世界で一番売れてるEVがフルモデルチェンジ。日産リーフならボタンを押すだけで自動駐車もできる!

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静かで快適なだけじゃない! 自動運転も使える進化した“未来のクルマ”

2010年に初代モデルが発売され、現在までに世界での累計販売が35万台を超えている最も売れている電気自動車(EV)が初のフルモデルチェンジ。フロントにモーターを搭載したFFというパッケージに変わりはないが、デザインを一新し、航続距離も初期型の2倍に当たる400km(JC08モード)まで延長している。高速道路での自動運転や自動駐車の機能にも対応し、日産が進めるクルマの「電動化」と「知能化」をリードするモデルだ。

日産
リーフ
実勢価格:315万360円~

【SPEC】
サイズ:W1790×H1540×L4480mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1490~1520kg
乗車定員:5人
最高出力:110kW(150ps)
最大トルク:320Nm(32.6kgm)
航続距離:400km(JC08)
充電時間(普通充電):16時間(3kW)、 8時間(6kW)
80%までの充電時間(急速充電):40分
バッテリー:40kWhリチウムイオンバッテリー

 

Front

Rear

Side
Side

動力の電動化だけでなく知能化も実現したクルマ

初期型モデルが誕生してから7年が経過し、『リーフ』が初のモデルチェンジを行なった。日産では、交通事故や渋滞、環境問題などクルマが生み出す諸問題の解決のためには「電動化」と「知能化」が不可欠として、この2つに対応するクルマを「インテリジェトモビリティ」と呼んでいるが、『リーフ』はその最前線に位置するモデルだ。

今回のモデルチェンジで最も大きく変わったのは外観のデザインと航続距離のアップ、そして自動運転機能への対応だろう。外観については、素直に「カッコ良くなったな」というのが第一印象。今回の試乗車は単色だったが、2トーンカラーとしたモデルは、よりそのデザインが際立っていると感じた。

航続距離はJC08モードで400kmとされ、これは初期型の倍に当たる数値。バッテリーの外形サイズは変わっていないとのことだが、7年で航続距離が倍になると考えるとEVの進化の速さを感じさせられる。実際には、100%充電の状態で乗り込んでも、メーターなどに表示される走行可能距離は300km弱だったが、実際の走行でもその程度は不安なく走れそうだ。

自動運転機能である「プロパイロット」への対応は日産車としては3車種目だが、長距離移動を圧倒的にラクにしてくれる技術であることは間違いない。特に渋滞時の停止と発進を繰り返すような場面では本当にありがたく感じる。ブレーキを踏んで停止しても、ハンドルのボタン操作で追従状態に復帰可能だ。

そして抜群に良くなったと感じたのが自動駐車機能。これまでもハンドル操作をしてくれる機能は存在したが、シフト切り替えやアクセル、ブレーキ操作は自分で行なわなければならなかったが、今回はボタンを押しているだけで完全にクルマ任せにできる。この部分だけでも、このクルマがほしくなる人は多いのではないだろうか。動力が電気になっただけでなく、知能化によってさらに魅力を増したといえる。

パワーアップを果たし航続距離も400kmに

パワートレインも新型を採用し、最高出力が80kW(109PS)から110kW(150PS)、最大トルクも254Nmから320Nmへとパワーアップ。EVの魅力の1つである加速性能をさらに向上させている。
航続距離延長のためにバッテリーも大容量化。前モデルは24kWhと30kWhの2タイプがラインナップされていたが、今回のモデルは40kWhとなった。

進化した自動運転機能で運転が圧倒的にラクに


「プロパイロット」の機能はハンドルの右手側ボタンでON/OFFや設定が可能。前方の車両や車線を認識すると、メーターパネルにもイラストで表示されるのがわかりやすい。車間距離の調整なども簡単にできる。

高速道路の単一車線での自動運転を実現する「プロパイロット」を採用。単眼カメラで前方の車両を捕捉し、その車両を追従していれば渋滞時の再発進も可能だ。加えて車線からはみ出さないようにハンドルの操作もアシストしてくれる。

アクセル&ブレーキもお任せできる自動駐車機能


駐車場の白い枠線を認識するとモニタに駐車枠が表示されるので、任意の枠を選ぶ。後はシフトレバー横のボタンを押し続ければ、ハンドルだけでなくアクセルやブレーキの操作も全てクルマが自動でやってくれる。

実際に何度も試してみたが、駐車の操作はかなり“上手い”。自分でやるよりも圧倒的に上手でスムーズなので、この機能だけでもほしいというドライバーは多いだろう。スムーズな制御はEVならでは。

ワンペダルで操作できるなどEVならではのUIを採用


専用のカーナビを搭載し、近くの充電スポットを検索可能。ネットワークに接続されているので、現在そこのステーションが利用可能かどうかもわかる。エアコン使用による航続距離への影響がわかる電力消費計も面白い。


「e-Pedal」をONにすると、アクセルを戻すと回生ブレーキが強く効くようになる。そのまま停止もできるので、街中ではアクセルペダルだけで操作可能だ。

 

『デジモノステーション』2018年1月号より抜粋。

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リーフ(日産)