間を読み取れるのだ。

当然、特殊部隊のメンバーが過酷な環境で使用するため、それを想定した設計も抜かりない。ガラスの曇りを防ぎ、湿気からムーブメントを守る「Ar ドライテクロノジー」や、表面を硬化させキズを防止するテギメント加工のケース、さらにはドイツ工業規格DIN8308の耐衝撃性、DIN8309の耐磁性を実現するなど、その作りはタフだ。

今回の復刻版は専用のボックスに収められており、交換用のカウレザー・ストラップとストラップの交換用具、スペアのバネ棒が付属しているので、例えばジャケットに合わせるときにはレザーストラップで……なんてことも可能。

日常生活ではオーバースペックとも言えるマッシブな作りだが、特殊部隊の装備品を身に着けるって、なんだか男ゴコロを刺激されない?

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Sinn『EZM 1.1』