冷え性になるのは女性だけじゃない。30歳を過ぎたら男も温活!

目のクマから鬱まで!?男の温活、事始め

温活という言葉を聞いたことがあるだろうか。実に2000億円市場にもなろうとしている、今注目の健康分野だ。『健康産業新聞』によると「女性の8割以上、全国民の7割が冷えを抱えている」のだという。冷えはもはや国民病と言っても過言ではない。

それを背景にしての温活ブームである。男性はとかく「汗っかきで、冷え性ではない」との思い込みが強い。そこで、下にチェックリストを用意した。該当数が多いほど、冷え性である確率が高い。若い頃とは違い、30歳も半ばを過ぎると体と心に異変が訪れる。原因の最たるものが冷えという説も。そこで今回は男の温活について考えよう。

□ ビールやシャンパンが好き
□ 寝つき・寝起きが悪い
□ 睡眠時間は6時間以下
□ タバコを吸う
□ 食欲がない
□ ストレスを感じている
□ 運動不足だ
□ 風呂はシャワーが多い
□ 暑がりで、顔によく汗をかく
□ 集中力が続かない
□ やる気が出ない
□ 最近イライラすることが増え

個々人の筋肉量や代謝量にも左右されるが、上記のリストで4つ以上チェックが入る人は要注意。そして8つ以上入るならば、隠れ冷えがかなり進行していると考えるべし。

男は“冷えない”という勘違いが、様々な体の不調を生み出している

なぜ、冷えはよくないのだろうか? それは、あらゆる不調のもとになるから。筆者の専門とする美容の観点からいうと、血行が悪くなると肌の調子が悪くなる。肌色がくすみ、目の下にはクマができ、シワが刻まれる。そう、老けて見えるのだ。

また、体全般を見渡してみると冷えにより胃腸の働きが悪くなって消化不良を招き、下痢や便秘にもなりがち。免疫を下げるので風邪等を引きやすくなり、アソコに血が巡らなければEDに。睡眠不足を起こして体内リズムが狂うと自律神経も乱れ、やる気が削がれ、鬱病等にも関係すると言われている。このように冷えの蓄積は人間にとって、QOL(Quality of Life=生活の質)の低下に密接に関わる。

まずは食生活と服装から!腹巻きの活用もオススメ

冷えの対処方法は大きく分けて2つの方向性がある。ひとつ目は、なるべく冷やさないこと。そしてふたつ目は積極的に温めることだ。
まず、見直すべきは食生活。サウナの後のビールのうまさを否定するつもりはさらさらないが、冷たい飲み物や食べ物は確実に体を冷やす。飲み会で乾杯の後は、焼酎のお湯わりや燗酒でも飲むべし。ささいなことだが、案外、大きく作用する。

また、筆者の人生にコーヒーは欠かせない。しかし、マドンナも採り入れている食養法・マクロビオティックによると、たとえホットでもコーヒーは体を冷やすと言う。そこで、コーヒーの前に朝に牛乳と甘酒を混ぜ、温めて飲んでいる。最近、そこに加えたのが『ダマイ サーマル スリム』というハーブティだ。

手軽に飲める紅茶のような粉末ドリンク。4つの植物成分を配合し、体の内側からじんわりと温めてくれる。ポッコリ腹やむくみにも◎。3g×30袋。

ダマイ
サーマル スリム
実勢価格:8424円

これは古来から中国で体を温めると珍重されている生姜とヒハツに加え、黒コショウから抽出した特許成分のバイオペリンを配合。さらに抗酸化作用で知られる茶の成分・カテキンを発酵させてできる赤い色素のテアフラピンをたっぶりと含有している。これが巡りを整えて、痩せやすい体へと導くという。たしかに、これを飲むと腹の底がじんわり温まる。

また服装も気をつけるべし。ありがたいことにパンツの中にタックインするのがトレンドの昨今、腹部の冷え対策にはもってこい。さらに冬はもちろん、夏でも普段から腹巻きを活用して欲しい。筆者も実は、ほぼ毎日着用している。腹部が温まると、体の調子が格段に良くなる。

休養を念頭にプラチナなどを練り込だメイド・イン・ジャパンの繊維を使用。吸湿発熱性が高いので温かいのに蒸れないという快適なイマドキの腹巻き。

ベネクス
ボディコンフォート ウォーム
実勢価格:4104円

愛用しているのは、ベネクスの『ボディコンフォート ウォーム』。リカバリーウエアとして名高く、特殊なPHT繊維と、吸湿発熱性の高いリヨセル糸を編み合わせた生地を使用しており。冷えから守る。生地が薄いので上に着る服にも響かない。

対策せずに冷えが進むと「冷えのぼせ」へ重症化

さらに入浴も大事だ。シャワーで汗や汚れは落とせるが、体を温めることは不十分。ゆっくりと浴槽に浸からなければ冷え対策にはならない。そんな時は入浴剤の出番。筆者が最も信頼をしているのは、やはり炭酸系だ。バスクリンの『きき湯』は温まるだけでなく、しっしん対策など機能性にも優れ、選べる種類がたくさんあるのがいい。

炭酸にクレイと重曹を配合し、乳白色に濁るタイプの入浴剤。肌荒れやしっしんがある人にオススメ。分包とつめかえ用もあり。360g。医薬部外品。

バスクリン
きき湯 クレイ重曹炭酸湯
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そして、悪習慣を絶ちきるのも欠かせない。冷えにもっとも悪いのはタバコ。吸うと血管が収縮して血流が悪くなる。体内の様々なところで必要とされるビタミンCを破壊し、活性酸素を増やして免疫が落ちる。

実はこのような冷えが慢性化すると大変なことになる。内臓など深部が冷え、手足など末端の水分代謝が上手くできないと体はせめて頭部だけは温めなくてはと反応する。顔や上半身だけがのぼせる「冷えのぼせ」へと悪化。汗をかくから冷え性ではないと勘違いし、重症化する。

もはや冷えは女性だけの問題ではない。男も30歳を超え、何も対策をしなければ冷えが進行。もはや子どものように生命が漲る存在ではないと自覚すべきだ。男の温活、今すぐ始めよう。

藤村岳(ふじむらがく):大学卒業後、編集者を経て独立。シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論で、総合情報サイトAll Aboutの「メンズコスメ」ガイドなどとして活躍中。最新著書に『一流の男はなぜ爪を手入れするのか?』(宝島社)がある。

『デジモノステーション』2018年1月号より抜粋。

関連サイト

男性美容研究所 藤村岳danbiken.net